働く理由

ナーシングホームきらら看護の家を2022年1月11日オープン予定ですので、看護師・介護士の方の面接を行っています。応募をする理由はみなさん様々で今までの経験を聞いていると人柄が見えてきます。


外壁が出来上がりました

看護師だから介護士だから○○は出来ないではなく、お互いご利用者のサポートをするのは同じなので、忙しい時は手伝ったり、わからない時は専門職の意見も聞きながら、何ができるのかを考え、ご利用者さんの満足度を高められたらと考えています。なので人間性をとても大事にしています。

5年後、10年後にはどうありたいのか?希望・要求などは結果が出れば評価は変わり、人事評価により待遇などは見直す事はお伝えします。良いご縁が出来たらと思い、毎月の固定給は近隣相場を調べ、他より高く設定しているつもりです。

今までの給料がさがってでもがんの方・難病の方・医療依存度の高い方を受けいれ、困っている方のお役に立つ施設を目指すという私達の挑戦を一緒にやってみたいと思われる方もいて嬉しい限りです。

給料は、会社の売り上げや利益によって出せる金額があります。給料が高い公立病院・市が運営している病院などは、どこかに吸収されたり、民営化されて給料が激減する事もあるそうです。なので実際にどんな会社なのか、特徴や不自然かどうか見極めないと、自分の求めている要求は続かないのです。

自分で居場所を見つけて、自分の要求している分は、ご利用者さんの満足度をあげる事に努力する事やスキルをあげる事、がんばろうとする事による経験が役に立つと意識している人はどこでも上手くやっていけます。

聞いた話ですが、認知症の方の対応で15時になると外出しようとする方がいたみたいです。その時間はおやつの時間だったのですが、おやつですよ!と言っても食堂に来なかったみたいです。

そこで何か良い方法はないのかと、その方の今までの環境や職業、生き方などを知り、外出しようとすると、会議ですよ!と言ったそうなんです。すると、今までの職業で会議が毎日のようにあったみたいで、言葉を変えただけで食堂に来るようになったという話でした。

自分の言っている事は正しいのにどうして相手は動かないのか?自分は正しい、相手が間違っていると考えていればこのような結果になるのでしょうか?

相手の事を理解して、相手が動く理由を探したりして目的を達成するにはどうしたら良いのかを考えた結果、誰もが困らずに状況が良くなることもあります。

柔軟な対応と向上心、社会に役に立ちたいという欲求があれば何歳になっても働く事は可能かもしれないし、その方に会わないとわからないと思い、年齢は関係なく77歳の方も面接を行う予定です。

働く理由はそれぞれですが、こちらも今までの経験や行ってきた事を教えてもらえますし、スタッフの知り合いの方がたまたま面接に来たり、先輩が来社してきて偶然にあったりなどで、新たなご縁もありとても面白いです。面接はお互いを知るきっかけなのでお気軽に来て頂けたらと思っています。

畑では、玉ねぎの苗が雑草にうまったり、ジャガイモが雑草に埋もれていたり、思うように芽が出てなかったりしてます。芽が出るのも努力した数だけだと思い、100個ほどじゃがいもを定植しました。


雑草を抜き、ジャガイモを定植したあと 左5畝ぐらい手つかず

介護の初任者研修

介護の勉強の為に初任者研修に行っています。講師の方が毎回違うのですが、みなさん素晴らしい先生です。

障害の理解の授業の時には障害は短所のように感じるが、完璧な人もいなく短所は必ず持っているというという考えで、誰でもあり個性として考えるとありました。

それを特別視する事が差別につながるとありました。障がい者や健常者が分断されるのではなく、ともに生活するのが本来の在り方であり、望ましい社会の在り方だという考えの「ノーマライゼーション」の考え方も1950年代からありました。

障害者基本法(昭和四十五年五月二十一日法律第八十四号)の中の第三条(地域社会における共生等)の中に
1、全て障害者は、社会を構成する一員として社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会が確保されること。
2、全て障害者は、可能な限り、どこで誰と生活するかについての選択の機会が確保され、地域社会において他の人々と共生することを妨げられないこと。
ともあるのです。

