癌・抗がん剤・早期発見についての認識は?

日本SOD研究会報 No.170 号に『患者よ、がんと闘うな』の著者近藤誠先生と『大往生したけりゃ医療とかかわるな』の著者中村仁一先生が対談して作られた新刊『どうせ死ぬなら「がん」がいい』(宝島社新書)が紹介されていました。

その中で役に立った部分ですが、『抗がん剤の効果は縮小効果であって延命効果ではない。 抗がん剤はそもそも猛毒である。がんで死ぬのではなく、抗がん剤治療で苦しんで死ぬ。』

他にも 『抗がん剤治療を認可するときの“有効”という判定は“がんのしこりが一定程度小さくなる”しかもそれが4週間続く患者が2割いたら認可される。残りの8割は縮小効果すらなくても認可されてしまう。医者が“効く”というのは、がんが治る、延命するという意味ではない。言葉のまやかしなんです。

固形がん(胃がん、肺がん、大腸がん、乳がんなどのような固まりを作るがん)には抗がん剤は効かない。抗がん剤で治るがんは全体の1割。それも若い人の急性白血病、悪性リンパ腫のような血液のがんなどで、それも60歳を過ぎるとまず治らない。つまりは高齢になったら、抗がん剤は無意味』とも書かれています。

2005年に発刊された書籍で『抗がん剤は転移促進剤』著者臼田篤伸(うすだとくのぶ)先生の書籍の中には抗がん剤の性質と作用が記載されています。そのなかの抗がん剤の種類の一つのアルキル化剤は、第一次世界大戦中にドイツ軍が毒ガスとして開発したマスタードに起源をもつもので、正常細胞にも作用し、骨髄障害をはじめ多くの生物学的作用を示すと書かれています。他にもがんより怖い副作用・転移についても詳しく掲載されています。

この書籍に中にも薬は交感神経を優位にし、がんをさらに増殖させたり、転移する可能性がますような事にもふれています。がんを殺す白血球はリンパ球ですので、交感神経と副交感神経のバランスの重要性も紹介されています。この理論は安保・福田理論で、以前に福田先生を取材できた内容にもつながります。(『希輝通信』10号で掲載しています。)

『どうせ死ぬなら「がん」がいい』の内容に戻りますが、『がんで痛むのではなく、がん治療で痛むのだと今でははっきり言えます。余計な治療をすることで寿命は縮まるし、体は地獄の苦しみで弱る。いいことはひとつもない』と、このように思ったのは京都大学医学部を卒業され、以後現役で高雄病院院長などを務められた中村先生が、第一線を退かれ、老人ホームの診療所所長を務めたことがきっかけだそうです。

先生も以前、がんは治療するものと思っていたそうです。しかし老人ホームで、がん患者が余計な治療をしないおかげで痛みもなく安らかに衰弱死するのを70人近く診て、確信を持ったそうです。

がん検診の無意味についてですが、近藤先生は「うちには血圧計もないから自分の血圧すら知らない。血圧は少し高めのほうが長生きなんですよ。コレステロール値もしかり。日本人はコレステロール値が低い人のほうががんを含めた死亡率は高くなっています。メタボの入り口くらいの少し小太りの層が一番長生きです。さらに検診によるがんの早期発見は、患者にとって全く意味がないです。それどころか、必要のない臓器を傷つけたり取ったりしてしまうことで身体に負担を与えますから命を縮めます」

「よく、がん検診で早期がんが見つかって、手術できれいに取ってもらったから5年経った今も再発しないで元気でいる。私はラッキー、という話を聞きますが、本物のがんなら、見つかる以前に転移しています。なんの害もない、放っておいてもそのまま、もしくは自然消滅してしまうがんもどきでわざわざ手術をして臓器を傷つけたのだから、ラッキーではなく損をしたことになります」

などがん・抗がん剤・早期発見についても考えが変わるのではという内容です。このような情報も当店では丹羽先生のSOD関連の商品を扱っているおかげもあるのか、日本SOD研究会報誌が届きますし、丹羽先生も多くのがん患者を救っているので、内容もとっても勉強にもなります。

