居住支援から地域の活性化へーコープこうべの取り組みに学ぶ

池田市・箕面市居住支援協議会 第1回研修会に参加し、生活協同組合コープこうべさんの取り組みについてお話を伺う機会がありました。

その中で特に印象に残ったのが、市営住宅の空き住戸を活用し、住まいを必要としている方に紹介するだけでなく、自治会への加入や地域とのつながりをつくることで、地域そのものの活性化にもつなげていこうという考え方です。

入居者の減少や高齢化によって自治会の担い手が減っている地域に新しい住民が加わり、その方々にも地域の一員になって頂き、自治会の活性化につながるという考え方が、すごい!と思いました。

私たちはこれまで、居住支援を目的として物件を購入・運営してきたわけではありませんが、中古の戸建住宅を購入し、できるだけ手頃な家賃でお貸ししてきました。その中で、たまたま母子家庭や父子家庭の方々にも入居していただく機会がありました。


居住支援と意識していなくても、住宅を手頃な家賃で提供することが、住まいを必要としている方の生活を支えることにつながっていたのだと感じています。

そしてこれまでに母子家庭の方にお貸ししていた堺市の物件についてもリフォームが完了し、新しい方にお貸しできる準備が整いました。


こうした自分たちの経験も含めて箕面市で中古の戸建住宅を探していますが、価格が高く、私たちが購入して手頃な家賃でお貸しするという条件に合う物件が、なかなか見つかりません。

購入価格が高くなれば、その分を家賃に反映せざるを得なくなります。
それでは、本当に住まいを必要としている方に手頃な家賃で提供することが難しくなってしまいます。

箕面市内に、
「長い間使っていない戸建てがある」
「親から相続した家をどうするか迷っている」
「古い家なので売れるのか分からない」
「できることなら地域や人のために役立てたい」
そのような空き家をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お声がけいただけないでしょうか。
所有者の方にも納得していただきながら、その住宅を必要としている方に手頃な家賃で提供し、長く安心して暮らしていただける仕組みができたらと思います。

居住支援法人として、認可を受けたのは今年の3月ですが、地元である箕面市でも今までの経験を活かして住宅のサポートができたらと思っています。

理念に共感し学んだこと

株主への手紙の中で、トヨタグループの理念にとても共感する言葉がありました。
「次の道を発明しよう」その中では、

・誰かを思い、力を尽くそう。
・仲間を信じ、支えあおう。
・技を磨き、より良くしよう。
・誠実を貫き、正しくつくろう。
・対話を重ね、みんなで動こう。

という考え方が示されていました。

特に印象に残ったのは、「誰かを思い、力を尽くそう。」という言葉です。

近年は、ハラスメントやコンプライアンス、合理性などの言葉を耳にする機会が増えました。もちろん、それらは組織を運営するうえで大切な考え方でもあります。

しかし、この理念を読んで感じたのは、その前提として「相手を思いやること」「誠実であること」「対話を重ねること」があるということです。

対話は決して一度で終わるものではありません。時には意見がぶつかることもあり、何度も話し合いを重ね、泥臭く、時間がかかることもあります。

お互いの考えや意図を理解し、「自分に何ができるか、どうしたら良くなるのか」を一緒に考える文化があれば、誤解や偏見、陰口やハラスメントが生まれにくい組織になるのではないかと感じました。

業種は違っても、この理念は私たち介護・看護の現場にも通じるものがあります。
利用者様を思い、仲間との対話を重ね、誠実に向き合い、より良い道を発明していくことが全員でできれば、きっとより良い施設になると思いました。

そんな組織づくりを、私自身も目指していきたいと思います。

トヨタグループの理念に触れ、改めて多くの学びをいただきました。いつまでも応援したい会社です。

一寸先は

40年の歴史があるメーカーさんから、倒産の連絡がありました。まさかと思う会社でした。これまで商品の値上げを行わず、相当な企業努力を続けてこられた会社だと思っていただけに、本当に驚きました。預けていたお金もあり、力が抜けるような出来事でした。

企業努力を重ねても、急激に変化する時代では、生き残るために変わり続けることが大切だと改めて思いました。

物価の上昇、原材料不足、石油関連製品の供給不安、そして予想もしない出来事。次々に問題は出てきます。

しかし、そのたびに逃げずに向き合い、一つひとつ解決していくことで、柔軟性や忍耐力、そして精神力が鍛えられ、少しずつ強くなれるのではないかと思っています。結局、問題から逃げても、形を変えてまた同じような課題が現れます。