介護の事を勉強するにあたっても障害者との関りも勉強するのに、今までに行ってきたグループホームの説明会の時に介護の仕事をされている方がいましたが、どうして近隣にグループホームをする際には、勉強しているのにどうして反対するのだろうと思いました。

なんでもそうですが、常に自分事と考えるか他人事として考え、今の生活を守るために、グループホームができたら困ると考えるか、身内が障害を持っていたら、子供がそうであったら、親なき後の面倒をどのようにしたら解消できるのか?など自分事として考えられるかだと思います。

不動産・介護の仕事をしている人・民生委員会の人でもグループホームの反対者はいたので、結局どんな仕事をしているかより、どのように関り、相手の悩みやニーズをとらえるのか?検証はできるのか?どんな人なのか?そんな所をみるようにしています。

土曜日には、ももじぃの薬草酵素温浴に行き、酵素温浴で使われていた米ぬか・飛騨産 自然木の炭パウダー・漢方薬草10種類の入った酵素を分けてもらいました。
毎回心理カウンセラーの奥田さんに色んな方を紹介してもらったり、お世話になっているのです。その時も、箕面市で自然農法で畑を行い、アロマやリンパマッサージをされている方をご紹介してもらったり、ももじぃの薬草酵素温浴の横山社長も紹介してもらいました。

素質論で見ても話が合うと思ったのでという感じで、ご縁を頂けました。早速、畑にまき、また野菜を作るうえでこだわりが出来ましたので、どんな野菜になるか観察したいと思います。

ジャガイモは、芽が出てないのが多かったので、雑草をとりながらまた種芋の定植を130本ほど行い、少しだけ畑をきれいに出来ました。土日と1日中畑でした。

本物ケア

「本物ケア」という言葉に興味を持ち本を読んでみました。利用者の方が歩けないと言えば車いすを用意して移動するなど必要以上に手を差し伸べて客受けの用意サービスを行う。しかしそのような事をする事により、利用者の残存能力の発揮機会は少しづつ失われて、知らないうちに寝たきりの状態になっていく。

そこにリハビリを取り入れなんでもして差し上げる必要はなく、日本一不親切な親切でもっと自分で出来る事を知って頂こうというポリシーを持っている本物ケアを実践している会社の話でした。

利用者の自立のために必要な課題を見つけ出し、ホープ=希望・目標などを導き出し取り組んでいるのです。悪くなった所をリハビリで完全に元に戻すという点を重要視するのでなく、利用者の方が生活ができるようになり、希望や目標に目を向け、少しづつ出来てきた事による生きる自信を取り戻してもらうように自立支援をしているのです。

デイサービスもバリアフリーでなくバリアアリーで日常生活が出来る事を目指すのであえてそのようにしたそうなのです。

高齢者だけでなく障がい者も含めて、子供から高齢者までのトータルケアサービスを行っているのです。そしてグループ内に内科・リハビリ科を備えたクリニックを創設しているのです。

読んでいてすごい!と思う事ばかりです。地域の課題を解決するために訪問リハビリから行い、あらゆるサービスを展開して包括ケアサービスに取り組んでいるのです。

また違った会社で建設会社が障がい者のグループホームの建設を何棟も行ったり重度身体障がい者のグループホーム、医療的ケア児者のためのレスパイトケア施設、こども食堂、就労継続支援B型などを支援している会社があったのです。

しかもナーシングホームについて取り組もうとしていて、社会的課題の解決に取り組もうとされているのです。しかもコンサルタント費用などは一切取らないのです。

社内では、みのおのまち商学校の受付がはじまり、訪問マッサージ師による「肩こり・腰痛困っていませんか?」の講座はすぐに満員になり、違う日程をお客さんに応じて設定して、講座を受けた方がとても満足されて、また施術を受けたいと希望して頂けました。

訪問看護では人生の最後を考えるきっかけになるもしバナゲームにより、その方の価値観などをお聞きする事ができました。

私も初めて参加したのですが、以前にサイモントン療法の勉強会に何回か参加していたので、その人の価値観やどのように向き合うかはとても大事な点で、もしバナゲームは聞きだすきっかけになると思いました。

他にも患者さんの意思決定を支援するためにアドバンス・ケア・プランニング(人生会議)により、将来の医療及びケアを具体化することを目標にする事もあるそうなのです。

目の前の関わりによりサービスが広がり、さらに満足度をあげる取り組みをしている事は誰かの為にというあつい気持ちとどんな事もやってみるという考えがないと出来ないですし、理念・生き方は目の前の人により磨かれるものだと思いました。

ご縁や勉強を通じて私達の出来る事を広げていけたらと思っています。

その人の人生に誰よりも真剣に向き合う

この人には伝わらない、苦手、相性が合わないなど色んな関わりたくない理由はあるのかもしれませんが、その原因は相手であり、自分が正しいのでしょうか?

