過酷な暑さに咲く花

畑では、この暑さの中でもオクラがきれいな花を咲かせています。水をあげていないナスは食べれそうな実がならず、カボチャは元気にツルを伸ばしています。

ムクナ豆も力強くツルをぐんぐん伸ばし、田んぼでは雑草が次々と生えてきますが、少しずつ色が変わり、稲との見分けがはっきりしてきました。

畑では過酷な環境でも元気に育つものや手間をかけないと育たないもの。ほっといても自然に成長するもの。同じ条件でも成長の差が大きいものなど色んな光景が畑ではあります。

どうやったら活かせるのか?活かせる環境やその野菜にあわせて対応を変えないとうまくいかないのです。

人間も自然界も一緒で、その環境や仕事にあう合わないの見分けや、どんなサポートをすれば活かせるのかを考えるに至るのも、一緒に成長出来たらいいなー、もしくはその取り組みが楽しいか、やりがいがあると思えるのか、などの思いにつきると思いました。

米は順調に育っています。収穫に向けて、コンバインやバインダーを探しています。
天日干しにするとお米がさらに美味しくなると聞き、挑戦してみたいと思っています。

すぐに試せばもっと良かった

倉庫に、見慣れない機械が置いてありました。
「何だろう?」と気になって調べ、ネットで説明書を探して印刷。持ち歩きながら、時間のある時に試してみようと思っていました。

しかし、そんな時間のある時は来ず、気づけば2年が経っていました。

ある日、偶然にも、その機械が置いてある小屋の前で、クボタのトラクターをメンテナンスしてくれる方と出会いました。
小屋の中の機械の事を思いだし「これ、使えるのかを見てもらえますか?」とお願いしました。

タイヤの空気は抜けており、長年使われず放置されていました。
ガソリンを少し入れてエンジンをかけてみると動いたのです。
さらに使い方を教えてもらうと、これがとんでもなく便利な機械だとわかりました。

もっと早く使っていれば
草刈りの時間は大幅に短縮できたでしょうし、経費も削減でき、他の仕事にもっと力を注げたと思いました。

その機械はハンマーナイフモアで、草刈りの高さを調整でき、雑草に埋もれた野菜やマルチ、杭、防草シートをとる時に便利なのです。平地での作業効率は抜群。
トラクターで耕すように土は掘り返さず、必要な部分だけ草を処理できるのです。

使ってもいい!と言われながらも、実際に使えるようになったのは2年後。
偶然の出会いが、ようやくその価値を知ることが出来ました。

今回の出来事で感じたのは
すぐに試す、わからないことは知っている人にすぐ聞く。
それだけで、仕事の質も時間の使い方も大きく変わるなー。

倉庫にこんな便利な物が眠っていたことに感謝です。

どれが本物か?

どれが本物か見極める秘訣はなんなのか?
面接であっても、取引先であっても、農業でも

農業では田植えをした直後の苗がまだ小さいうちは、畝の間や植えた間隔以外の所に生えている雑草をとっていけば簡単ですが、大きく成長するとどれが雑草でどれが米の苗なのか、とってもわかりにくいのです。


下の田んぼ 雑草の少ない田んぼ


上の田んぼ 雑草の多い田んぼ

太陽の光が当たった時の色の違い。根の張り方、葉の形や長さ、色、そして全体の姿など色々と観察します。
それでも間違えて取ってしまう事もありますが、雑草を抜くと新たな光が差し込み、米の苗は大きく成長するような期待が持てます。

問題が大きくならないうちに、早いうちに、どんどん手を付けていかないと、見分ける事が困難になりますし、大事なものまで影響が及んで成長を阻害される事などもありえるのです。


雑草と米苗

暑ければ雑草はぐんぐん大きくなりますし、自然と向き合いながらも、本物を見極めれるように田んぼで奮闘中です。

毎年進化する玉ねぎドレッシング

私たちのドレッシング作りは、毎年進化できるように挑戦しています。

自家農園で大切に育てた、農薬・化学肥料・除草剤を使わない玉ねぎ。そのこだわりの玉ねぎをぎゅっと詰め込んだドレッシングを、今年も作りました。

昨年は、自家栽培の玉ねぎをすり潰し、酵母でアルコール発酵。その後、酢酸菌を加えてじっくり3カ月かけて行う「静置発酵法」で200年ほど酢を作っている所で玉ねぎ酢を仕込んでもらい、ドレッシングのベースに使用しました。健康にとても良いドレッシングになりましたが、玉ねぎ酢のみだと少し酸味が残る印象がありました。

そこで今年は「黒酢」をブレンド。まろやかさが加わり、毎日の食卓で楽しんでもらえる味に仕上がっています。

使った玉ねぎは、夏の暑さにも負けず、しっかりと大地に根を張った力強い玉ねぎを、200キロほど使ってドレッシングにしました。限定800本です。

今年の玉ねぎは完売しましたが、新しい玉ねぎドレッシングが出来上がりますので是非とも健康にこだわったドレッシングを味わって頂けたらと思っています。

麦かすの臭いはどうなる?

麦かすが周りの農家の方から臭いと言われ、山の横に麦かすを積み上げています。数カ月前から積んでいますが、あまり臭いに変化はありません。

そこで土と混ぜたり、使用済み酵素なども混ぜたりしています。麦かすだけを山積みにしていても一部は白くなり乳酸菌発酵はしますが、量が多いと全体まで発酵するには時間がかかるような感じです。

フロントローダー付きトラクターで積んだり、かき混ぜたりしています。他のものも混ぜたりして臭いが消えるようになるまで実験しようと思っています。