動きまわった出会いで

兵庫県にあるグループホームに見学に行きました。グループホーム4か所、移動支援、重度介護、居宅介護、就労継続支援B型事業所では顧問をされている経営者の方からお話を聞くことが出来ました。

まずこのグループホームは、とても住居の間隔が狭く全面の道路幅は2メートルぐらいで奥の場所です。なかは広く、居室が5部屋ありました。

そこの事業所は、隠さずオープンにするという事でみなさんのお部屋を見学させてもらいました。どのお部屋もとても整理整頓されていて、すべて入居者の方がされているとの事でした。ちなみに奇声や暴力、近隣での破損・飛び出しなどあるか聞いたのですが、今までにそんな事はないとの事です。

入居者は知的障害・精神障害の方がいて、知的障害の方で引きこもりたいと望まれる方も入居されていると聞きました。だが、ここでは日中の訓練も行うことが条件でもあり、まずは週に1回から取り組み、今では週3回日中に就労支援事業所に行くようになった方もいると教えてくださいました。



この事業所では、奇声・自傷行為、他害行為、暴力などは即退去と契約書に書いているそうですが、おさえつけるだけでなく、どんなサポートをすればそのような行為をしなくても生活できるのかをグループホームで考え、一緒にやっていきましょう!と生活のサポートを続ける事もあるとの事です。

万引きをする知的障害者の方がいて、万引きをさせない為にどこに行っても、同行しないといけないようにするのでなく、いつか万引きをしなくてもよい状況を作っていくためにも支援会議でサポートしていくとの事ですが、支援が難しい場合は地域で暮らしていくグループホームでなく施設に入るほうが安全な場合もあったりするそうです。

他にも重度の方(区分5・6)になればなるほど、一人ぐらしを提案しているとの事。重度訪問を24時間つけると1対1で見守りが付き安全であるからだそうです。

重度障害の方に支援者が教え込もうとしたり、どうしてそんな事をするなどの言葉で、こだわりが出てきて暴れまわるような事もあり、精神病院に入院された方もいてたの事。なので、1件で見てもらうのでなく2件の事業所で見てもらう方が良いとの事です。

経営者の方は、精神病院でも働いていたので私ならこう対処すると教えてくださいました。あっという間の2時間半でした。動き回ったりして出会えた方にこのような機会を頂き、10年以上の介護・福祉業界での実体験を聞けたので、本当に良かったです。今回で10か所目のグループホーム見学でした。

他にもとっても良い就労継続支援事業所があるなどの情報も教えて頂いたので、是非とも見学に行ってみたいと思います。勉強するためにもっと動き回ってみます。


南千里の公園内に飲食店が、とっても店内おしゃれで料理もおいしい。近くにあっても知らないことはまだまだあります。