セラピードッグのいる施設を見学

先日、大阪市淀川区十三にある「介護老人福祉施設 寿里苑ラピス」さんへ、スタッフ2人と一緒にセラピードッグを取り入れた施設の取り組みを見学に行ってきました。
今回見学させていただいた目的は、私たちが運営する「ナーシングホーム きらら看護の家」でも、セラピードッグを取り入れることができないか検討するためです。

施設に行くと、ゴールデンレトリバーの大型犬が迎えてくれました。とてもでかいです。人なつっこくて寄ってきてくれます。


今回は、実際に施設で犬と一緒に生活するうえで気になる、アレルギーの事や散歩の事、お世話のことなどを色々と質問させていただきました。

施設の事務所が1階にあり、主に事務メンバーで散歩に行っているとのことでした。住まれている入居者さんは2階からになりますので、デイサービスを利用されている方なども1階に来て、セラピードッグと触れ合ったり自由にしているそうです。

お話をお伺いしているときも机の下にいたり、寄ってきてくれたり自由にしています。
事務所の中でも「ここが犬の場所」と決められているわけではなく、好きなところへ行って、好きなところで寝ているそうです。

ナーシングホームのご利用者さんの中で犬を飼っていた方やご家族が犬と一緒に会いに来ることもあります。施設での暮らしの中に、動物と触れ合う時間があることは、利用者さんの楽しみの一つになるだけでなく、会話や交流が生まれるきっかけにもなるのではないかとお話を聞いて感じました。

毎日の生活の中に楽しみや癒やしがあり、「ここで暮らしてよかった」と思ってもらえる施設をどうつくっていくか。
セラピードッグも含めて検討していきたいと思いました。

学校・井戸・マンゴー収穫体験 in カンボジア

カンボジアで高山さんが支援を募って建設した学校や井戸も見学させていただきました。

学校では、靴をきちんと並べることや、ゴミを拾うことなど、高山さんは徹底して教えるなどを行ってきたそうです。

カンボジアでは、ゴミの処理を自分たちで行わなければなりません。また、水も雨水を飲料水として利用している地域があります。そのため、乾季になると深刻な水不足に悩まされるのです。

そこで建設された井戸は、23世帯の家族で共同利用されていたりします。学校で蛇口をひねれば水が出るのも、井戸があるおかげなのです。


過去には井戸に落ちて命を落としてしまう方もいたそうです。そんな悲しい出来事もありました。高山さんはこれまで300基以上の井戸と18校の学校建設に関わってこられました。

また、ドライマンゴーの原料となるマンゴーの収穫にも参加しました。私も手伝わせていただきましたが、とても暑い中、長い網の先を枝に引っ掛けて収穫します。

毎日のようにマンゴーを食べていましたが、本当においしかったです。

現地の方は、熟したマンゴーだけでなく、まだ熟していない固いマンゴーもよく食べるそうです。

自然栽培のマンゴーは4月から6月に収穫され、とても安い価格で取引されています。しかし、化学肥料や消毒を行い、収穫時期を7月から2月までずらすことで、価格は約8倍にもなるそうです。

高山さんの会社で使われているマンゴーやバナナは、もちろん自然栽培のものです。しっかり熟してからドライマンゴーやドライバナナに加工されます。どちらも本当においしく、ドライバナナにはメルトも使われています。

今回の見学では、
「がんばるな、楽しめ」
「本質で考えるのか、都合で考えるのか」
「理解できないことを理解しようとすること」
「人それぞれの感覚の違いに気づくこと」
など、多くのことを学ばせていただきました。

実際に現地で見て、聞いて、体験したからこそ学べたことがたくさんあり、とても貴重な経験となりました。

看護ホスピス めぐみの家で学ばせていただいたこと

大阪府豊能郡豊能町には空き家も多く、最新の住宅・土地統計調査では空き家率約8%、高齢化率約50%と、約2人に1人が高齢者となっています。ナーシングホームきらら看護の家でももうすぐ満床となる中、お問い合わせも多く、地域のニーズの高さを日々感じています。そこで、空き家を何とか活用できないかと思い、池田市にある看護ホスピス めぐみの家を見学させていただきました。

玄関を入ってすぐの場所にはエレベーターが設置されていました。また驚いたのは、個室だけでなく相部屋にもニーズがあるということです。もちろん相部屋の方が費用は抑えられますが、その部屋には必ず看護師または介護士がいます。夜間は利用者さんが9人以下ですが、二人体制で看護師と介護士が常駐しているため、とても安心できる環境だと感じました。

