今年に入ってから続いていた裁判が、ようやく終わりました。ほぼ毎月1回のペースで裁判所へ行っていました。
今回の裁判は、長年借りていた事務所を退去した際の原状回復費用がきっかけでした。
退去するに至ったのは、2か月後から家賃1.5倍の引き上げ通知がきっかけでした。何度か話し合いましたが、折り合いがつかず、最終的に退去することになりました。事務所は、短い部屋でも約9年、長い部屋では約14年間使用していました。退去後、原状回復費用として提示された請求書を合計すると、敷金をひいても約313万円でした。室内のクロス・巾木・タイルカーペットなどについて、張替えや交換を前提とした内容が含まれていました。共用部分は塗装方法を指定した内容の請求合計金額です。
そこで弁護士にも相談したところ、今回の状況については、敷金の範囲での解決も考えられるのではないか、という見解を聞きました。その後も話し合いを続けましたが解決には至らず、最終的に裁判となりました。
そして裁判になると、提出された修繕見積書の合計は約611万円になっていました。1部屋だけ退去時には具体的な請求書や修繕明細を受け取っておらず、裁判になって初めて具体的な内容を知りました。さらに、ドアや、もともと設置されていたブラインドなどについても交換費用が見積りに含まれ、金額が大きくなっていました。
弁護士にお願いすると着手金50万円に加えて、請求額から減額できた金額の30%を成功報酬として支払うというものでした。それだったら自分でやろうと思いました。AIなどで、自分の考えや論点を整理したりしながら、何度もやりとりをすると良い答弁書になります。
裁判の途中では、裁判所が選任した鑑定士の方が実際に事務所まで来られ、現地を一緒に見て査定するということもありました。
これも初めての経験です。
最終的には、裁判所から和解案として50万円という金額が示されました。
私としては納得できない部分もあり、いろいろと質問しました。長期間使用していた設備や内装をどのように評価するのか、また、入居当時の写真が残っていない中で傷や汚れをどのように判断するのかという点です。
また、共用部分は私たちだけではなく、運送業者をはじめ多くの人が日常的に利用していました。そのため、誰が付けた傷なのか明確でない部分について、どこまで私たちが負担するのかという疑問も最後まで残りました。
それでも、これ以上裁判を続ける時間や労力なども考え、最終的に50万円で和解し、その支払いも終えました。
ようやく終わったのです。
契約書を残しておくこと。入居時に写真を撮っておくこと。
請求書や見積書を保管しておくこと。
そして、納得できないことがあったときには、相手の言うことをそのまま受け入れるのではなく、自分でも調べてみること。
大変でしたがとても勉強になりました。
これでようやく解放されるので本当によかったです。







