川西市黒川にある黒川ダリア園・ぶどう園

ナーシングホームきらら看護の家から車で10分ほどの場所にある川西市黒川に行ってきました。目的は、近隣の畑・山などを借りる事が出来ないのかと聞いていると農地・山などを持っている地主の方を紹介してもらいました。

その農地は黒川ダリア園の近くです。ダリア園では900株ほどを育てるらしく、入場者も年間6000人ほど来られるそうです。この辺りは『にほんの里100選』にも選ばれた、自然が残る地域で山林などもきれいに整備されているのです。

農地の横には川が流れていて、年中豊富に水があるとの事です。とても良い場所です。シカが柵を乗り越えてくるのでネットと電柵をされている方もいます。

山が整備されているのはこの辺りは「台場クヌギ」が自生もしくはヒノキ・スギを伐採して、代わりにクヌギを植林をされていて10年ごとに伐採を行い、剪定されて、その伐採したクヌギを炭焼きにして販売している循環があるそうなのです。
新芽をシカに食べられないために、2メートル以上の部分を伐採していました。

そしてその方に北摂ワイナリーの遠藤さんを紹介してもらいました。ブドウ園では堆肥など元々畑に無いものを外から持ち込まず、循環農法という考えで草を刈った雑草は土の中の微生物に負荷をかけずに分解され、植物が育ちやすい環境・バランスが整っていくという考えなのです。

廃材のヒノキをマルチ代わり使ったり、竹を近隣農家さんに竹整備を行い、その竹をもらったり、地元の方のお手伝いや関りで地元にあるもの・分けてもらったものを使っているのです。

ブドウは、”道法スタイル”の提唱者、道法正徳氏の指導を受け、植物ホルモン分泌の活性化を促す仕立て方を工夫し、病害虫に強く、糖度の高い果実をたくさんつける木になるよう育てているそうなのです。

ぶどうには添加剤などを入れることなくナチュラルな仕上がりにしたいなど一度飲んでみたいと思ったのですが、オフィシャルスポンサーに申し込んでも予約で年内の配送は難しいかもしれないとの事でした。詳しくは北摂ワイナリー株式会社さんのインスタを見て頂けたらと思います。

それと黒川にある里山センターは箕面市にあるコクレオの森が指定管理者として運営していてびっくりしました。色んな方にお話を聞けた一日でした。

「心が救われる治療!」無償での医療活動を行うジャパンハートとは NO.2

タヒボジャパン株式会社の創立40周年記念講演会で飯田彰教授と国際医療ボランティア団体「ジャパンハート」吉岡秀人医師の話を聞いてきました。吉岡先生の話を聞くのは2回目です。

時間さえあれば無限の可能性がある。
自分の時間、寿命の一部を人に役に立つ仕事に変えていった。かえて集まったものが人生の質であり、自分の命の時間を子供達を救うという事に変えていこうと吉岡先生は思ったそうです。

30年前にミャンマーに行った時には、朝5時に起き、深夜12時までの診察。それが毎日続き、半年後には手術ができるようになった。それは部屋に明かりが入るように窓を多くして、懐中電灯も使い光をあてていたとのこと。血管麻酔、局所麻酔は1時間しかきかない。麻酔がきれるとおさえつけて手術をすることもある。

そこから30年でがんの治療までできるようになったのです。
医療とは患者の生命の質を上げていく事。
ミャンマーでは100人いれば10人ほど、途上国では20人ぐらいはよくなる。日本では80%以上はよくなる。
2022年には年間113人の小児がん治療。生存率は10%から50%になったのです。

カンボジアでに2拠点目として2025年に200床規模の総合小児医療センターができるとの事でした。全ての子どもたちに平等な医療をという理念のもと、無償治療。

こんな未来は想像できなかった。

前を向き続け、心の声に従い、自分の生きている時間を子供の為に役に立とうとした結果であったという内容だったのです。

今でも1年間の半分は手術を行っているとの事でした。2018年11月の時にあったジャパンハートの看護師の方ともお会いする事ができ、今でも吉岡先生を支えていていらっしゃったので信念のある方達が集まり、すごいと思いました。そしてどんどん若い方達が育ちたくましくなっているとも教えてくださりました。

心のどこかに疑いもなく、本当に自信があって本津に良いものであれば世界に出て挑戦すればよい。日本では1億人。世界では80億人いる。是非ともジャパンハートさんの取り組みを知ってもらいたいと思いました。


良質のウールを草木染タヒボで編み上げた服

コンバインを知るきっかけ

農地に向かっている時に隣の農家さんと見知らぬ方がいたので声をかけてみるといらなくなったコンバインを引き取ってもらうという事でした。

私はおもわずコンバインを売るなら見せてほしいとお願いをすると、なんと年式は30年~40年前のものだったのです。

ベルトが切れていたので修理をすれば使えるという話でしたが、エンジンもかからなかったので、トラクターとコンバインのバッテリーをつなぎ、エンジンがかかるのか試していました。