いま目の前にある出来事に関わりたくないという理由で、他人に任せる事でストレスがなく過ごしたい、やっかいな事は避けたい、したくないというのも良いのかもしれませんがそのような事を繰り返すことで、視野が広がったり、自分の欠点を見直すきっかけになるのでしょうか?

人に聞かないと答えはでないのでしょうか?自分に問いただしてわからないのでしょうか?

勉強会で聞いた話ですが、営業マンの1日のスケジュール・日報をチェックしていてある事に気付き、正直に書いているグループと適当に書いているグループをわけたそうです。適当に書いてあるグループの方が成績が良かったそうで、1週間営業を辞めたらどうなるか?という実験をしたそうです。

すると、売り上げ成績の良かった適当に日報を書いているグループは売り上げがさがり、正直に書いているグループの売り上げ成績は変わらなかったのです。

これはどうして違うのか?

営業は問題を解決する事、役に立つことが仕事なのですが、日報も適当であることから自分の都合の良いように取り組んでいた結果でもあり、人との関りに違いがあったのです。お互いの信用は1週間営業に行かなくても正直に相手の事を考えて向き合っているグループには日にちなど関係がなかったのです。

この話を聞いて、常に真剣に向き合う事、人間性を磨いているのはどっちのグループなのだろう。そして、そのような方は人を選ぶのでしょうか?相手が悪いと考えるのでしょうか?相性が悪いと言って考える事や辞めたり、あきらめたりして他人にまかせるのでしょうか?みんな役割が違うのに人の批判をするのでしょうか?

ある会社の社長は、その人の人生に誰よりも真剣に向き合うと考え向き合っている住宅メーカーの社長です。10数年ぶりに人間主義経営学でお会いし、そのあとに久しぶりに話を聞きました。

まずはその人のライフプランを一緒になって真剣に考えるそうです。家族構成、お金の支払い、どのような人生を歩みたいのか?どのような生活がしたいのか?など何度も話し合うそうです。

しかもその方に携帯電話を教えていつでもかけつけるのです。仕事とプライベートという携帯番号をわけるとかしないのです。朝、水が出ないそんな事でも管理の仕事を任されているわけでもないのに、その問題が経験があり、自分で解決できることは時間・日時に関係なくかけつけ、お手伝いをするとの事です。

まさに真剣に向き合うを実践してるのです。社長になるまでは他の建築会社で10年連続営業成績が1位の方にどうしたらトップになれるか相談に行き、その人に教わりに行き、全国で1番になったそうなのです。その時に今までにトップだった人は祝福してくれて本当に良い人だそうです。

いま、抱えている問題を乗り越えたり、解決する事は自分の器を大きくしたり、人との信用を築けるきっかけだと考えるとどう対応がかわるのでしょう。

私達は健康に関わる商品を通販していますが、電話の対応で2時間近く話したり、お客さんのご自宅に行き、ご家族に話をしたり、その方のお友達のがんの方に励ましてほしいと言われたので会いに行ったり、病室から死ぬ間際に色々迷惑をかけたけどありがとうとメールを頂いたり、亡くなってからその方のご自宅にお伺いしたり、私はいろんな経験を行ってきた事もありました。この経験は私にとっては原動力です。

今はスタッフに任せていますが、お客さんとの会話に2時間近く話をしたりして、何かを学ぼうとしたり、問題解決の役に立とうと考えてくれています。

ただ通販事業・訪問看護・訪問マッサージなど全員のスタッフがそのような考えまでに至りませんので、人間は教育する事により人間であるという言葉を聞いたので、人を活かすためにいかに考えるかなども行い、反省しながら進んでいけたらと考えさせられた再会でもあり、勉強会での話でした。

