サンスターの心身健康道場へ取材

高槻市にあるサンスターの福利厚生施設「心身健康道場」へ2日間取材に行ってきました。

心身健康道場は創業家二代目の現会長が玄米菜食で体質改善をしたことがきっかけとなり、「生活習慣の改善による、自然治癒力の向上と、心と身体の健康づくり」を社員が身体で覚え、実践する場として作られたのです。

社是「常に人々の健康の増進と生活文化の向上に奉仕する」のもと、「人々の健康で幸せな暮らしづくり」の実践のため、1985年から健康道場が始まり、1000人を超えるほどのほぼ全社員に仕事として体験させているのです。

取材をした感想は、「すごい!」につきます。動脈硬化や内臓脂肪はどういう食生活によってなるのか?お腹をへこませる簡単にできる体操は?背骨や骨盤のゆがみに対しての対策は?血圧が高いとどうして動脈硬化につながるのか?口の歯周病はどうしたら防げるのか?など講義は体全体の話になり、わかりやすくとても勉強になります。

参加したサンスターの社員の方と話せる時間は昼食と夕食の時ぐらいで、1日目は朝8時半から始まり17時までみっちりと講義と運動です。

食事は玄米菜食で、旬な素材をまるごと使っていますし、一食あたりの塩分量は平均2gで、とても野菜本来の味がしっかりしているのです。食事の際には、1口につき30回は噛むことも心がけているので口に入れたら箸を置き、噛んだ回数を数え呑み込んだら、箸を使って食べ、噛むを繰り返します。

よく噛んだせいか530キロカロリーでも十分に満腹感がありました。ちなみに2日目には、普段食べる食事のカロリーがどれぐらいなのかを知るために、カロリー計算をしたところ、986キロカロリーもあったのです。90キロカロリーを消費するには、ウォーキングを30分しないと消費しないのです。

普段の食事のカロリーからたんぱく質・脂質・炭水化物のエネルギー栄養バランスを考え、1日野菜350gに近づけるにはどうしたら良いのか?もそれぞれの値を計算して、1日の食事が適切な量なのかも知る事ができました。

それと、健康道場では朝食は青汁のみで、夕食は青汁も出てきます。

青汁は研修に参加した社員が自ら作ります。キャベツ、ほうれん草、小松菜、ニンジン、パセリ、セロリ、リンゴ、レモンを使います。ミキサーをする時間も決まっていて、分量や時間などもすべてきっちりと行います。できたての青汁はとっても飲みやすく、美味いのです。この「健康道場」での青汁が健康道場おいしい青汁と製品化され、健康道場シリーズの商品として誕生したのです。

おいしい青汁の次に10年以上におよぶコレステロール研究の結果、アブラナ科野菜(ブロッコリー・キャベツ)由来のSMCS(天然アミノ酸)に、コレステロールを下げる働きがあることを見出したのです。12週間にわたる臨床試験で、コレステロールの低下作用を確認し、特定保健用食品の表示許可を取得した緑でサラナも誕生したのです。

このように今から32年前に始まった健康道場が、社員の健康ということから始まり、科学的根拠を愚直に研究をし、世に貢献できる商品ができた話などはすごいとしか言いようがありません。

社員の方にも聞いてみたのですが、2泊3日の健康道場のカリキュラムは毎回違っていて、気づきを得る部分も違ったと教えて下さいました。しかも食生活のフォローの為に管理栄養士にも気軽に食事について相談も行っても良いのです。


左 坂井 右 門脇道場長

なんてすばらしい取り組みなんだ!感心する事ばかりで2日目の取材を終えました。とっても貴重な取材が出来ました。続きは、会報誌やホームページなどでまとめて掲載予定です。

?特定保健用食品「緑でサラナ」についてはこちら
→ http://www.kenkousupport.com/item/18858.html

心身健康道場のホームページはこちら→ http://www.kenkodojo.com/shinshinkenko/

 

玉ねぎが完売!

