玉ねぎの収穫

今回の玉ねぎは移植機を使って2品種を定植しました。今までの従来の中晩生(なかおくて)の玉ねぎと超極早生(ちょうごくわせ)のスーパーアップを定植しました。

機械で植えてわかった事は、雑草を採る回数が格段と減ったことです。マルチに穴をあけて植えるスペースが最小限でかなり小さい穴だからです。

それと割高な穴あきマルチを使わなくても良い事です。それと一番大事なのは作業時間が10分の1以下になった事です。しかも育苗でポットを使うと確実で、種代も安くなったなどあります。

このスーパーアップの玉ねぎも辛みが少なく、とても食べやすいのです。我が家では玉ねぎをスライスして1時間ほど置いたものを、自社商品の玉ねぎドレッシングをかけて食べています。また玉ねぎによく合いとてもお勧めなのです。

スーパーアップは茎が完全に倒れていて収穫時期です。今までの玉ねぎは6月以降になるのでちょうど2種類を植えて良い感じです。

大量に収穫できていますので、玉ねぎドレッシング、希輝酵素をお買い上げの方などに玉ねぎをプレゼントしています。

是非とも農薬・化学肥料・除草剤不使用でこだわって作った玉ねぎを食べて頂けたらと思っています。

形になっていく

ムクナ豆を育てるために、今までは農薬・除草剤・化学肥料不使用で肥料を入れていましたが、今年からは肥料をやめて無肥料で育てる予定です。もちろんすべてでなく半分をそのように育てようと思っています。

どうしてそんな事ができるのか?去年に日記にも書きましたが検証をしてみたのです。

結果的にムクナ豆はどこでも育つことがわかったのです。なので畑でどのように育つかも楽しみでもあります。

果樹では、キウイは去年失敗。青パパイヤも収穫まで出来ずでしたが、再トライです。良く育った場所に青パパイヤははすべて植えて、キウイはもう一度同じ場所に植えてみました。


パパイヤ

枇杷の葉・枇杷種にはアミグダリンが含有されています。がんの方が枇杷種粉末を飲んだり、手当て療法として枇杷の葉温灸などを行ったりします。枇杷種粉末などを販売するにはアミグダリンの基準値があるのです。アミグダリンは「シアン化合物を含む天然の成分(化合物)」で検査ではシアン化合物の濃度が10 mg/kgを超えていないこと(10ppmを下回る)を証明しないといけないのです。


茂木枇杷

私達も枇杷種で実験を繰り返しています。どうやったらその基準をクリアーできるかです。まだクリアー出来ていませんが、枇杷の実が出来るまでには数年かかりますし、まずは枇杷の苗を9本ほど植えてみました。

ナーシングホームきらら看護の家では、ようやく施設専属で理学療法士のメンバーが加わったので、利用者の方をサービスの一環として外への散歩や寝たきりの方を離床(りしょう)してみて、食堂などに連れて行ってくれました。

私はもうその光景を見てとても嬉しくなりました。色んな刺激によって身体機能が甦るなど色んな可能性が広がるからです。

色んな事を検証しながら試すには根気もいりますし、忍耐も必要です。続けると良い事はあると思っているのでまた良い報告が出来ればと思っています。

4月から畑に

4月から畑と就労支援のサポーターとして看護師のメンバーに来てもらえるようなりました。今は玉ねぎの雑草を取ってもらいながら米糠をまいてもらっています。玉ねぎの品種は2種類で1つは極早生(ごくわせ)になりますのでかなり育っています。


2025年4月2日玉ねぎ

そして畑仕事を通じて一歩でも外に出たり社会と関わるサポーターとしても動いてもらい手伝ってもらいます。もちろん畑はあくまでもきっかけですので、畑仕事以外にも室内作業もありますし、こんな事がしてみたいという要望があれば知りたいと思っています。


2025年4月14日タマネギ

農業を通じて自分たちで育てた野菜で調理・加工なども行えるようになり、ナーシングホームに手作りの食事の提供であったり、利用者さん含めて食事に困らないように昼・夜の2食を提供できたら良いなと思っています。農地面積を増やせたらさらに地域で子ども食堂なども行い、何かのお役に立つ試みが出来ればと考えています。

