久しぶりに泣いた

ナーシングホームきらら看護の家では毎月の入居者さんの受け入れを3名と決めていました。そのため1カ月以上ほど待っていただいている方もいました。入居して頂ける方は、医療依存度の高い方、難病の方、介護度の高い方など様々です。

その中でご自宅で限界まで在宅介護をされ、月末には入居先が見つかったがそこまで待てないという事をケアマネさんから聞き、入所まで数日間で受け入れた方がいました。

ご入居されてから7 日目を過ごし旅立たれましたが、その前日にはご夫婦で外へ散歩に出かけられたり冷たいアイスを『もっとちょうだい、おかわり』と話されていたり。療養場所が『きらら看護の家』に移った後でも、最期まで主介護者は奥様だったとの事でした。

この数日間の中できらら看護の家のメンバーが動画を撮影していて、記録を残していたのです。それを見て思わず涙がこぼれてきました。
いつのまにかみんながたくましくなっていて、本当によくやっていてありがとう!と思えた出来事でした。

3年目のニホンミツバチ

去年の9月中旬にニホンミツバチの巣を見に行った時にスズメバチに襲われていたので気になっていたのですが、見に行くと巣箱にニホンミツバチが全くいませんでした。2年連続でこの巣箱にいたのにとても残念です。

巣箱の中を見てみるとこんな感じでした。

他にも4カ所の巣箱を置いています。ニホンミツバチがいた巣箱の南側の巣箱を見てみるとニホンミツバチがいたのです。移動していました。

5個巣箱を置いているのですが、今年も1個の巣箱にしかニホンミツバチはいませんでした。5年間、ニホンミツバチが増えるまでは蜜を採らないと約束したのに、能勢の山でもなかなかニホンミツバチが増えないのです。

自然環境はとても良いのですが、、、

先月に西洋ミツバチを育てている方にお会いしました。その方は、山に花が咲く植物を植えて、西洋ミツバチが育ちやすい環境を数年かけて育てていました。もちろんかなりの費用はかかります。このように環境作りを考える方もいれば、蜜源を探すために西洋ミツバチの巣箱を移動しながらその場所の自然及び他人が育てた場所に行き、蜜を集めている方もいます。

育てていくには時間もかかりますし、手間もかかります。どう向き合うかいつも問われるところです。

花ひらいた

求人を出しても周りの方に言っても、人材紹介会社にお願いしてもサービス管理帰任者は見つかりませんでした。なので箕面市・茨木市・吹田市・豊中市にある就労支援事業所に協力のお願いや施設外就労の提案をする電話を行っていました。。

そこで電話を受けた方から応募があったのです。どうして応募をしていただいかも聞くと、ちょうど辞める事が決まっていて、色んな提案をするので面白い・真面目だと思って頂いたそうです。

他にも電話した先から施設外就労で試しに農業体験をしたいという事で畑に来てくださった事業所もありました。

何がきっかけでつながりご縁ができるかわからないと思った出来事でした。

思考の穴という本の中で面白い事が書いてありました。

医師と患者さんのやりとりで、食べてもはいて食べれない症状の方に、医師は拒食症と思い込み、その思い込みを確認するために「好きではいているのか?食べる事は好きか?死にたいと思ったのか?」などを聞き、自分が正しいという証拠ばかり集めて、思い込んだ診断を疑うような質問をしなかった話でした。

何を普通として、何を異常とするかは各人の視点によって変わりますし、視点によっては異なる因果関係も導き出される事もある。なのでその方の視点を通じた世界がどんなものかを考えてみる事も必要なのかもしれない。

しなかったことより、したことのせいにする。取れたかもしないすべての行動より、とらなければ良かった思う行動の方が思い浮かべやすい。

現状維持に加担している状態は、目に見えなくても、何もしない事の代償の存在を忘れていては取り返しのつかない問題が生まれかねない事もある。

ある現象が起きた原因が一つ明らかになると、原因となりうるその他の要素は考慮されにくい。最後に行った事が原因だと思ってしまう。順序が無関係であってもその他の要素に目が向かなくなる。など心に残った事を本から抜粋しました。

