コンバインを知るきっかけ

農地に向かっている時に隣の農家さんと見知らぬ方がいたので声をかけてみるといらなくなったコンバインを引き取ってもらうという事でした。

私はおもわずコンバインを売るなら見せてほしいとお願いをすると、なんと年式は30年~40年前のものだったのです。

ベルトが切れていたので修理をすれば使えるという話でしたが、エンジンもかからなかったので、トラクターとコンバインのバッテリーをつなぎ、エンジンがかかるのか試していました。

その間に、メーカーのイセキに聞いたり、以前にフロントローダー付きトラクターを買ったところに聞いてみると、刈り取った米を大きなタンクにためるタイプと袋に入れるタイプがあると教えてもらい、袋に入れるタイプであれば15万以上ぐらいで中古はあるという話でした。コンバインの重さは500キロ~900キロぐらいまであるらしくちょうど1トントラックがあるので運べるサイズなのです。

イセキの方、中古販売をしている方に聞いても古すぎるので買うのはお勧めしないという事でした。ついでに田植え機も探してとお願いしました。

鉄くずはキロ38円ぐらいなので数万円で引き取る話は辞めました。その引き取り業者にどうやってこの農家さんと知り合ったかを聞くと、飛び込みで営業をしていて知ったとの事。

ちなみに鉄くず以外にも銅板屋根も引き取れるという話でしたので、あわてて3月末までに撤去依頼を受けている小屋の銅板屋根をはがして持って行ってもらいました。ちなみにその作業も手伝って頂きとても助かりました。しかも巨大冷蔵庫も引き取って頂けるような話も出来たのでとてもタイミングが良い事がありました。

見知らぬ方に声をかけて、さらにその方と一緒に来ている方が不動産を探しているという話にもなり、色んな偶然が重なった一日でした。

米農家に聞く

17年前に農薬・化学肥料・除草剤を使わずに育てている農家さんの田植えに参加した事がありました。地球のこと、大地のこと、食の安全のこと大切にしたいという生産者の思いがあり、自家製米ぬか発酵肥料・もみ殻などを肥料として使っているのです。有用な微生物群の力を活かしながら、土壌分析も行い研究されているのです。

稲が主体性を持って、本来持つ力を発揮して育つ生理メカニズムや、田んぼに集まる草や生きものたちの営みの生態系を、総合的に一つのいのちとしてとらえて、その営みごと育みながら稲を育てていく、という考えなのです。

私達も自社商品のリゾットの原料に使わさせてもらったり、仕入れて販売をさせて頂いていました。だが、今ではお米の不作やお米を作ってほしいという依頼なども多数あり、卸をするお米がないという状況です。


真ん中から左と右で玉ねぎの品種がちがうのです

また、違う農家さんで近隣でお米を作っている農家さんと話す機会がありました。すると、その方も農薬不使用のお米を作っていて、教えてくれる方が3月以降に来てもらうという事でしたので、すごいタイミングだと思い、是非とも誘ってほしいとお願いしました。農法としては決まった肥料を買わないといけないみたいだったのです。

この農家さんは学校などに安全なお米を確保したいという思いがあり、近隣の農家さんにもお米を分けてもらうはずだったが、一般の方からの問い合わせが増えて分けれるお米がなくなったとの事態になったそうなのです。

同じ無農薬のお米を作るにしてもそれぞれの思いがあり、その考えにいたる経緯が違うので、問題に対する考え方も違います。お二人の話を聞けてとっても勉強になりました。

農薬・化学肥料・除草剤不使用の米作りに

箕面で10年以上畑をして開発による立ち退きから新天地の茨木市の畑で3年が経過しました。新規で農業委員会を通しての契約は3年の契約になり、その後5年契約になります。

畑の更新の為に大阪府みどり公社が間に入って書類などすべて茨木市農業委員会に2月の契約に間に合うように去年に送り、今年になっても何も手続の返事がないので、茨木市の農業委員会に連絡すると、夏ごろに草刈りの事、地域の住民と調和要件の事で報告がなかったので、更新手続きを進めてないと今年になって連絡をこちらからしてはじめて進んでいな理由がわかったのです。

