理解すること

介護の初任者研修も終わり、次は介護福祉士実務者研修を受講する事にしました。すでにスクリーングの教材が届き、年内には取得できる予定です。介護福祉士実務者研修を終えるとサービス提供責任者にもなれます。

サービス提供責任者とは、自立支援に向けた目標の設定、具体的なケア内容や期間などを設定した計画書の作成を行います。そのためにどのような支援が必要かのアセスメント(情報収集・分析)を行ったり、モニタリングを行ったりして進行具合をチェックしたり、介護士の管理・指導も行ったりもします。

PDCAサイクルをご利用者さんの事を考えて行うという感じです。介護計画も初任者研修の最終の勉強の時に、生活状況・主訴・健康状態・心身状態・ADL(日常生活動作)、IADL(日常生活関連動作)、社会参加などの情報をもとにどのようにして相手の望みかなえながら、目標を達成できるのかを考える事がありました。

これがチームで意見を出しながら考えるのが面白かったのです。なのでどうせ勉強するなら介護支援専門員(ケアマネージャー)までやってみようと思ったのです。

付き合う人は生理的・感覚で人を判断する面もあり、それが合わないと進まない事もありますが、同じ目的を共有できるのであれば、人の嫌な面を見るより、どうやったらできるのかにフォーカスして、一緒に考えて達成するのであれば、それはそれで楽しいのではないかと思いました。

本日は新しい農地の事でみどり公社の方、地権者、地域の農家の組合の方、市の方とで打合せを行いました。話をしていると、知っている人の名前が出てきたり、茨木市でハウス栽培でマンゴーを作っている方がいたり、ヌートリアや猪が出たり、畑を歩き回って訪ねた方が組合長で本日あったり、色んな情報が聞けたり偶然があったりして打合せが楽しい勉強になりました。

しかも打合せ後に隣の敷地の測量に来てる方に、体験収穫の時にバスを置かしてもらえるのかも聞けて、とてもタイミングが良かったのです。

順調に行けば2月1日から新しい農地700坪が使えるようになります。農地を拡大していければ就労継続支援B型事業所も考えたりして、加工品開発、加工所まで出来たら良いなと考えています。

今起こる事は必然であり、立ち止まって考えるきっかけだと思った1週間でした。

相手の事を知るが愚問の場合も

介護の勉強の為に初任者研修に行っているのですが、別に初任者研修を受けずに実務者研修を受ける事も可能だと知りました。だが、毎回、講義の先生が違い、初任者研修は先生の経験や対応を聞くのが面白いのです。

認知症のケアをされている所では、入居者さんが施設を出て行っても黙ってついて行って、コンビニに入ったところもついていき、偶然に会ったことをよそって話し、今から帰りますが一緒に帰りますか?と訪ねて施設に帰ったりするそうなのです。

私ならどこいくの?外に行ったらダメ、何しているの?と怒たり叱ったりすると思いますが、その入居者さんの状態を把握して対応をするそうなのです。

認知症でもアルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭葉変性症と種類があります。それぞれの特性があり症状、ケアが違うのです。

その方の問題点を探し、その問題点を課題と考える課題解決型アプローチと、ある目標を設定し、その目標を達成する事で良い状態を作ろうとする目標指向型アプローチを用いたり、周りの人たちから大事にされいる(尊重されている)という気持ちを持てるようにするケア「パーソン・センタード・ケア」(その人を中心としたケア)もあるのです。

認知症のケアの件で色んな事例の紹介をしてくれた先生にケアテックで偶然に会い、前に講義で質問があった所を調べておいたよ。と会った時に教えてくれました。

この先生は介護士を底上げしたいと願う先生でとても勉強になります。

知らない事はお聞きし、理解し、パートナーとしてやっていけるのかを確認するために医師に色んな質問をした事があります。

私の質問はがん・難病の方に対応してもらえるのか?何が専門なのか?夜間は対応してもらえるのか?訪問診療と訪問看護でもめる原因として○○があるみたいだが、それはどうなのか?など、相手の事を知らずに聞きたい事を聞いた結果、愚問と捉えられることもあります。

介護士と看護師の面接も行っていますが、通勤に1時間以上かかる方、自己主張が強い方、人の事を大切に思う方、謙虚な方、自分の間違えを認める方、成長意欲の高い方など様々です。

