相手の事を知るが愚問の場合も

介護の勉強の為に初任者研修に行っているのですが、別に初任者研修を受けずに実務者研修を受ける事も可能だと知りました。だが、毎回、講義の先生が違い、初任者研修は先生の経験や対応を聞くのが面白いのです。

認知症のケアをされている所では、入居者さんが施設を出て行っても黙ってついて行って、コンビニに入ったところもついていき、偶然に会ったことをよそって話し、今から帰りますが一緒に帰りますか?と訪ねて施設に帰ったりするそうなのです。

私ならどこいくの?外に行ったらダメ、何しているの?と怒たり叱ったりすると思いますが、その入居者さんの状態を把握して対応をするそうなのです。

認知症でもアルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭葉変性症と種類があります。それぞれの特性があり症状、ケアが違うのです。

その方の問題点を探し、その問題点を課題と考える課題解決型アプローチと、ある目標を設定し、その目標を達成する事で良い状態を作ろうとする目標指向型アプローチを用いたり、周りの人たちから大事にされいる(尊重されている)という気持ちを持てるようにするケア「パーソン・センタード・ケア」(その人を中心としたケア)もあるのです。

認知症のケアの件で色んな事例の紹介をしてくれた先生にケアテックで偶然に会い、前に講義で質問があった所を調べておいたよ。と会った時に教えてくれました。

この先生は介護士を底上げしたいと願う先生でとても勉強になります。

知らない事はお聞きし、理解し、パートナーとしてやっていけるのかを確認するために医師に色んな質問をした事があります。

私の質問はがん・難病の方に対応してもらえるのか?何が専門なのか?夜間は対応してもらえるのか?訪問診療と訪問看護でもめる原因として○○があるみたいだが、それはどうなのか?など、相手の事を知らずに聞きたい事を聞いた結果、愚問と捉えられることもあります。

介護士と看護師の面接も行っていますが、通勤に1時間以上かかる方、自己主張が強い方、人の事を大切に思う方、謙虚な方、自分の間違えを認める方、成長意欲の高い方など様々です。

はじめてのお見合いみたいで、何かひっかかる事があれば後日聞いたりしますし、質問の返事を待っている場合もあり、お互いが一緒に働けるのか知ろうと確認しあいます。

質問をするにあたり色んな業界の常識があったり、関りがあったり考え方があるので、色んな事を経験できた1週間でした。

畑ではトラクターで耕している後を白鷺(シラサギ)がついていってます。カラスがついてくることはあるのですが、しらさぎは初めての光景です。



多くの事を理解するには色んな事に触れない事にははじまりませんね。