週末には草刈り、玉ねぎの収穫、マルチをはがして、畑の整理など暑さに関係なく行っています。暑い日が続く中、どんな環境でも玉ねぎも新しい根をはり生き抜こうとしています。私達はこの玉葱を加工品にして、本当にこだわって育てた野菜でどこまでの加工品にできるのか?挑戦中です。スタッフを巻き込み無理ばかりをお願いしていますが、野菜にも生命があるので、時間にも限りがあります。


何本か根が生えて暑さに負けずに生きています。

私達が作った玉ねぎドレッシングが編集者の目にとまり、掲載される事になりました。評価のポイントは大阪産で自家菜園の玉ねぎ、あとこだわりなどです。

値段で選ばられるのも良いのですが、その人と付き合う価値で選ばれる。そのためには磨く事、勉強はいつまでも続き、一生挑戦です。


暑さの中勢いよく茎をのばし、葉が大きくなりカボチャが育っています。暑さに負けない野菜です。

2日間の見学

大和当帰(やまととうき)を作っている奈良県の農家さんに会いに行きました。トウキの根は生薬として主に婦人薬として使用され、冷え症用薬、保健強壮薬、精神神経用薬、尿路疾患用薬等の処方に高頻度で配合されます。

葉の部分が平成24年より「非医」扱いとなったことから、奈良県の6次産業を推進している方の紹介で大和当帰の葉が薬膳スープカレーに良いのではと提案して頂き、お話を聞く機会を頂きました。

大和当帰は茎が赤いのが特徴らしく、北海当帰(ほっかいとうき)・日向当帰(ひゅうがとうき)は茎が緑色らしいのです。当帰はセリ科の多年草本でセロリのような香りが特長です。


大和当帰

しかもここの農家さんは、有機JAS認証を取得しており、ビワの葉、桑の葉・柿の葉、ヨモギなどなんでも育てており、ハウスは200棟ほどあるそうなんです。

葉物につく虫についてどうしているか聞くと、野菜によってつく虫が決まっているため、土の中にいる虫が食べない野菜を間に育てて、食べるものがないようにしたり、ハウスの温度を高温にしたりしてを続けていくと、3年したら虫や雑草などがなくなるとの事。

しかも肥料は、色んな食品会社や加工会社から譲ってもらったりしてり、使わなくなった物を有効利用しているのです。そのため年間の肥料代も抑えれるとの事。

色んな葉などを乾燥させるのも色が茶色にならないように、乾燥方法にもこだわっているのです。色んな工夫をされていてとても規模が大きい農家さんです。

次の日は岐阜県に行き、ナーシングホームの見学に行きました。がんの方がどのように過ごしたいのか?誰といたいのか?を実現してくれる施設です。

コロナ禍でも面会はOK、部屋での泊りOK、好きなものは食べても良いですし、買い物や外出もOKなのです。どのように過ごして病気と向き合うのかをサポートする施設なのです。

今までに何年もナーシングホームをされている方と話をすると、がんでどのような最期を送るかを考えて入所されるとの事でした。そこから良くなる方はいるのか?も聞きました。そしたら今までにないとの事でした。

それを聞いて愕然としました。私は医者に見放された方がその人の生きる気持ちと努力で治した方を知っていますし、そのようなサポートを行っているからです。

岐阜県から帰る車の中で、訪問看護のスタッフに電話をしました。それは私達もそのような方と向き合うけどやってみたいか?できるか?と確認をしました。

生きるためにどのような選択法があるのか?私達が力を合わせて、なんとか1%でも良くなる確率が上がればと思っています。その日は、朝3時半に目が覚め、5時過ぎぐらいから一人でドライブしました。


豊能町にある法輪寺からの景色

豊能町の法輪寺に初めて行き、入り口には「一生の終わりに残るものは、自分が集めたものでなく、自分が与えたもの」と書かれていました。

加工会社で入らなくなった野菜くずなどを使い肥料にして野菜を育て、仲間も増やして大規模化された農家、がんの方が安心して過ごせるナーシングホーム。私達なら自然・心の調和・良くなる可能性なども伝えれるかもしれません。

心の思うがままに動けばすべての出来事が色んな意味がありつながって行くのかもしれません。