それともうすぐ花見シーズンなので利用者さんへの楽しみとして、介護タクシーなどを利用して外出を計画しようという話をしていました。その際に費用はどのように考えているのか、施設側でどこまで負担するものなのか気になったので質問しました。めぐみの家さんではすでに花見やさまざまなイベントを企画し、利用者さんと一緒に外出されているとのことで、とても勉強になりました。

めぐみの家では、小児から高齢者まで、医療依存度の高い方や難病・がんの方なども受け入れることができ、さらに24時間面会可能で、ご家族の宿泊もできるそうです。厨房も見せていただきましたが、利用者さんのご要望を聞きながら、できる限り「食べられるもの」「食べたいもの」に応えようと、手作りで料理をされているのです。

本当に家庭的であたたかい対応をされており、学ばせていただくことが多い見学となりました。豊能町でも空き家を活用した取り組みができるように挑戦したいと思いました。

居住支援のいろいろな形

箕面市で居住支援のお手伝いをするようになり、思った事は家賃の壁です。

利便性の良い場所では、どうしても家賃が4万円を超える物件が多く、4万円以下で探そうとすると、粟生間谷周辺のアパートになることが多いのが現状です。女性専用の鉄筋のアパートを粟生間谷で保有していて家賃3万前後で、スーパーが極端に遠いわけではありませんが、坂が多かったりすることもあり、希望されにくいエリアでもあります。
実際に賃貸物件を探していると、「立地」と「生活のしやすさ」が課題になると感じていました。

そんな中、元社員寮だった寄宿舎を1棟まるごと借りて、居住支援をされている方のお話を聞く機会がありました。
その建物では、グループホームとして生活されている方もいて、部屋ごとで食事や入浴が自分のペースでできる環境です。
大きなトラブルもほとんどないそうで、とても安定した運営をされていました。

1棟を「転貸」という発想がなかったので、とても面白い話でした。
また、NPO法人だからこそ申請できる助成金を何度も活用されている方もいて、探せば本当にいろいろな支援の形があるということも学びました。

数日後には、生活保護の方を対象にアパート探しをされている方とお話しする機会があり、翌日には実際に運営しているマンションを見学させていただきました。

その方も、1棟まるごと借りて転貸及び全空室の物件購入をする形を取られていました。
しかも、相談は地域を問わず多く、「住む場所にそこまでこだわらない方が意外と多い」というのです。しかも生活保護の方を200人以上と関りがあり、200室以上の転貸や法人で所有して貸しているとの事です。

理由を聞いてみると、その会社では
・トラックでの引っ越し支援
・夜逃げのサポート
・移動費用の立て替え
・必要に応じた金銭の貸し付け
など、生活再建のための支援を一体的に行っていました。

入居契約と同時に、司法書士と連携して各種申請も進めるため、とにかくスピードが早いのです。
物件選びの基準も明確で、坂が少ない場所、スーパーが10分~15分で近くにあることを重視しているそうです。坂が多い地域では、管理人を配置し、日常の世話をする体制も整えていました。


米はまだ食べれてませんが、脱穀した後はわらを畑にまいて循環

さらに、就労支援、みんなで歌える場、居酒屋と提携した食事提供など、働く方と暮らしの満足度を高める事にも多く取り組んでいるのです。

この1週間、さまざまな居住支援の形に触れ、とても学びの多い1週間でした。

世界のごちそう博物館を訪ねて

無農薬で育てた玉ねぎを活かし、ドレッシングやスープなど自社加工所を作れないかと箕面市の商工会議所に臨時で来ていた担当の方に相談したところ、世界のごちそう博物館の本山さんを紹介してくれました。

本山さんは世界の料理を学ぶ旅を3年間続け、難民の方やさまざまな文化に触れた経験をお持ちだそうです。
「料理を通じて、世界の文化や、そこに生きる人たちのことを伝えたい」
その強い思いでお店を開業し、より多くの人に届けるためにレトルト事業へと進まれたとのことでした。

世界の文化や背景を伝えるためにレトルト食品のパッケージの内側にニュースのように情報がぎっしり詰まっています。食べるだけではない楽しさがレトルトに込められていて、とても素敵な伝え方だと感じました。

また、レトルトの工程では梱包作業や包装紙折りなどを就労継続支援B型事業所の方々が担っているとのこと。食と福祉が結びついている点にも強く共感しました。

工房では、レトルト釜、コンベクション、ブラストチラー(急速冷凍機)、冷凍庫などを置いた調理環境で具材が大きいので充填機は使わずにタッパーや秤を使って手作業で進めておられ、「1日6種類で300個作れる」とのこと。そんなに作れるのはすごいと思いましたし、この規模でもがんばれば十分な量ができるんだととても参考になりました。

私もカレーが好きなので全種類購入してみました。食べながら研究してみたいと思っています。