はじめてのお見合いみたいで、何かひっかかる事があれば後日聞いたりしますし、質問の返事を待っている場合もあり、お互いが一緒に働けるのか知ろうと確認しあいます。

質問をするにあたり色んな業界の常識があったり、関りがあったり考え方があるので、色んな事を経験できた1週間でした。

畑ではトラクターで耕している後を白鷺(シラサギ)がついていってます。カラスがついてくることはあるのですが、しらさぎは初めての光景です。

多くの事を理解するには色んな事に触れない事にははじまりませんね。

働く理由

ナーシングホームきらら看護の家を2022年1月11日オープン予定ですので、看護師・介護士の方の面接を行っています。応募をする理由はみなさん様々で今までの経験を聞いていると人柄が見えてきます。


外壁が出来上がりました

看護師だから介護士だから○○は出来ないではなく、お互いご利用者のサポートをするのは同じなので、忙しい時は手伝ったり、わからない時は専門職の意見も聞きながら、何ができるのかを考え、ご利用者さんの満足度を高められたらと考えています。なので人間性をとても大事にしています。

5年後、10年後にはどうありたいのか?希望・要求などは結果が出れば評価は変わり、人事評価により待遇などは見直す事はお伝えします。良いご縁が出来たらと思い、毎月の固定給は近隣相場を調べ、他より高く設定しているつもりです。

今までの給料がさがってでもがんの方・難病の方・医療依存度の高い方を受けいれ、困っている方のお役に立つ施設を目指すという私達の挑戦を一緒にやってみたいと思われる方もいて嬉しい限りです。

給料は、会社の売り上げや利益によって出せる金額があります。給料が高い公立病院・市が運営している病院などは、どこかに吸収されたり、民営化されて給料が激減する事もあるそうです。なので実際にどんな会社なのか、特徴や不自然かどうか見極めないと、自分の求めている要求は続かないのです。

自分で居場所を見つけて、自分の要求している分は、ご利用者さんの満足度をあげる事に努力する事やスキルをあげる事、がんばろうとする事による経験が役に立つと意識している人はどこでも上手くやっていけます。

聞いた話ですが、認知症の方の対応で15時になると外出しようとする方がいたみたいです。その時間はおやつの時間だったのですが、おやつですよ!と言っても食堂に来なかったみたいです。

そこで何か良い方法はないのかと、その方の今までの環境や職業、生き方などを知り、外出しようとすると、会議ですよ!と言ったそうなんです。すると、今までの職業で会議が毎日のようにあったみたいで、言葉を変えただけで食堂に来るようになったという話でした。

自分の言っている事は正しいのにどうして相手は動かないのか?自分は正しい、相手が間違っていると考えていればこのような結果になるのでしょうか?

相手の事を理解して、相手が動く理由を探したりして目的を達成するにはどうしたら良いのかを考えた結果、誰もが困らずに状況が良くなることもあります。

柔軟な対応と向上心、社会に役に立ちたいという欲求があれば何歳になっても働く事は可能かもしれないし、その方に会わないとわからないと思い、年齢は関係なく77歳の方も面接を行う予定です。

働く理由はそれぞれですが、こちらも今までの経験や行ってきた事を教えてもらえますし、スタッフの知り合いの方がたまたま面接に来たり、先輩が来社してきて偶然にあったりなどで、新たなご縁もありとても面白いです。面接はお互いを知るきっかけなのでお気軽に来て頂けたらと思っています。

畑では、玉ねぎの苗が雑草にうまったり、ジャガイモが雑草に埋もれていたり、思うように芽が出てなかったりしてます。芽が出るのも努力した数だけだと思い、100個ほどじゃがいもを定植しました。


雑草を抜き、ジャガイモを定植したあと 左5畝ぐらい手つかず

介護の初任者研修

介護の勉強の為に初任者研修に行っています。講師の方が毎回違うのですが、みなさん素晴らしい先生です。

障害の理解の授業の時には障害は短所のように感じるが、完璧な人もいなく短所は必ず持っているというという考えで、誰でもあり個性として考えるとありました。

それを特別視する事が差別につながるとありました。障がい者や健常者が分断されるのではなく、ともに生活するのが本来の在り方であり、望ましい社会の在り方だという考えの「ノーマライゼーション」の考え方も1950年代からありました。

障害者基本法(昭和四十五年五月二十一日法律第八十四号)の中の第三条(地域社会における共生等)の中に
1、全て障害者は、社会を構成する一員として社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会が確保されること。
2、全て障害者は、可能な限り、どこで誰と生活するかについての選択の機会が確保され、地域社会において他の人々と共生することを妨げられないこと。
ともあるのです。

