畑仕事のペース

畑専従のスタッフが熱中症で休んでいる為に代わりに畑仕事を行っています。麦かすを軽トラいっぱいに積み、3往復してそれを畑にまいて耕します。ちなみに畑専従スタッフは1日2往復が限界。私は3往復をした後に草刈りを2時間ほど行い、19時45分まで農作業をしていました。

本来なら草刈りはする予定ではなかったのですが、麦かすの臭いでご迷惑をおかけしている方から、農家の集まりが月末にあり、農道を通るからきれいに草を刈っといてと言われて、見に行くとかなり雑草が道に生えていたのです。これは迷惑をかけていると思い、麦かすを運んだ後にとおれるように全体の5分の4の草刈りを行い、通れるようにはしました。

月末までは日にちがあるので草を刈ってもまた伸びるのはわかっていました。また今日の午前中に草刈りをしました。

玉ねぎの注文も一人の方から食べて気に入って頂き、200キロの注文があったのです。一人で草を刈り、玉ねぎを採り、日陰に並べて扇風機をつけて乾かしていました。違う畑ではイノシシに侵入されて、ジャガイモ、サツマイモを掘り起こされて全滅です。

そのためフェンスの補強なども行わなければなりません。草を刈って、玉ねぎを採り、マルチもはがしながら行っていました。120キロほどは掘った時に乾燥も時間がかかり、用意できるかわからず、玉ねぎはキャンセルとなりました。

家族用の玉ねぎや身内にあげる分がなかったのでちょうど良かったと思いおすそ分けが出来ました。

私も今までに熱中症にはならないと思っているので何も対策をしてなかったのですが、スタッフが2度なったので、空調服をはじめて買いました。またこれが風があり快適なのです。それでも汗は大量なので、1日で4リットルぐらいは水分をとっています。

体力だけはいまでも人一倍あるんです。それと作業中は力をいかに抜きながら氣をいれるポイントを意識し、体の使い方を常に考え、作業後は体が痛い所は体操をしたりしてメンテナンスを行っているからできているとも思っています。

1日中、畑仕事をしている方は周りを見てもいませんが、なんとか暑い中でも畑仕事を行い、農作業の遅れをカバーしようと行っています。

久しぶりに泣いた

ナーシングホームきらら看護の家では毎月の入居者さんの受け入れを3名と決めていました。そのため1カ月以上ほど待っていただいている方もいました。入居して頂ける方は、医療依存度の高い方、難病の方、介護度の高い方など様々です。

その中でご自宅で限界まで在宅介護をされ、月末には入居先が見つかったがそこまで待てないという事をケアマネさんから聞き、入所まで数日間で受け入れた方がいました。

ご入居されてから7 日目を過ごし旅立たれましたが、その前日にはご夫婦で外へ散歩に出かけられたり冷たいアイスを『もっとちょうだい、おかわり』と話されていたり。療養場所が『きらら看護の家』に移った後でも、最期まで主介護者は奥様だったとの事でした。

この数日間の中できらら看護の家のメンバーが動画を撮影していて、記録を残していたのです。それを見て思わず涙がこぼれてきました。
いつのまにかみんながたくましくなっていて、本当によくやっていてありがとう!と思えた出来事でした。

畑に入れている麦かす肥料をやめる?

農薬・化学肥料・除草剤など不使用で2008年から畑をはじめて16年以上オーガニックで農業を続けてきました。試行錯誤でようやく麦かすを畑にすぐに入れて、発酵させて行う農法に行きついたのですが、周りの方からくさいと言われて、色んな事を調べています。

麦かすを絞る機械、乾燥させるもの、養鶏所、牧場、肥料屋、不動産屋などあらゆる所に電話をしました。

そこでわかった事は、SDGs(エスディージーズ)事業として廃棄もしくは不要な物を加工もしくは手を加えて、必要な所に届ける仕組みを作っている所があり、廃棄物もしくは役目を終えた材料が、欲しい人の所に行けばお金に変わっているのです。