桜が咲いている姿はとてもきれいでした。

人生訓

堺市にあるナーシングホームの見学会に行ってきました。施設の間取りは事業者の意向によりとても変わってくると思いました。

社員用バスルーム、階段・エレベーターにカード式キー、収納庫に汚物処理設置、スタッフルームにキッチン完備、ご利用者さんのトイレは3枚扉など色んな工夫が見れて勉強になりました。

その後、近くに買い取った事故物件があったので、初めて行って中を見ました。ゴミが散乱していて、猫の臭い。その中に元首相の宮澤喜一さんの色紙、塩川正十郎さんの色紙などが飾ってあったり、とっても良い事が書いてある人生訓を見つけました。

1.明るい社会はお互いの思いやりから
2.円満な家庭は立派な人格者を造る。
3.勤勉と熱意があれば不可能はない
4.反省はその都度伸びる機会を造る
5.無限の信用は無限の資本である
6.踏まれて生きる雑草の心は尊し
7.小さな感謝が大きな幸福を招く
8.すべて偉大な人は謙虚である
9.人を責める前に先ず己を責めよ
10.絶望とはおろか者の結論である
11.怒りの鎮まる時に後悔がやって来る
12.許す心は最大の報復である

偶然に話しかけた方が隣人の方でお話を聞く事も出来ましたし、購入できた事も踏まえてすべてが意味がある事であると思いました。

利益よりもリスクを優先

土地を探している時にある建設会社の看板が出ていたのでどういう目的で土地が欲しいのかを伝えたり、どんな事業をしているのかを話しているうちにグループホームの話になりました。私も以前にグループホーム開設の為に3か所で6回以上説明会を行った事などを話すと、グループホームの開設を頼まれたりする事があるとお聞きしました。

不動産屋でグループホームの運営を行っているとこや頼まれたりするような話をあまり聞かないので、色々と聞いてみるとその会社の会長さんだったのです。

そこで挨拶にどうしても行きたいと思ったので、お話を聞く機会を後日に頂きました。

創業40年になる会社で買取、開発、営業、設計、建築、リフォーム、管理などをすべて行っているのです。家を買って頂いたお客さんからの相続などの相談などもあるらしく、今までのお付き合いのあるお客さんからの相続でもめているから買ってほしい、賃貸で貸していてややこしくなったので買ってほしいというお客さんの困りごとの相談で購入する事もあり、その積み重ねで駅の近くに集中して土地が増えていったというケースもあるそうなのです。

それと、開発申請など数年かかるようなややこしい案件も購入したりするそうなのです。数年かかるという事はお金が動かないので資金繰りは大変だと思うのですが、町を作るというイメージができれば購入されるのです。7000坪の土地の戸建て計画なども行っているのです。

だがいくら安くても絶対に買わないと決めているのもあるのです。買わない土地として谷・池などを買わないそうなのです。

池はヘドロがたまっていてそのまま埋めるとガスが出てくるそうです。すべてのけるか?改良するかだそうですが、お客さんのリスクを考えたうえで、少しでも土地についてリスクがあるものは買わないとしているそうなのです。

開発で山を切り開き、人工的な土地を作るので転圧(てんあつ)をかけながら整地していく。見えない所で買わない条件と、しっかりと安全を確保するために見えない所できっちり行うその考えを聞けてとても安心しました。

グループホームについては、軽度のグループホームがたらないので、行ってほしいと頼まれているそうなのです。他にもナーシングホームのような施設も時代の変化に対応していくうえで必要な施設と思われていて、以前にお医者さんなどに提案をしていたそうなのです。

会長の考えで時代の変化に対応しないと生き残っていけない。そして長くやるのであれば利益よりもリスクを優先するべき。という事を教えて頂きました。だから開発から設計、建築などすべてを行えるように勉強及び事業を行ったり、お客さんの要望にまずは応えてから、あとはどう組み立てていくのかを考えながら進めることもあるのだと思いました。

会長は70歳代でとても元気で、とても話しやすくいつのまにか時間がたち、1時間半ほど貴重なお話を聞く事が出来ました。


玉ねぎが順調に育っています