友達のご縁で吹田市にある敬愛幼稚園の年長・年中さんを含めて、400人の子供達に玉ねぎ採りを体験してもらう事が出来ました。人数が多いので6月1日からクラスごとに順番に来て頂き、6月16日で最終でした。とっても楽しそうにしていて、喜んでくれていたので、私も見ているだけで嬉しい気持ちになりました。

今年も箕面ビールさんから麦かすを分けて頂き、すぐに土と混ぜ合わせ、オーストラリアでとれた天日干しのみした自然の塩と米ぬかで育てました。それとアートテンという宇宙エネルギーも導入しています。今年は比較的、気温が高かったせいか、玉ねぎが大きく育ってくれました。もちろん無農薬・無化学肥料で鶏糞・牛糞も一切使っていません。水やりも苗が定着するときぐらいしかしていません。自然の力に任せています。

今年は4200個ほど作りましたが、去年から玉ねぎを買いたいといって頂いた方や欲しいという方でホームページで販売することなく、口コミのみで完売となりました。

幼稚園を紹介してくれた友達からは玉ねぎがおいしかったので玉ねぎが残っていたら売ってほしい!生で食べれるよ!大好評やったよ!今まで収穫した玉ねぎとは大違いでおいしい!など言って頂けたので、来年は現段階で5500個ほど作らないと、足らないと思っています。

ご予約いただいた方の分は確保したいと思っていますので、種蒔きをする今年の10月までに玉ねぎのご予約でご連絡頂けたらと思います。

玉ねぎが好評でしたので、サツマイモ掘りも体験してもらえるように6月3日に鳴門金時の苗を240本、6月10日に150本を定植しました。5月分と合わせると560本です。

ここからつるが伸びたら切って、また追加で定植していき増やしていく予定です。

子供たちも私が何も言わなくても3人で分担し、玉ねぎを採り、根っこや葉をきれいに切ってくれて、2カゴいっぱいになるまで手伝ってくれました。

今年も本当にみんなが手伝ってくれたおかげで玉ねぎが収穫できました。

 

十津川農場の玉置社長とお会いして2

十津川農場の玉置社長と室長の瀬口さんが当社に来てくださいました。電話では瀬口さんと一度お話しした事があり、枇杷の品種は何を使っているのか?枇杷などに含まれるアミグダリンは実際には良いのですか?などを聞いていた事などについて、資料を頂きました。

品種については、鹿児島早生や田中(たなか)など色々な品種が混ざっているみたいでした。以前に大分の枇杷農家さんを見学しに行ったときに、茂木が一番薬効が良いと聞いたことがあり、それを信じていました。大分の農家さんは獣医でもあり、経営者でもあり、枇杷の発酵したお茶も販売していた方で、牛の乳腺炎が良くなったことがきっかけで枇杷を調べて茂木(もぎ)の品種にたどりついたと聞いていたからです。

枇杷などに含まれるアミグダリンについては今でもよく質問を頂きます。どれぐらい枇杷茶や枇杷種粉末を飲めば効果があるのか?などです。

アミグダリンそのものに毒性はないのですが、エムルシン (emulsin) という酵素によって加水分解されるとグルコース、マンデロニトリルという物質が 生成されます。このマンデロニトリルが分解されるとベンズアルデヒドとシアン化水素(青酸で猛毒)を発生します。

エムルシンはアミグダリンを含む未熟な果実などと一緒に含まれる事が多く、アミグダリンを含む果実が熟すにつれてエムルシンの作用によりアミグダリンは分解され、 濃度が下がっていきます。

この時に発生する青酸も時間と共に消失していくので、熟した果実を経口摂取しても青酸中毒に陥る心配はほとんどありませんが、 未成熟な果実や種子など高濃度のアミグダリンが残った果実などを経口摂取すると、アミグダリンは体内で加水分解され、青酸を発生し、中毒を起こします。

アミグダリンは、ガン細胞の周囲にあるベータグルコシターゼという酵素に触れると、シアン化合物を出し、がん細胞を殺し、一方で正常細胞に近づき、その周囲にあるロルターゼという酵素に触れると安息香酸に変化し、免疫力の強い細胞を作る仕組みを生化学的に解明さていました。

この治療法は「ビタミンB17療法」あるいは「レートリル」療法と呼ばれています。しかし、米国国立癌研究所(NCI)によると、癌への治療や改善、延命などに対して効果が無く、逆に青酸中毒を起こし死に至る恐れがある事を指摘されてもいるのです。

 

アミグダリンが良いという説では、

1) 釈迦三千年の仏教医学
もともとビワの木はインドや中国の南部が原産地とされていますが、ビワの木に優れた薬効のあることはその地域の人々にはお釈迦様の時代から良く知られていたようです。

仏教の経典(仏典)のひとつ『大般涅槃経だいはつねはんぎょう』の中で、ビワの木は「大薬王樹」、ビワの葉は「無憂扇」と呼ばれ、例えば「大薬王樹、枝、葉、根、茎ともに大薬あり、病者は香を嗅ぎ、手に触れ、舌に嘗めて、ことごとく諸苦を治す」と、大変優れた薬効があると伝えられています。