会って話を聞くたびにすごい!面白い!役に立っている!と思えて、同業であってもそこでしか出来ない取り組みがあるのでどこも個性があるのです。

麦かすを乾燥させるという事で調べたのが製炭炉です。竹炭を作るのに4時間~6時間ほどで出来たりするのです。この機械を見学させてもらいました。住宅地の中に広い敷地があり、近隣に家はありますがもやしていても全く臭いはしません。

竹炭の選別で良い竹炭は音が響くのです。消臭にはすごい良いみたいです。

他にも使い方があり、牛・鶏のエサに混ぜると良いみたいとの事でした。もちろん人間のサプリでも良いみたいです。

竹林はあらゆる所で放置されていますし、切った後もそのまま放置されています。前から竹の粉砕したものは畑に入れるのはとても良い事は知っていたので入れたいと思っていました。

この機械を導入している社長も山林・竹林の困った現状をみて、この事業をやろうと決めたそうなのです。
麦かす問題があったからこそこんな事を知ることが出来ました。まだまだこれを機会に出会いが広がっています。

訳あり物件のリフォーム

ゴミ屋敷・汲み取り式トイレ・事故物件と訳あり物件のリフォームを行ってもらっています。まず事故があった場所は、壁・床・天井とすべてはがしてもらい、木材の入れ替えを行ってもらっています。

以前も事故物件の部屋をリフォームして今でも賃貸をしている戸建てがあります。これぐらい木材を入れ替えると違和感がなく安心ではないかと思っています。

戸建の孤独死はどうしても身寄りがなければ気付きにくいものだと思っています。天井もはがしてみると耐震の為なのか木の継ぎ目にL形金具が入っていました。床の下にも色々と補強している様子があります。

めくってみてわかる事もあり、初めて依頼するリフォーム屋さんなのでそこで追加工事でなどの交渉があったりしました。この先、結果的にどの金額で仕上がるのか不安もありますが、2件まとめてだと安くするという事でしたのでもう一つの物件も依頼しています。

築年数が古いので土壁ですが、ここにボードをはってクロスをしていくと思います。お風呂場・キッチンも入れ替える予定です。この物件がどう変わっていくのか?また報告したいと思います。

サボテン専門店に見学

サボテン専門店の就労継続支援B型事業所に見学に行ってきました。私もサボテンは好きなのでとても興味がありました。店内はとてもおしゃれな雰囲気で、変わった品種、見た事のないものばかりです。

利用者さんの作業している様子も見学させてもらったのですが、サボテンの仕事だけでなく、ユーチューブの動画編集、パソコン入力業務、軽作業など依頼を受けている業務など多岐にわたるのです。

すべて利用者の特性とやりたい事を考えて、スキルを身につけるために外部講師を呼んで勉強をしてもらうなど、利用者のために色々な取り組みを行っているのです。軽作業から動画編集まで行っている事が違うため、工賃も出来る事によって変えてるのです。

店長にははじめてお会いしました。ネイリストでもあり、経営者でもあります。今までに植物を育てる事が出来ず、枯らしていたみたいです。そこでサボテンは上手く育てる事ができ、自信がつき、癒されるので何かあれば「最終的にサボテン」をあげれば良いと思って言ったりしていたので、ネーミングはそこからきたそうです。

なのでサボテンもご自身で研究されて、増やしたりしているそうですし、室内用の土などの配合などにもこだわり、独自に勉強されて配合されているのです。

農福連携のお話もでき、路地で栽培するととても大きくなるそうです。外でもサボテンを植えているので大きくなるスピードが違うと教えて頂きました。

畑では麦かすの臭いがくさいと周りの方から苦情がきている状態で、それが解決したら一緒に出来たらという話をしました。

想いがある事業所の話を聞いていると、とっても勉強になります。時間はかかりますが、同じような良いメンバーが集まって来るみたいですし、勇気や希望を頂けました。