今回の玉ねぎでは3パターンで試していました。従来の麦かす・米糠・天日塩・タヒボ茶茶殻などを使って育てた方法とそこに菌群を加えた場合と、兵庫県淡路島で「淡路島の玉ねぎの王様」とまで言われる「もみじ3号」の種を使ったパターンです。
菌群は、従来の品種の種と「もみじ3号」で使いました。この菌群を使うと、米ぬかに付着している農薬も分解できるとの事です。他にも化学肥料、除草剤などは、分解され無力になり、ダイオキシン・カドミウム・鉛・硫黄・水銀・ヒ素などは劇的に数値が減るデーターもあるのです。
結果、従来の品種の種に菌群を使っているのが玉ねぎの辛みがなく、美味しかったのです。どれも健康にこだわった方法ですが、生で食べると違いがはっきりとわかりました。見た目の育ちも不思議なことに菌群を使っている場合は、きれいに茎が倒れ、遅くに定植したにも関わらず、大きく育っていますし、色つやも良かったのです。
土の中で分解が進み、しっかりとタマネギが土の中の栄養素を吸収できたのではと考えています。化学肥料・農薬・除草剤不使用でも大気中の雨、近くで使われているかもしれない農薬などの事を考えると、必ずしも安全とは言い切れませんが、そのような物質を分解できる菌群を使っていれば、さらに安全にもなります。
「もみじ3号」の種を使ったのは初めてでなく、去年に収穫した際も遅くまで茎がしっかりしていたのも理由の一つでした。だが、菌群を使った場合は、従来の種と同じように茎が倒れたので、次回から使う理由がなくなりました。
「もみじ3号」は去年にコロナの影響で幼稚園の体験収穫ができるかわからなかった所、おそくまで茎が倒れずに6月下旬に体験農園ができたこともあり、今年も育てていました。
今年は6月11日から幼稚園児の体験収穫が決まり、来週には子供達のお友達を呼んで玉ねぎ採りを行います。このように体験ができるところが少ないみたいですが、ご希望であればお気軽にお問い合わせ頂けたらと思います。
スタッフでも畑をしたい!という場合や興味がある方に手伝ってもらったり、好きなように野菜を育てたりで、関わり方は人それぞれなのです。イチゴの苗を分けて頂ける方がいるので、それを増やして出来るかも確認するとやってみる!という事でしたので、どうなるか楽しみです。今できる事をしっかりやっとけばそれが役に立つと思っています。
娘の誕生日に私が高校生の時に見た、「あなたらなら、できるよ」を渡しました。あらゆる可能性は自分の中にある事を信じ、1日1日過ごしてほしいと思っています。