医療の疑問を医師に聞く

医療での疑問を医師に直接聞いてみました。まずは褥瘡の件で質問をしてみました。アズノール軟膏を使ってウエットにするより乾燥させる方が良いのか?を聞いてみました。そこでオルセノン・イソジンシュガーの事も聞いてみました。

オルセノンはアズノール以上に効くという事は経験上ないそうなんです。イソジンシュガーはオルセノンより一昔前からある薬で、イソジンシュガーは菌がよほどたくさんいる傷には良いのかもしれないが、それで傷が早く治るという経験はないとの事でした。菌がたくさんいる場合は良いのかもしれませんが、だが傷が早く治る経験はないそうなんです。

ゲイベンは銀の抗菌作用を期待して使う薬だと思うが、傷の表面に菌がたくさんいればプラスに作用するが、傷の治りには局所の抗菌剤はマイナスの作用すると考えているとの事。

オルセノン、アクトシン、フィブラストスプレーなど色んな薬を使ってきたが最終的にアズノールで傷の表面をウエットに保つことが早く治す事にいきついたそうなんです。

それと褥瘡で感染を伴っている場合は要注意で、感染を伴っている所をふさいでしまうのはよくない。壊死組織の緑色より周りの発赤が出たら要注意なサインで、炎症が起こっているとの事。褥瘡の治療で一番大事なのはどんな薬を使うかより、除圧で何より圧がかからない事が大事との事でした。

他にも血管に入っている点滴を皮下に点滴をするものなのか?も聞いてみました。

輸液をする方法は病院では静脈から点滴をするが、在宅で点滴・輸液をする場合は、皮下輸液を優先とする。何故かというと血管に入っていて外れると大出血をおこす。もしくはなんかの手違いで空気が入ると空気塞栓(くうきそくせん)で命に係わる事がおきる。

静脈から一気に大量に輸液を入れると心臓・肺に負担になって心不全・呼吸不全の危険もある。皮下輸液であればゆっくりと吸収されるので心臓への負担もすくなく安全である。

皮下脂肪に空気が入っても問題ないし、接続がはずれても出血もないし引っ張って抜けても患者さんに問題は起こらないので皮下輸液の方が在宅の場合は安全である。しかも静脈より皮下脂肪に入れる場合は、血管を探すより容易に点滴を入れる事ができるなどを教えてもらいました。

看護師、介護士が疑問に思っている事を医師に聞く事で解消されました。このようにわからない事は聞き、ご利用者さんをチームでサポートできればと思っています。

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