「ガンと一緒にゆっくり」の本の中で印象に残った事!

ガンの治療に対する事は皆様それぞれ違うと思っている。

がんは死と言う大きな切り札を掲げながら、生きるということに対して

厳しく問いかけ続けた。初めはそんなガンを怖がり、拒絶していたけど

今はその事に向き合い、笑ったり、面白がたったりする事ができ受け止め、

投げ返す事ができるようになった。





がんのおかげで私は人間として少しは成長できたと思う。ガンになったことを諸手を上げてよかったとは決して言えないが、それでもガンになったことを含めて、自分の人生を結構楽しめ、捨てたものじゃないと思えるようになってきた。これからもガンから逃げず、ガンの問いかけに一つづつ真面目に向かい合って生きて行ってみようと思う。そしていつか諸手を上げてガンになれてよかったと言う日を迎えたい。今はまだあまり大きな声ではないけれど、小声であればありがとうと言える。ガンに向かってこっそりありがとうと言う時、私は結構いい顔をしていると思う。私の最後の一呼吸がいつになるかわからい。でも最後の一呼吸まで私はガンをガンちゃんと呼んで、ガンちゃんにありがとうといい続ける生きていくこと向かっていたいと思っている。







『がんと一緒にゆっくりと』 絵門さんの書籍より





続きは次週へ

『家族がガンと言われると、どのようにして接してあげたらいいですか?』という家族からの質問に対して、