その間に、メーカーのイセキに聞いたり、以前にフロントローダー付きトラクターを買ったところに聞いてみると、刈り取った米を大きなタンクにためるタイプと袋に入れるタイプがあると教えてもらい、袋に入れるタイプであれば15万以上ぐらいで中古はあるという話でした。コンバインの重さは500キロ~900キロぐらいまであるらしくちょうど1トントラックがあるので運べるサイズなのです。

イセキの方、中古販売をしている方に聞いても古すぎるので買うのはお勧めしないという事でした。ついでに田植え機も探してとお願いしました。

鉄くずはキロ38円ぐらいなので数万円で引き取る話は辞めました。その引き取り業者にどうやってこの農家さんと知り合ったかを聞くと、飛び込みで営業をしていて知ったとの事。

ちなみに鉄くず以外にも銅板屋根も引き取れるという話でしたので、あわてて3月末までに撤去依頼を受けている小屋の銅板屋根をはがして持って行ってもらいました。ちなみにその作業も手伝って頂きとても助かりました。しかも巨大冷蔵庫も引き取って頂けるような話も出来たのでとてもタイミングが良い事がありました。

見知らぬ方に声をかけて、さらにその方と一緒に来ている方が不動産を探しているという話にもなり、色んな偶然が重なった一日でした。

米農家に聞く

17年前に農薬・化学肥料・除草剤を使わずに育てている農家さんの田植えに参加した事がありました。地球のこと、大地のこと、食の安全のこと大切にしたいという生産者の思いがあり、自家製米ぬか発酵肥料・もみ殻などを肥料として使っているのです。有用な微生物群の力を活かしながら、土壌分析も行い研究されているのです。

稲が主体性を持って、本来持つ力を発揮して育つ生理メカニズムや、田んぼに集まる草や生きものたちの営みの生態系を、総合的に一つのいのちとしてとらえて、その営みごと育みながら稲を育てていく、という考えなのです。

私達も自社商品のリゾットの原料に使わさせてもらったり、仕入れて販売をさせて頂いていました。だが、今ではお米の不作やお米を作ってほしいという依頼なども多数あり、卸をするお米がないという状況です。


真ん中から左と右で玉ねぎの品種がちがうのです

また、違う農家さんで近隣でお米を作っている農家さんと話す機会がありました。すると、その方も農薬不使用のお米を作っていて、教えてくれる方が3月以降に来てもらうという事でしたので、すごいタイミングだと思い、是非とも誘ってほしいとお願いしました。農法としては決まった肥料を買わないといけないみたいだったのです。

この農家さんは学校などに安全なお米を確保したいという思いがあり、近隣の農家さんにもお米を分けてもらうはずだったが、一般の方からの問い合わせが増えて分けれるお米がなくなったとの事態になったそうなのです。

同じ無農薬のお米を作るにしてもそれぞれの思いがあり、その考えにいたる経緯が違うので、問題に対する考え方も違います。お二人の話を聞けてとっても勉強になりました。

農薬・化学肥料・除草剤不使用の米作りに

箕面で10年以上畑をして開発による立ち退きから新天地の茨木市の畑で3年が経過しました。新規で農業委員会を通しての契約は3年の契約になり、その後5年契約になります。

畑の更新の為に大阪府みどり公社が間に入って書類などすべて茨木市農業委員会に2月の契約に間に合うように去年に送り、今年になっても何も手続の返事がないので、茨木市の農業委員会に連絡すると、夏ごろに草刈りの事、地域の住民と調和要件の事で報告がなかったので、更新手続きを進めてないと今年になって連絡をこちらからしてはじめて進んでいな理由がわかったのです。

夏ごろに問い合わせをした時には、その際には草刈りを行います。周りの住民に畑を辞めろと言われたけどうまくそれでも調和して行わないといけないのかという相談をして、報告する事は何ひとつなく、報告する約束もしていません。なのに茨木市の農業委員会の方は、報告がないので何も手続きを進めていませんとの事。

そこから農業委員会は地元の方に事情を聞きとり、ようやくOKを頂き、更新手続きが予定より5カ月先になったのです。

なので農業委員会の対応、地域の方との調和要件がありますので、農地を借りるという事は色んな声や特徴などがわかっていないとどうにもならない事もあるのです。

そんな中、やはり後継者がいない、高齢でうごけなくなるという事は地域で目にはしますが、すんなり農地を借りる事はいろんな近隣の目もあり容易にはすすまないのです。

そんな中、田んぼを500坪ぐらいでしょうか、借りる事が出来たのです。しかも水源は田んぼのうえに池があるので水も安心です。

今年は米も作ってみようと思っています。米ももちろん無農薬、除草剤・化学肥料不使用で挑戦してみます。農地は計2000坪ほどになりますが、農業を就労継続支援B型事業所と一緒に行い、仕事及び食でもサポートを行い、生活の質の向上に向けて動いていけたらと思っています。