人に任せてもうまくいかないのであれば、任せ方や仕組みに改善点があるのかもしれません。だからこそ、事実を冷静に受け止め、どう手を打つかを考え続け、実践することが大切だと思っています。

以前は「一寸先は」と聞かれれば、「闇」という言葉しか思い浮かびませんでしたが、今は、「光」と考えるようにしています。
10年後になりたい自分から今を振り返ったとき、この試練も必ず役に立っていると思えるはずだからです。そう考えることで、前を向き続けることができます。
何度も話し合い、試行錯誤を繰り返しながら、一つずつ積み重ねていくしかありません。

以前、お米50kgを作るには約50時間かかると話ましたが、今回、助成金の申請が認められ、新たにハーベスター(脱穀機)を導入できることになりました。これにより、これまで足踏み脱穀機や唐箕(とうみ)で行っていた作業が不要となり、50kgのお米を作るための作業時間は、約50時間から25時間程度まで短縮できる見込みです。作業効率は格段に向上すると期待しています。

今年の米作りには、新しい機械が加わる予定です。未来は誰にも分かりません。
なので「一寸先は光」と信じて、一歩ずつ前へ進んでいきたいと思っています。

カレーの研究と楽しみ

以前に世界のごちそう博物館を訪れた時に購入したレトルトカレーを、家族が集まるときに少しずつ食べながら研究しています。

スパイスや素材、味付けなど、レトルトでさまざまな楽しみ方ができます。一人で味見をするよりも、家族にも食べてもらい感想を聞くことで、何が良いのか?を知ることができ、とても楽しい時間になります。

以前、15種類以上のスパイスを使ったスープカレーをレトルト商品として販売していました。しかし思うように売れず、販売をやめた経緯があります。それでも、もう一度体によく、食べたくなるカレーを作ってみたいという思いはあります。

もともとカレーは好きで、外食の際には近くに行ったことのないカレー屋がないか調べます。

まだ退去時の新品リフォームの件で大阪地方裁判所に行くこともあり、調べてみると近くにもカレー屋さんがありました。体が熱くなるのはカレーの唐辛子の辛さだけでなく、故障によるももある事を教えていただきました。実際に店に行くことで、味については教えてもらえますし、雑学なども聞けるのでいろんな学びがあります。

私たちで育てた野菜や米、果樹などを使って、カレーやリゾットをもう一度作れないかを考えながら、私たちにしかできないことも探しています。

看護ホスピス めぐみの家で学ばせていただいたこと

大阪府豊能郡豊能町には空き家も多く、最新の住宅・土地統計調査では空き家率約8%、高齢化率約50%と、約2人に1人が高齢者となっています。ナーシングホームきらら看護の家でももうすぐ満床となる中、お問い合わせも多く、地域のニーズの高さを日々感じています。そこで、空き家を何とか活用できないかと思い、池田市にある看護ホスピス めぐみの家を見学させていただきました。

玄関を入ってすぐの場所にはエレベーターが設置されていました。また驚いたのは、個室だけでなく相部屋にもニーズがあるということです。もちろん相部屋の方が費用は抑えられますが、その部屋には必ず看護師または介護士がいます。夜間は利用者さんが9人以下ですが、二人体制で看護師と介護士が常駐しているため、とても安心できる環境だと感じました。

それともうすぐ花見シーズンなので利用者さんへの楽しみとして、介護タクシーなどを利用して外出を計画しようという話をしていました。その際に費用はどのように考えているのか、施設側でどこまで負担するものなのか気になったので質問しました。めぐみの家さんではすでに花見やさまざまなイベントを企画し、利用者さんと一緒に外出されているとのことで、とても勉強になりました。

めぐみの家では、小児から高齢者まで、医療依存度の高い方や難病・がんの方なども受け入れることができ、さらに24時間面会可能で、ご家族の宿泊もできるそうです。厨房も見せていただきましたが、利用者さんのご要望を聞きながら、できる限り「食べられるもの」「食べたいもの」に応えようと、手作りで料理をされているのです。

本当に家庭的であたたかい対応をされており、学ばせていただくことが多い見学となりました。豊能町でも空き家を活用した取り組みができるように挑戦したいと思いました。