一緒に働いているメンバーの中で「状況が良くない中でたてなおします。」と言ってくれた2人がいました。休みの日に会って話がしたいという事で、他のメンバーからも意見を聞き、状況を教えてくれたのです。
こんな嬉しい事はありません。ただ、この状況がほっとけずに、今いるお客様の役に立ちたいその気持ちとこれからなんとかする覚悟が伝わってきました。
仕事とは、単にお金が良いから選ぶのでしょうか?
やりがいなのでしょうか?
環境なのでしょうか?
きっちりと定時で終わるからなのでしょうか?
そこに明るい未来を感じられるからなのでしょうか?
スキル・能力・役割を活かし、お客様の満足度があがれば、売り上げとして反映され、その貢献度合いでその人の給料が変わってきます。もちろん関りが増えると責任も増えてきます。
まずはその責任をかって出てくれたのです。そこから問題点の洗い出しと整理が始まったのです。
私はどんな壁があっても乗り越える方法を伝えたり、考えてもらったり、反省する所はなかったのかを見つめてもらうきっかけ役であり、それが人間力の向上となり、人のニーズ・変化を柔軟に受け入れたり、何が大事かを考える能力を持ってくれたらよいと思っていました。
なのでこのようなメンバーがいる事は本当にご縁であり、このような出来事がなければわかりあえてなかったのかもしれません。
その時にどう受け止めて動くかでまったく変わってきます。
ある時、メンバーが話し合いをした結果、様子を見ますという事でそのメンバーに対応を任せていましたが、それでは何の解決にもならないと思い、様子を見るのは違うと思い呼び出して話をしました。すると、色んな事を抱えていてそれをすべて教えてくれたのです。その方の本当に助かっていた行為を知る事が出来たのです。
話しといて良かったと思いました。
昨日は、畑仕事の後にどうしても一緒に働きたいと思ったメンバーとはじめての食事です。話を聞く事で整理ができ、言葉に出すことですっきりすればと考えていました。4時間ほど話し合えた事がなんか楽しかったのです。あっという間でした。
五省(ごせい)をご存知でしょうか?
一 至誠に悖(もと)るなかりしか
〔誠実さや真心、人の道に背くところはなかったか〕
二 言行に恥づるなかりしか
〔発言や行動に、過ちや反省するところはなかったか〕
三 気力に欠くるなかりしか
〔物事を成し遂げようとする精神力は、十分であったか〕
四 努力に憾(うら)みなかりしか
〔目的を達成するために、惜しみなく努力したか〕
五 不精に亘(わた)るなかりしか
〔怠けたり、面倒くさがったりしたことはなかったか〕
五省は昭和7年、当時の海軍兵学校長 松下 元(はじめ)少将が創始したものです。日々の各自の行為を反省させて明日の修養に備えさせるため、5ヵ条の反省事項を考え出し、これを日々生徒に実施させたそうです。
その方法は、毎晩、自習終了5分前になるとラッパの合図を鳴らし、生徒はそれによって自習をやめ、机の上を片づけて瞑目静座し、当番の学生が五省を発唱し、各自心の中で反省するものでした。
常に五省ができればと思っています。