見学に行く

グループホームを探す方は、どのような方なのか?どのような仕事をしているのか?どのような関りを行っているのか?を知るために、今週は就労継続支援B型の事業所2か所と生活介護事業所と共同生活援助(グループホーム)2カ所と相談支援事業所にお話を聞きに行きました。

仕事の様子を見ると、テキパキと計量をする方、袋詰めする方、ハサミで切る方、掃除をする方など分担して行い、誰が障害を持っているのか?見ていてわからないぐらい、真面目に仕事に向き合って行っているのです。

精神・知的の障害のある方でも、歩いて通ったり、自転車で通ったりと様々なのです。一人で通勤するまでには、相談支援員の方・ご両親・グループホーム・作業所の方とも連携して、2~3か月ほど様子を見たりして、本人の意思も含めて決めるのです。

もちろん、それまでには、付き添ったり色んな工程はありますが、ちょっとずつ出来たときは、みなさんが連携してきた成果なので、みんなが喜びあい、自立に一歩ずつ進んで行くのです。

事業所に勤めている時には、服薬管理もみなさんがご自身でされています。本人の様子が悪ければ、本人は休むことも選択できますし、本人が出来る範囲で仕事も行います。事業所の方はできるだけ手を出して手伝わない、見守るは自主性を促し、自分で決定してもらうとの事。周囲に助けを求めて、やってくださいと決める事も大事で本人の意思表示で、自立と考えるそうです。

もちろん見守るというのは、様子を全く見ないとかでなく、見ておかしいと思えば声をかけたりして、何を思ったり、言いたいのかも確認したりするのです。決してこちらから、この方が良いとかを提示する事はなく、本人に決めてもらうスタンスなのです。だからといって、ルールがないわけではありません。共同で仕事をするや自主的に運動する場所として、みんなが気持ちよくできる環境づくりのルールもあるのです。


玉ねぎが少しずつ芽が出てきました。

一番大事なのは、関りだと教えて頂きました。ある所で特性がでるけど、ここではそんな事はないであったり、今まで引きこもりだったのが、事業所に来るようになり、様子も変わったのでびっくりだとか、関りで大きく変わるのです。不満をため込むのか?何を求めているのか?は様子を見て感じ取り、関わる事で少しずつ変化があるそうなんです。

精神・知的の障害があっても、障害手帳は任意の申告であり自己申告なので、障害手帳を持っていない方もいるみたいです。サポートが必要な方は、障害手帳を取得し、家族以外にも相談支援員や作業所の方などとも関り、連携してサポート体制ができるのです。

精神の方がグループホームに入居していると、怖い、何をするかわからない、奇声を発するなども実際にはどうなのかもわからなかったので、それについても見学や聞き込みでわかったのが、グループホームに住みたいと思われる方は、ご家族が高齢なので、一人暮らしに備えるためのステップであったり、周りの方とも相談して、一つずつ自立しようと考えている方でもあるのです。

全員には理由を確認はできていません。中には、返事だけする方やマイペースな方もいます。それでも理解するように周りの方は、話しかけて少しずつ、意思表示をくみとっているのです。

親元から離れて、グループホームでの共同生活にも慣れようと、最初は週に何度か実家にも帰りながらも、共同生活ができるようになったり、騒音の事を近所の方に言われると、一緒に暮らしているメンバーでミーティングで話し合い、ルールを決めていくのです。みんな、その場所にとけこみ暮らすために自分なりの解決法を模索しながら向き合っているのです。

だが、近くにそのような施設ができるとなると、施設コンフリクトという問題になります。
施設コンフリクトとは、身体・知的あるいは精神障害者や高齢者のための社会福祉施設の新設計画が、近隣住民の反対運動によって中断や停滞するような摩擦が起こり、なぜこの場所でなのか?この環境が変わるのは困るという、人権や権利についての争いが起こるのです。

私も初めて施設コンフリクトという言葉を知りました。グループホームが100%安全なのか?と聞かれますが、どのようにしたら解決できるのか、色んな方に相談して、もっと勉強していこうと思いました。

それと、地域で福祉事業を始める方のサポートが出来ればと思い、株式会社福祉サポートホームとして不動産業も行い、地域の特性を知り、自分の経験を役に立てたらと思っています。



今週は、西式健康法の西万二郎先生が当社に来て頂いた時に、乳酸菌青汁のシンバイオテンを試飲させてもらい、何がどう違うのかや、柿の葉茶のビタミンCの事についてもお聞きする事が出来ました。またご紹介できたらと思います。