自然の野菜は腐らない?!

野菜の仕入れなどを調べていると「自然の野菜は腐らない」という
書籍を知りました。誰が出しているのか調べてみると、
ナチュラル・ハーモニーさんの代表の方が出版されていましたので
資料を請求してみました。

自然の野菜とは、自然栽培農法の事で動物性の肥料及び肥料を使わ
ない農法なのです。何を肥料として使うかと言いますと、その畑か
ら採れる野菜クズ、雑草など畑から出る植物類のみなのです。

もう信じれませんでした。私は、鶏糞・牛糞などは使う物だと思い
込んでいました。実際に私達の畑も発酵鶏糞を使っています。
どうしても話を聞きたかったので、東京の本社にお伺いし商品の広報
の方より色々とお聞きする事ができました。
その時に、自然栽培と有機栽培と一般で売られている野菜を観察した
実験の話を聞きました。

すると、有機栽培と一般で売られている野菜は腐るのですが、自然栽培
された野菜は枯れるそうなんです。しかも発酵する事もあるそうなん
です。そしてびっくりした事は、一般で売られている野菜と有機栽培
では有機栽培の野菜の方が腐るのが早かったそうなんです。

あくまでも聞いた話なので検証をしてみないと何とも言えませんが、
腐らずに枯れるか発酵するというのはどんなエネルギーのある野菜
なのかと、自然栽培された野菜に興味が惹かれました。
その話だけで、一つの畑で試してみたいと思いまいた。

ちょうど、島根県で自然栽培をされてきた方の講演が7月9・10日にある
事も教えてくださいました。場所と開催予定日にもびっくりしました。

すでに7月10日?12日まで島根県に農家の方が集まる会に参加の申し込
みをしていて、ちょうどその時には同じ島根県にいるからです。

本当に偶然です。これは偶然でなく必然だ!とかってに思い込み、
何かがあると思いました。自然栽培の講演の参加者の空きも1つあり
ましたので、申し込みをしました。

またまた楽しみが増えました。

伊賀の里 モクモク手づくりファームに視察!

隣の農家さんから情報を聞き、視察に農業スタッフ2人と健康サポート
カウセラーと計4人で行ってきました。

モクモク手づくりファームの駐車場の近くには堆肥場があり、駐車場
から施設に入園する付近には野菜の販売所があります。
そして施設に入ると温泉があり、レストランが3店舗、しいたけ育成室、
地ビール工場、パン工場、アイスクリームの製造販売、コロッケの販売、
ウインナー・パンなどを作る体験室など敷地内はありとあらゆる施設が
そろっているのです。

施設内見学後、モクモク手づくりファームの吉田専務からお話をお伺
いする事が出来ました。あまりにもスケールが大きいので、立ち上げ
から現在に至るまでとても興味があり、聞いてみました。

すると養豚農家19名と吉田専務(獣医)の計20名でウィンナー
工場から出発したそうなんです。
「農家が生産から加工・販売をし、農家が主役となる産業を構築する」
という計画をたて数億の借り入れを行ったそうなんです。

それで野菜の直売所を建て、モクモク手づくりファームの野菜だけで
なく、地域の農家さんと連携して朝市を行い、新鮮な野菜をその日に
持ってきて、その日に売れ残れば持って帰ってもらうことを行った
そうです。

それから会員さんが増え、会員さんの声にも耳を傾け順番にサービス
を増やしてきた感じでした。このサービスというのは、子供が楽し
める泥んこ運動会、カエルの競技、豚の演技などが盛り込まれている
のです。

ただ「産業改革を行いたい」という理想をおいかけているだけでなく、
会員さんの満足も一緒に考え運営されているのでとても来て頂ける
お客さんを大事にしているのだと思いました。

そして食育を伝えたい為に、施設内に泊まれるコテージを作ったりも
しているのです。私達もコテージでの宿泊です。

その他にも全国の農家の方が年に1度集まる情報を聞いたので、
それに参加させて頂く事にもなりました。申し込みの締め切りが
過ぎていましたが、なんとかしてくださいました。

モクモク手づくりファームで1泊して、次の日は農学舎に行きました。
家庭菜園用に農地を貸して、指導や農園に関わる行事を行っている
所なんです。そこでも責任者の方や家庭菜園のサポーターの方から
お話をお伺いする事が出来ました。トマト、ナスビ、トウモロコシ、
カボチャの育て方のコツなどはとても参考になりました。

今回の旅で思った事は、自己満足だけではなく、会員さんの声に
耳を傾け、サービスを増やす事も並行しながら、自分達の農業に
かける情熱と味を伝える事をさらに行っていこうと思いました。

自分達の野菜のレベルの位置も確認する為にも違う農家さんの
野菜のこだわり(農薬の散布・化学肥料の有無)や味を知る事
などもできる朝市などもして、農家のネットワークや地産地消
にもつながる試みも大事だと思いました。

高槻市・池田市・北摂地域での地域密着活動もこれからは少し
ずつできたらと思います。

奈良の杉浦農園さんを見学

オーガニックキッチンアクアでは杉浦農園さんの人参、玉葱などを
つかわさせて頂いていました。

私は、杉浦さんとは1月2日にお店に来て頂いた時にはじめてお会い
したのですが、じっくり野菜の事が聞けませんでした。とっても気
になっていたので5月30日に杉浦さんの農園にスタッフ5人と見学に
行きました。

久しぶりにお会いしたら私の事がわからなかったそうです。1月に
会った時に比べて見た目が違ったみたいです。
(減量14キロですので、、)

杉浦さんからお伺いした事などスタッフがこまかく解説したのが
無農薬農園ブログに掲載中です。

私が印象に残っている事は、「今年の出来栄えが良い」という話が
ありました。それは前年とどのような方法の違いがあったのかを聞
くと、「土を1ヶ月ねかせるのでなく、2ヶ月?3ヶ月多くねかしたと
おっしゃっていました。」

野菜の顔色を7年見続けている杉浦さんが土の発酵の期間を変えたと
いう事は、根本は土にあると感じれた事がとても参考になりました。

早速、堆肥作りの為にオガクズ、米ぬか、発酵鶏糞2種類、卵の殻、
畑にある土を混ぜ合わせてシートをかぶせて、秋の為の土作りを
始めました。

野菜の顔を見続けた観察力により対策を積み重ねる事が、おしい野菜
につながる事っていうのは、スタッフと同じ目標に向かってお客様に
喜ばれる会社を運営する事、うまい料理をお出しする事などにおいて
は共通する点があるなーと思いました。

次は、隣の農家さんから聞いた三重の自家菜園レストランに行って
みようと思っています。もう予約はしましたのでまたスタッフ達と
勉強してきます。