夏ごろに問い合わせをした時には、その際には草刈りを行います。周りの住民に畑を辞めろと言われたけどうまくそれでも調和して行わないといけないのかという相談をして、報告する事は何ひとつなく、報告する約束もしていません。なのに茨木市の農業委員会の方は、報告がないので何も手続きを進めていませんとの事。

そこから農業委員会は地元の方に事情を聞きとり、ようやくOKを頂き、更新手続きが予定より5カ月先になったのです。

なので農業委員会の対応、地域の方との調和要件がありますので、農地を借りるという事は色んな声や特徴などがわかっていないとどうにもならない事もあるのです。

そんな中、やはり後継者がいない、高齢でうごけなくなるという事は地域で目にはしますが、すんなり農地を借りる事はいろんな近隣の目もあり容易にはすすまないのです。

そんな中、田んぼを500坪ぐらいでしょうか、借りる事が出来たのです。しかも水源は田んぼのうえに池があるので水も安心です。

今年は米も作ってみようと思っています。米ももちろん無農薬、除草剤・化学肥料不使用で挑戦してみます。農地は計2000坪ほどになりますが、農業を就労継続支援B型事業所と一緒に行い、仕事及び食でもサポートを行い、生活の質の向上に向けて動いていけたらと思っています。

息子と一緒に畑仕事

ムクナ豆は畑に置いておくと自然に乾燥されてさやの色が黒っぽくなってきたりします。乾燥している豆だけの収穫を息子に手伝ってもらいました。なかなか慣れたもので、1時間に二人で6カゴ収穫しました。

他にも玉ねぎの畝の間に防草シートを行います。防草シートをするのは雑草予防と玉ねぎの畝のマルチが風で飛ばないようにするためでもあります。その防草シート張りも手伝ってもらいました。本当に助かりました。

今週はムクナ豆の粉末パウダーを愛用してくれている方でパーキソン病の方がいました。その方に感想を聞いてみると、調子が良いという事で購入をして頂いています。

もともとムクナ豆はパーキソン病の方に非常に良い食品と聞いて作ったのがきっかけです。パーキンソン病とは、神経伝達物質であるドーパミンの生成量が減少し、脳からの指令が筋肉に十分に届かず、運動機能に障害が発生する病気です。

ドーパミンの生成量が減少する理由は、脳の中でドーパミンを作る細胞が減少することに関係があります。ドーパミンをそのまま摂取しても、脳内に届かないため、L-ドーパを代わりに摂取します。L-ドーパは脳に届き、脳でドーパミンに変換されてはたらきを示すそうなのです。

ムクナ豆はLドーパを豊富に含んでいることから、パーキンソン病などに有効であると考えられているそうです。ムクナ豆で去年から仕込んでもらっている味噌も出来上がり、試食用のムクナ豆味噌がもうじき届きます。楽しみであります。

7年目のじゃがいも堀り

今年は去年よりも気温が暑かったので9月15日前後からジャガイモを植え付けていました。9月26日までにじゃがいも1650個ほど植え付け完了し、そのじゃがいもで幼稚園児への体験農園に今年も来て頂けました。

毎年、ジャガイモの植え付けがだんだん遅くなるので大きいじゃがいもができているか心配ですが、立派にじゃがいもが育っていて安心しました。今年は就労継続支援B型事業所として活動し、吹田の事業所の方と一緒に協力し合って、利用者の方にもジャガイモの植え付けを手伝ってもらっていました。

肥料を麦かす、使用済み酵素など色々と使っていて2年連続ジャガイモを同じ畑で育てましたが連作障害はなく立派に育っているのですが、周りの方から麦かすがくさいと言われていて、来年の収穫体験を行っているこの畑の肥料をどうするのか検討中なのです。

その解決策となるかわからないですが、フロントローダ付きトラクターと1トントラックを購入したのです。まずはやってみようと思っています。