調査

1月末に退去されたので、はじめて貸していた住居を見に行きました。中に入ると床がきしんでいますし、畳はボロボロで浴室は昔ながらのタイル張りで洗面台は扉がとれていて、扉の木は一部破損していて、ふすまもボロボロでした。



それとこの家の前の道は建築基準法上の道路でないという事がわかり、本来なら建築不可です。そこで確認のために市役所に行ってきました。確認してみますと、道路の幅が2.7メートル以上であれば、中心線から2メートルずつのセットバックを建て替え時に行う事を近隣の方と協定書を結んで市に提出をすれば、承認される可能性が高いとの事でした。

そしてまた物件の所にもどり、道幅をはかってみるとほぼ4メートルあり、セットバックもほぼなさそうなのです。近隣の方に市役所でのやりとりを話すと、建替えできないと思っていたとの返答でした。それだったら協力しますと言ってくれました。再建築不可が建替えできるのと出来ないのでは資産価値はかなり変わってきます。

家の前の道路には車がとまっていたり、自転車を置いたりみんなで決めているので、前に住まれていた方は家の前に車を停めていたと教えてくれました。他の方も話しやすい方で色々と教えてもらえました。

大工さんにも見に来てもらい、リフォーム費用の概算を教えてもらいました。今は住宅メーカー・工務店にどれぐらいで建てれるのかの資料を集めています。

もう少し調べてから立て直すのか?リフォームをするのか決めたいと思っています。前の入居者さんからは買い戻すという約束でしたが、手放すのには色んな事情もありますし仕方がない事です。

何がきっかけになるかはわかりませんが、調べたり、人に聞く事によって道が切り開けていく事はおもしろい事です。経験させてもらえていると思い、今の現状に対して考え、最善の方法に向かって取り組んでいけたらと思っています。