なんでも分解できる菌群をまく

なんでも分解する菌群の話を聞き、その菌群を取り寄せる事が出来ました。その菌群をかける前にアマゾンで1キロ四方にしか自生しなくて、しかも30年以上育ったタヒボ茶の茶殻と米糠をまき、そこに菌群をかけ、トラクタ一で一緒に耕しました。


タヒボ茶の茶殻をまいたあと

この菌群を使うと、米ぬかに付着している農薬も分解できるとの事です。他にも化学肥料、除草剤などは、分解され無力になり、ダイオキシン・カドミウム・鉛・硫黄・水銀・ヒ素などは劇的に数値が減るデーターもあるのです。

菌群を混ぜた後は、たっぷりの水がいるらしく、運よくその日の夜中に雨が降ったので順調にいきました。1か月後に玉ねぎを定植するのが楽しみです。

他の畝では、今まで通りビールの役目を終えた麦かす・タヒボ茶の茶殻・米ぬかをまき、耕したところを家族で定植を行いました。

長男はマルチ抑えの杭の準備を行い、妻のご両親・妻・次女は玉ねぎの苗の定植を手伝ってくれました。みんなで分担して行えば、とてもスムーズに玉ねぎの定植が出来ます。とってもありがたいものです。


玉ねぎの定植

話は変わりますが、この畑での作付けは来年中で終了する可能性がとても高いのです。周りの畑の方が市街化調整区域を市に買い取ってほしいという願いが通り、この田園地帯に道路が通り、住宅が建ったりする予定となっているのです。


マルチ押さえの準備のお手伝い

高齢化で後継ぎがいないとの理由もあるのかもしれませんが、また自然がなくなり、人口が減少していくだろうという想定の中でもまたも開発で自然がなくなります。自然を壊してまでする意義があるのか?どうして箕面市も承諾するのかは理解ができません。

900坪で野菜を作ってきて、最大1250坪で野菜を作り、今でも700坪以上で農業をして12年になります。

加工品では2年前から大阪府に相談をして、畑で採れた野菜を使ってドレッシングやポタージュ・玉ねぎ味噌なども作り、箕面市のふるさと納税にも選んでいただきましたが、農業委員会を通して畑を借りていませんので、農業の実績が全くないと判断されます。役所の指定の手順をふんでいないという理由だけです。

周りの方の中では、そんなに早く農地が使えなくなる事はないとか、それだけの実績があれば簡単に他の農地が借りる事ができるなど色々な声はありますが、積み上げてきた信頼や期待を農地がなくなったという他人のせいにして出来なくなったと言いたくないので今から準備が必要だと思い、会う人に農地が余ってないのかを聞いて回っています。

そんな中、加工品の相談をしていた方が、フードストアソリューションズフェア2020で講演をするという事で電話のみの相談だけでしたので、どんな方か知りたくて会いに行きました。その際に糖度8以上のトマトを見かけたので、食べてみるとめちゃくちゃうまいのです。

しかも大阪でハウス栽培を行っていて、水耕栽培でなくバッグ栽培を行っているとの事で有機肥料を使っているのです。しかも色々とお聞きしているとなんでも教えてくださり、見学も行ってみたいと思いました。キノシタファームのトマトは美味しいのでお勧めです。

直観で今できる事を精一杯すれば道は開けると考えています。意味がないと思っても出来事にはなんらかの理由もあるかもしれませんし、試練は修行の場であったり、信念を試されているのかもしれません。このような試練があったからこそ、農業と福祉を合わせた事業をする良いきっかけかもしれませんので、動きながら考えて出会った方から色々と学べたらと思います。