農薬・化学肥料・除草剤不使用の米作りに

箕面で10年以上畑をして開発による立ち退きから新天地の茨木市の畑で3年が経過しました。新規で農業委員会を通しての契約は3年の契約になり、その後5年契約になります。

畑の更新の為に大阪府みどり公社が間に入って書類などすべて茨木市農業委員会に2月の契約に間に合うように去年に送り、今年になっても何も手続の返事がないので、茨木市の農業委員会に連絡すると、夏ごろに草刈りの事、地域の住民と調和要件の事で報告がなかったので、更新手続きを進めてないと今年になって連絡をこちらからしてはじめて進んでいな理由がわかったのです。

夏ごろに問い合わせをした時には、その際には草刈りを行います。周りの住民に畑を辞めろと言われたけどうまくそれでも調和して行わないといけないのかという相談をして、報告する事は何ひとつなく、報告する約束もしていません。なのに茨木市の農業委員会の方は、報告がないので何も手続きを進めていませんとの事。

そこから農業委員会は地元の方に事情を聞きとり、ようやくOKを頂き、更新手続きが予定より5カ月先になったのです。

なので農業委員会の対応、地域の方との調和要件がありますので、農地を借りるという事は色んな声や特徴などがわかっていないとどうにもならない事もあるのです。

そんな中、やはり後継者がいない、高齢でうごけなくなるという事は地域で目にはしますが、すんなり農地を借りる事はいろんな近隣の目もあり容易にはすすまないのです。

そんな中、田んぼを500坪ぐらいでしょうか、借りる事が出来たのです。しかも水源は田んぼのうえに池があるので水も安心です。

今年は米も作ってみようと思っています。米ももちろん無農薬、除草剤・化学肥料不使用で挑戦してみます。農地は計2000坪ほどになりますが、農業を就労継続支援B型事業所と一緒に行い、仕事及び食でもサポートを行い、生活の質の向上に向けて動いていけたらと思っています。

息子と一緒に畑仕事

ムクナ豆は畑に置いておくと自然に乾燥されてさやの色が黒っぽくなってきたりします。乾燥している豆だけの収穫を息子に手伝ってもらいました。なかなか慣れたもので、1時間に二人で6カゴ収穫しました。

他にも玉ねぎの畝の間に防草シートを行います。防草シートをするのは雑草予防と玉ねぎの畝のマルチが風で飛ばないようにするためでもあります。その防草シート張りも手伝ってもらいました。本当に助かりました。

今週はムクナ豆の粉末パウダーを愛用してくれている方でパーキソン病の方がいました。その方に感想を聞いてみると、調子が良いという事で購入をして頂いています。

もともとムクナ豆はパーキソン病の方に非常に良い食品と聞いて作ったのがきっかけです。パーキンソン病とは、神経伝達物質であるドーパミンの生成量が減少し、脳からの指令が筋肉に十分に届かず、運動機能に障害が発生する病気です。

ドーパミンの生成量が減少する理由は、脳の中でドーパミンを作る細胞が減少することに関係があります。ドーパミンをそのまま摂取しても、脳内に届かないため、L-ドーパを代わりに摂取します。L-ドーパは脳に届き、脳でドーパミンに変換されてはたらきを示すそうなのです。

ムクナ豆はLドーパを豊富に含んでいることから、パーキンソン病などに有効であると考えられているそうです。ムクナ豆で去年から仕込んでもらっている味噌も出来上がり、試食用のムクナ豆味噌がもうじき届きます。楽しみであります。

7年目のじゃがいも堀り

今年は去年よりも気温が暑かったので9月15日前後からジャガイモを植え付けていました。9月26日までにじゃがいも1650個ほど植え付け完了し、そのじゃがいもで幼稚園児への体験農園に今年も来て頂けました。

毎年、ジャガイモの植え付けがだんだん遅くなるので大きいじゃがいもができているか心配ですが、立派にじゃがいもが育っていて安心しました。今年は就労継続支援B型事業所として活動し、吹田の事業所の方と一緒に協力し合って、利用者の方にもジャガイモの植え付けを手伝ってもらっていました。

肥料を麦かす、使用済み酵素など色々と使っていて2年連続ジャガイモを同じ畑で育てましたが連作障害はなく立派に育っているのですが、周りの方から麦かすがくさいと言われていて、来年の収穫体験を行っているこの畑の肥料をどうするのか検討中なのです。

その解決策となるかわからないですが、フロントローダ付きトラクターと1トントラックを購入したのです。まずはやってみようと思っています。

新しい動き

月曜日には支援学校の先生と生徒さんが畑仕事の体験に来ました。12月からは新しい畑も行うメンバーが来たので、一緒に畑仕事をしてもらいました。

ムクナ豆の収穫、タヒボ茶の茶殻を玉ねぎを植える所にまいたりなど体を動かすことが好きだそうです。わからない事があればわからないままにする事もあるので、しっかりと確認をしながら作業を進めていくとまったく問題がなさそうな感じもしました。とても満足して帰ったと教えてくれました。

水曜日から就労継続支援B型の利用者として初めてきた女性の方がいます。生活支援員が車で迎えに行った時は、身体が痛くつらそうだったみたいです。たが、畑で玉ねぎの植え付けで土に触れ、鳥やバッタの自然に触れて痛みも紛れいつもより元気な姿に見えたと、の報告をもらいました。

金曜日にはナーシングホームの看護師の管理者の勉強の為に名古屋から看護師で施設長経験のある方がきてくれて、色々と教わっていました。何人かにあたってみて一番良かったとの事でした。自発的に問題を解決するために動き、その方にたどり着いたので応援しようと思っています。

土曜日には、ポットで植えた玉ねぎをすべて玉ねぎの移植機でうえたので全部で1万8000本ほど植えれました。今後は農地をさらに拡大したいと思っているので、畑には1トントラックとフロントローダー付きトラクターも今月中に届く予定です。いつかやるのではと思う事はできれば早くするそんな事を思っているので、先走っている事もあると思いますが実現するまでやるので先走っていてもいつかは役に立つ事が多いのです。

ナーシングホームの食事も自分達で作った野菜を加工し、食べてもらえるように少しずつですが、実現に向けて動いています。

玉ねぎの定植

今までは玉ねぎの種を畑にまき、育つと穴あきマルチに定植をしていました。とても時間がかかり、大変でしたが、今回はセルトレイに種をまき、その玉ねぎを玉ねぎの移植機で定植を行いました。

めちゃくちゃ早いのです。手で玉ねぎを定植すると1時間100本ぐらいですが、機械ですと1時間に900本なので9倍以上です。しかも腰痛にならないので、玉ねぎを作った分だけ定植出来るのです。

今日で計1万本を定植する事が出来ました。今年は、玉ねぎの極早生のスーパーアップも植えています。定植するには少し遅いぐらいですが、すべて新しい試みばかりでしたのでどのように育つのか楽しみです。

畑にまた柵の下から入られていたので、柵の下に杭をうち、入られないように作業をしていると、19時ごろですがイノシシが田んぼに3頭いたのです。大きな声を出すとすごいスピードで逃げていったのですが、また田んぼで遊んでいたのでこんな時間から遊んでいるのでちょっとびっくりでした。