また、中国でもビワの葉は枇杷葉びわようと呼ばれ、漢方の生薬として大切に扱われてきました。

明時代の書物『本草綱目』(1596年、李時珍・著)や、清時代の書物『医宗金鑑いそうきんかん』にもビワの葉の効用についての記述があり、現在でもいろいろな漢方薬に配合されています。これら枇杷葉が配合された漢方薬の多くは「肺の熱っぽいもやもやをしずめ、痰を切り、咳を止め、胃の不快な症状を穏やかにして吐き気を抑える薬」とされています。

2) 奈良時代に仏教とともに中国から伝来
禅文化研究所の文献によれば、ビワの葉療法は鑑真和尚(唐招提寺建立)が中国から日本に伝えたとされています。

特に、時の天皇、聖武天皇のお妃の光明皇后が730年に「施薬院」(今の病院)を創設し、そこでもビワの葉療法が行われていました。

やがて、お寺の僧侶が寺の境内にビワの木を植えて檀家の人々や村人にビワの葉療法を行い、病人を救うようになりました。

しかし一般には「ビワの木を庭に植えると病人が絶えない」とか「縁起が悪いのでビワの木を庭に植えてはならない」という言い伝えがあるのも事実です。

これはビワの木に薬効があることが知られるにつれ、庭にビワの木のある家には病人が出入りするようになり、それを嫌ってそのような言い伝えが生まれたのではないかと言われています。

つまり、これはまったくの迷信で、裏を返せばビワの木のすぐれた薬効を裏付けるものと言うこともできそうです。

具体的には以下のようなものが挙げられます。
1)ビワの葉を直接患部に貼る方法
色の濃い古いビワの葉を選んで採取し、表のツルツルした面を患部に当てて貼っておくと、体温によりビワの葉が温められて薬効成分が少しずつ皮膚から浸透し、痛みや腫れがとれたりします。(ビワの生葉を貼るだけの簡単な方法)

例えば、捻挫や末期ガンの痛みに奏効したという事例があります。
体温で葉がすぐにバリバリになるので、葉の上にラップや油紙を貼っておくとより効果的です。

病人の場合には、寝床にビワの葉を敷き並べ、その上にタオルを敷いて横になるという間接的な当て方でも効果があるようです。
2) 金地院療法(ビワの葉をあぶって撫でる方法)
福島論文の表紙静岡県浜松市北区細江町にある臨済宗の寺、金地院こんちいんで河野大圭こうのたいけい禅師が行った療法で、難病に苦しむ20万人以上の人々を救ったと言われています。(ビワの葉療法のふるさと・金地院を訪ねて)

緑の濃い厚手の生葉の光沢のある表面を焦げない程度に火で焙り、二枚合わせて両手で10回ほど擦り合わせ、これを一枚ずつ両手に持って熱いうちに皮膚に直接密着させ、押し揉むようにして撫でます。

撫でる場所はまず腹部を6?7分、丹田とみぞおちを入念に行い、その後、背、肩、腰、尻まで全部で10分程度行います。

最後に患部、例えば肝炎なら肝臓部の腹部と背部に行います。

冒頭で紹介した福島鐵雄博士のコメントは、河野大圭禅師の施療を目の当たりにしてその卓効に感動し、そのメカニズムを科学的に説明しようと発表した『皮膚を通して行う青酸療法(河野大圭禅師のビワの葉療法の紹介とその科学的研究)』という論文(右図)の中で述べられたものです。

この論文の中で福島博士は、難病を抱える何人もの患者が河野禅師の施療によって治癒するさまを自らの目で確認したことを報告し、その科学的メカニズムについて、ビワの葉には「アミグダリン」と「エルムシン」とが含有されており、葉の表面を火であぶることによってアミグダリンとエムルシンが相互反応して微量の青酸が発生し、それが皮膚を通して吸収され、甚大な効果を発揮するものと考える。青酸は恐るべき猛毒であるが、ごく微量の青酸は逆に甚大な薬効をもたらすのではないか、と述べています。(ビワと健康より抜粋)

 

悪い説と良い説があり、正直わからないのが本音です。ただ必要な人がいて、喜びの声も頂いているのも事実であり、後悔した方は知りません。

十津川農場の枇杷茶に関しましては、アミグダリンは検出されませんが、特殊な製法や発酵により特殊な特許も取れていますし、研究の中で重合ポリフェノールの力もあり、様々な喜びの声があるとの事でした。

8月には十津川農場に見学しに行こうと思っています。