芋ほりは幼稚園の子供達に2

掘った所に食べられる芋が出来てないという事もありましたが、すべてほりつくしてなんとか650人の園児に芋がいきわたり、喜んで頂いて終える事が出来ました。

掘って芋があまりにも小さければショックを受ける!
掘って大きければほっとし、大満足。

これは私の気持ちであり、幼稚園の先生はどう思っているのか?
先生は、「また是非ともお願いします。」と言って頂けました。
私は今回の芋ほりでの芋の収穫量を考えると提示していた金額より少なく考えていたのですが、またお願いしたいですし、予定通りの金額でという事でした。ありがたく頂き、次はもっと顔晴ろうと思いました。

振り返ってみると、芋の大きさは一番早くに植えた所は確かに大きい可能性も高かったような気がしました。だが、遅くに植えた所でも大きい芋が採れました。

この違いは何なのかと考えると畑では、場所により水はけが若干違うので同じように麦かすや米ぬかなどを混ぜて耕す時期、天気によっても土が団子状になったりサラサラになったりします。

昔は鶏糞を使っていた時には、こんな団子状になる事はありませんでした。それは天候の良い日に一気に耕し、土をそのまま発酵できるからです。

今は、箕面ビールさんのご協力のもとビールの役目を終えた麦かすには限りがあるので、頂いたら耕すという具合で、その時の天候にもより、耕した後の土の状態が全く違ってきます。

鶏糞を肥料として使わなくなった理由は麦かすを分けて頂けることもきっかけです。動物のフンには抗生物質も混ざっている事もあり、アレルギーを起こす方もいらっしゃったので、自家菜園レストランを行っていた時には、その野菜はどの肥料を使って作られていますか?という方もいらっしゃいました。

エネルギー値を計測して自然農法を実践している松宮さんや医者で食事指導しているある先生も鶏糞・牛糞(畜産堆肥・家畜ふん堆肥)などを使った野菜はエネルギー値が低いので推奨していません。

麦かすはすぐに土に混ぜないと、ハトが食べに来るぐらいの物なので肥料としては安全なものになります。

肥料はこのまま、畑に関われる時間もこのままであれば、土の状態を良くするために放置しとける期間を長くする為にも、芋であれば5月作付けですが、ジャガイモであれば9月前後からで良く、収穫時期は同じぐらいですので、来年はジャガイモを作る事を考えています。

ジャガイモであれば小さくても食べやすいですし、獣害の心配もありません。ジャガイモはナス科なので連作には気を付けないといけない野菜です。ナス科ですと4~5年ぐらいは空けて野菜を育てないと連作障害が起こるそうです。まだ畑では連作障害が起こった事はありません。

どのようにしたら限られた広さで、肥料のこだわりを保ちつつ、限られた時間で農作業を行ない、どこに価値を感じてもらって体験農園に来て頂けるのか?子供の喜んだ顔を見るのは気持ちが良くやりがいになるので、今回は芋ほりと玉ねぎの苗付けを行ったので、自分が苗付けした玉ねぎを見て頂いて、どういう気持ちになるのかも楽しみの一つです。



まずは玉ねぎを予定通り苗付けをし、来年の秋冬の作付けはよく考えたいと思った出来事でした。