だが、このような他の会報誌の記事の件で、私達が知っている情報と全く違うことも書いてあったりするので、その際は事実確認もしたりすることもあります。日々、科学が進歩するおかげで概念が変わったりしますので、いろんな所から届く会報誌及び冊子で昔の情報が掲載されていたりし、とても情報について勉強になったり、調べたりするのに役に立ちます。

以前はタヒボだけをタヒボ茶専門店として販売してきましたが、今では健康サポート専門店を目指し、タヒボを愛飲して頂いているお客様にあらゆる情報を発信し、サポートができるニュースレターを発行できるようになっているのではと思っています。

次回発行の『希輝通信』12号には、日本がん難病サポート協会主催の『第2回統合医療研修会』の内容でマクガバンレポートやOTAレポートについても掲載しています。その中でも、抗がん剤をしない方が長生きするようなレポートも掲載しています。また発行が決まりましたらお知らせいたします。

日本SOD研究会報についてはこちら

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ファイティング・スピリット

   今回は、「幸せはガンがくれた」
川竹 文夫さんの書籍を読んでとっても良かった部分を抜粋して
 ご紹介したいと思います。

「幸せはガンがくれた・心が治した12人の記録」はこちら

 ギャレット少年は、手術不能の脳腫瘍で9歳。
 「毎日毎日、腫瘍のことばかり気にしえいるのが嫌でした。イメージ
 がどうとか、腫瘍がどうしたとか・・両親はいつも僕にイメージをし
 なさいって言うんだけど、僕は自分の人生がもっと普通で、平凡で当た
 り前で。

 腫瘍、腫瘍とばかり言って人生を送りたくなかった。しかし一方では、
 このまま自分は死ぬかもしれないという可能性を否定するわけにはい
 きませんでした。気がつくと自分の魂が身体から離れていて、居間の
 中を浮かんでいる体験もするようになって恐くてたまりませんでした。」

 イメージ療法を行っていたのですが、いっそう脳腫瘍がおおきくさえ
 なっていたのです。発病当初の診断は、余命2年。しかしこのときの
 診断は、あと6ヶ月。

 この状態から死の可能性を認識して良くなり始めたのです。

 「あくまでも、自分の身体に起こっている事をはっきりと自覚して、
  意識的に腫瘍を破壊する事なんです。」

 ギャレットさんは言う。
 「とにかくその頃の僕は、怒りを持っていました。なんで僕がガンにな
 らなきゃいけないんだって。ガンなんか絶対、完全に破壊してやる、
 完全になくしてやる、と思っていました。もし僕の命を奪おうとしてる
 んだったら、そんなの絶対に許さない。お前は一体何なのだ!何のつも
 りだ!破壊してやるぞ!」

  このように思うことからイメージ療法を繰り返して1年後、完全に腫瘍
 がなくなっていたのです。

 世界的権威を持つイギリスの科学雑誌「ランセット」(1985年)に発表
 された、ロンドン王立大学病院の二人の精神科医の論文の中に、早期
 がんの患者57人を4つのグループに分け、それぞれのがん手術後10年の
 生存率を追跡したものがあります。

 
 グループ分けの基準は、一つ。がん告知に対して、患者本人が、その後
 どのような心理的反応を取り続けたかということである。

 まず、最も生存率が低いグループは、ガンになったという事実に対し
 て、無力感に陥り、絶望してしまった人たち。その生存率は20%で
 あった。

 その次に生存率が低いグループは、自分がガンになったという事実を
 仕方なく受け入れてはいるが、なんら積極的な態度をとらない人たちで
 ある。

 次に、自分のガンを否定し続けたグループ。この人達は、どのような
 説明を受けようと、また事実がどうであれ、あくまでも自分ではガンで
 はないと思い込んでいるグループ。

  次に第一位、生存率70%のグループは、告知にもめげず、ガンと
 徹底的に闘うというファイティング・スピリットを持ち続けた人であ
 る。絶望するのか、あくまでも闘争心を燃やすのか、ただそうした
 心の持ちようだけで、生存率に3倍もの開きが出るとう内容でした。

 このデーター、話からもファイティング・スピリットの大切さを感じ
 ていただけたらと思います。