介護の事を勉強するにあたっても障害者との関りも勉強するのに、今までに行ってきたグループホームの説明会の時に介護の仕事をされている方がいましたが、どうして近隣にグループホームをする際には、勉強しているのにどうして反対するのだろうと思いました。

なんでもそうですが、常に自分事と考えるか他人事として考え、今の生活を守るために、グループホームができたら困ると考えるか、身内が障害を持っていたら、子供がそうであったら、親なき後の面倒をどのようにしたら解消できるのか?など自分事として考えられるかだと思います。

不動産・介護の仕事をしている人・民生委員会の人でもグループホームの反対者はいたので、結局どんな仕事をしているかより、どのように関り、相手の悩みやニーズをとらえるのか?検証はできるのか?どんな人なのか?そんな所をみるようにしています。

土曜日には、ももじぃの薬草酵素温浴に行き、酵素温浴で使われていた米ぬか・飛騨産 自然木の炭パウダー・漢方薬草10種類の入った酵素を分けてもらいました。
毎回心理カウンセラーの奥田さんに色んな方を紹介してもらったり、お世話になっているのです。その時も、箕面市で自然農法で畑を行い、アロマやリンパマッサージをされている方をご紹介してもらったり、ももじぃの薬草酵素温浴の横山社長も紹介してもらいました。

素質論で見ても話が合うと思ったのでという感じで、ご縁を頂けました。早速、畑にまき、また野菜を作るうえでこだわりが出来ましたので、どんな野菜になるか観察したいと思います。

ジャガイモは、芽が出てないのが多かったので、雑草をとりながらまた種芋の定植を130本ほど行い、少しだけ畑をきれいに出来ました。土日と1日中畑でした。

本物ケア

「本物ケア」という言葉に興味を持ち本を読んでみました。利用者の方が歩けないと言えば車いすを用意して移動するなど必要以上に手を差し伸べて客受けの用意サービスを行う。しかしそのような事をする事により、利用者の残存能力の発揮機会は少しづつ失われて、知らないうちに寝たきりの状態になっていく。

そこにリハビリを取り入れなんでもして差し上げる必要はなく、日本一不親切な親切でもっと自分で出来る事を知って頂こうというポリシーを持っている本物ケアを実践している会社の話でした。

利用者の自立のために必要な課題を見つけ出し、ホープ=希望・目標などを導き出し取り組んでいるのです。悪くなった所をリハビリで完全に元に戻すという点を重要視するのでなく、利用者の方が生活ができるようになり、希望や目標に目を向け、少しづつ出来てきた事による生きる自信を取り戻してもらうように自立支援をしているのです。

デイサービスもバリアフリーでなくバリアアリーで日常生活が出来る事を目指すのであえてそのようにしたそうなのです。

高齢者だけでなく障がい者も含めて、子供から高齢者までのトータルケアサービスを行っているのです。そしてグループ内に内科・リハビリ科を備えたクリニックを創設しているのです。

読んでいてすごい!と思う事ばかりです。地域の課題を解決するために訪問リハビリから行い、あらゆるサービスを展開して包括ケアサービスに取り組んでいるのです。

また違った会社で建設会社が障がい者のグループホームの建設を何棟も行ったり重度身体障がい者のグループホーム、医療的ケア児者のためのレスパイトケア施設、こども食堂、就労継続支援B型などを支援している会社があったのです。

しかもナーシングホームについて取り組もうとしていて、社会的課題の解決に取り組もうとされているのです。しかもコンサルタント費用などは一切取らないのです。

社内では、みのおのまち商学校の受付がはじまり、訪問マッサージ師による「肩こり・腰痛困っていませんか?」の講座はすぐに満員になり、違う日程をお客さんに応じて設定して、講座を受けた方がとても満足されて、また施術を受けたいと希望して頂けました。

訪問看護では人生の最後を考えるきっかけになるもしバナゲームにより、その方の価値観などをお聞きする事ができました。

私も初めて参加したのですが、以前にサイモントン療法の勉強会に何回か参加していたので、その人の価値観やどのように向き合うかはとても大事な点で、もしバナゲームは聞きだすきっかけになると思いました。

他にも患者さんの意思決定を支援するためにアドバンス・ケア・プランニング(人生会議)により、将来の医療及びケアを具体化することを目標にする事もあるそうなのです。

目の前の関わりによりサービスが広がり、さらに満足度をあげる取り組みをしている事は誰かの為にというあつい気持ちとどんな事もやってみるという考えがないと出来ないですし、理念・生き方は目の前の人により磨かれるものだと思いました。

ご縁や勉強を通じて私達の出来る事を広げていけたらと思っています。