農業を行う方の高齢化と担い手がいないことによる休耕地・耕作放棄地を活かしたいと思いますので、是非とも貸して頂きたいと思っています。

今年から新たに田んぼも借りれましたので米とまこもだけを育ててみようと思っています。もちろん農薬・化学肥料・除草剤不使用で育ててみます。一人では難しくても手伝ってくれる方がいれば、可能性は広がりますし、利用したい方が増えていけば私達はさらに自信となり前に進んでいけます。ぜひとも一緒にできたらと思っています。

コンバインを知るきっかけ

農地に向かっている時に隣の農家さんと見知らぬ方がいたので声をかけてみるといらなくなったコンバインを引き取ってもらうという事でした。

私はおもわずコンバインを売るなら見せてほしいとお願いをすると、なんと年式は30年~40年前のものだったのです。

ベルトが切れていたので修理をすれば使えるという話でしたが、エンジンもかからなかったので、トラクターとコンバインのバッテリーをつなぎ、エンジンがかかるのか試していました。

その間に、メーカーのイセキに聞いたり、以前にフロントローダー付きトラクターを買ったところに聞いてみると、刈り取った米を大きなタンクにためるタイプと袋に入れるタイプがあると教えてもらい、袋に入れるタイプであれば15万以上ぐらいで中古はあるという話でした。コンバインの重さは500キロ~900キロぐらいまであるらしくちょうど1トントラックがあるので運べるサイズなのです。

イセキの方、中古販売をしている方に聞いても古すぎるので買うのはお勧めしないという事でした。ついでに田植え機も探してとお願いしました。

鉄くずはキロ38円ぐらいなので数万円で引き取る話は辞めました。その引き取り業者にどうやってこの農家さんと知り合ったかを聞くと、飛び込みで営業をしていて知ったとの事。

ちなみに鉄くず以外にも銅板屋根も引き取れるという話でしたので、あわてて3月末までに撤去依頼を受けている小屋の銅板屋根をはがして持って行ってもらいました。ちなみにその作業も手伝って頂きとても助かりました。しかも巨大冷蔵庫も引き取って頂けるような話も出来たのでとてもタイミングが良い事がありました。

見知らぬ方に声をかけて、さらにその方と一緒に来ている方が不動産を探しているという話にもなり、色んな偶然が重なった一日でした。

米農家に聞く

17年前に農薬・化学肥料・除草剤を使わずに育てている農家さんの田植えに参加した事がありました。地球のこと、大地のこと、食の安全のこと大切にしたいという生産者の思いがあり、自家製米ぬか発酵肥料・もみ殻などを肥料として使っているのです。有用な微生物群の力を活かしながら、土壌分析も行い研究されているのです。

稲が主体性を持って、本来持つ力を発揮して育つ生理メカニズムや、田んぼに集まる草や生きものたちの営みの生態系を、総合的に一つのいのちとしてとらえて、その営みごと育みながら稲を育てていく、という考えなのです。

私達も自社商品のリゾットの原料に使わさせてもらったり、仕入れて販売をさせて頂いていました。だが、今ではお米の不作やお米を作ってほしいという依頼なども多数あり、卸をするお米がないという状況です。


真ん中から左と右で玉ねぎの品種がちがうのです

また、違う農家さんで近隣でお米を作っている農家さんと話す機会がありました。すると、その方も農薬不使用のお米を作っていて、教えてくれる方が3月以降に来てもらうという事でしたので、すごいタイミングだと思い、是非とも誘ってほしいとお願いしました。農法としては決まった肥料を買わないといけないみたいだったのです。

この農家さんは学校などに安全なお米を確保したいという思いがあり、近隣の農家さんにもお米を分けてもらうはずだったが、一般の方からの問い合わせが増えて分けれるお米がなくなったとの事態になったそうなのです。

同じ無農薬のお米を作るにしてもそれぞれの思いがあり、その考えにいたる経緯が違うので、問題に対する考え方も違います。お二人の話を聞けてとっても勉強になりました。