9か所目のグループホーム見学

何度か偶然にお会いした方のご紹介により、精神障がい者のグループホームの見学に行ってきました。そこで世話人の方に今までにグループホームの説明会・意見交換会でよくでる質問をしてみました。

質問は
奇声を発して隣人から苦情はあったりするのか?
近隣に迷惑をかけたりした事はあるのか?
突然に飛び出したりする事はあるのか?
統合失調症などで季節の変わり目には何かあるのか?
門限や仕事から帰ってきてからの外出の制限は?
心神喪失する事があるのか?
世話人としてどんな経験があるとよいと思いますか?
困った事は?

奇声での苦情・近隣の方への迷惑・突然の飛び出しは今までにないとの事でした。みなさんが日中は、就労支援事業所や生活介護事業所に行っているので、例えば服薬を忘れた場合やない場合は、作業所と連携したりして、薬を飲んでいない事を連絡したり、なかったらもらいに行ったりして、連携をとったりして、本人の服薬状況・体調を見ながらサポートしている。

グループホームで服薬しない場合は薬をあずけたりもするとの事。服薬管理を本人で行ってもらうが、グループホーム及び関係機関が見守りサポートしているので、季節の変わり目に何かある事などは特にないとの事です。

門限も外出も自由にしているとの事でした。もう大人ですしその辺は本人達に任せているとの事でした。なかには自転車で市外に行く方もいるし、帰ってこなく心配することはあるとの事です。だからといって、人に迷惑をかけたりしているのでなく、行きたい所に行き過ごしている事もあるとの事でした。

それと心神喪失するような事は今までにないとの事です。グループホームを利用される方は、病院での入院が必要な方でなく、身の回りの生活ができ、就労支援事業所や働いたりしてる方であり、心神喪失とは犯罪を犯した場合にその罪を逃れるために使われるような言葉でないかと考えているそうです。

世話人としてどんな経験があると良いと思いますか?と聞くと、「知的障害のガイドヘルパーの資格はもっているが何も役に立たなかった!それより子供を育ててきた経験のほうが役に立った。」と言われた事にびっくりしました。受け入れて、聞いてあげて、そして違う事は違うと言ってあげる。嘘ついたやろと言わず、これは何ですか?と聞く。信頼関係で成り立つとの事でした。

取材中も、利用者の方が世話人の方に今日の料理の事などを聞かれたり、違う世話人の方の事を話されていたりしているのを聞いていると、いたって家族でのやりとりと変わらないと思いました。

困ったことについては、
「世話人は、管理という感じがでなく、小言の多いおやじみたいなもの。なんでもいう事をきくだけでなく、現状をわかってあげる。」とおっしゃっていました。


本日収穫した人参です。形や色はバラバラで同じものはない。

人には特性があり、例えばカギを閉め忘れたり、落としたり、金銭管理がうまくいかなかったりするので、紛失したら実費で責任をとりカギを買わないといけないですし、金銭管理に関しては、ご両親から預かり個別支援計画も踏まえて、サポートするとの事でした。

食べ終わった後の食器洗い、洗濯・乾燥などは本人にしてもらい、食事の用意・共用部分の掃除は世話人がするとの事でした。なのでグループホームの利用者の方が自分のものは自分で買い出しに行くとの事です。

ちなみに精神障害で区分3の方が多いグループホームでした。もちろん区分4や区分2の方もいるが、あまり違いがわからないともおっしゃっていました。

それと特性も環境により変わるとの事でした。ある事例も教えてもらいとても勉強になりました。

心神喪失については違う専門家にも聞いてみました。
心神喪失は司法では使われるが、一般的にグループホームに入所される方は、グループホームに住む事も契約であり、就労支援事業所に行くのも契約ですし、日常生活ができる方は常に選択肢の中から決断しているので、判断能力はあるとの考え方なのですとの意見を聞き、今までの違う視点からの回答でしたのでとても参考になりました。

他にも新聞・インターネット上でなどでグループホームの反対運動をされている事業所に連絡してみました。そこでも同じような近隣からの意見があったが、開設するとの事でした。

福祉事業を何十年も行っている経営者の方や介護士資格などの講座で教えている先生がグループホームを行っているのでその方にも見学とお話を聞きに行く約束も出来ましたので、色々と引き続き勉強して、少しでも福祉事業を考えている方のお役に立てれたらと思っています。

それと、箕面市内でシルクサスペンションを行う場所やスタジオを探されている方、もしくは整体・マッサージ・アロマセラピーなどを行いたい方がいらっしゃればご連絡いただけたらと思います。そのような方と事業を行ったり、スペースを貸したりなどでお互いがこれを機会にコラボしたり、健康などについてのお話ができたらと考えています。

セラピストの方で人の治療をしていると自分も癒されると言われる熱心な方がいらっしゃって今後の事でどうすればお互いに良いのか?も話していますので、そのような輪が広がればと思っています。スタジオスペース・キッチンスペース・セラビストスペースを順番に用意しています。