ヘルスアセスメントプロトコール研修

3月16日にケアーズ主催のヘルスアセスメントプロトコール研修に行ってきました。私と看護師3名で受講してきました。

ヘルスアセスプロトコールとは、訪問看護において看護師が利用者の状態を評価するための標準化されたアセスメント手順です。

このアセスメントプロトコルを習得することで、医師不在の状況で全身を隈なく、五感を駆使して診るフィジカルアセスメント能力と病状判断に結び付けるクリテイカルシンキングの能力が向上し質の高い看護を提供することが可能となります。

アセスメントができ、特定行為に係る看護師研修を受けることにより、医師又は歯科医師の判断を待たずに、手順書により一定の診療の補助ができるようになるのです。それが特定看護師研修制度でアメリカの診療看護師(NP)がモデルだそうです。

もちろん訪問看護をする看護師がさらに看護学校を卒業後にさらに2年ほど勉強すれば良いのかもしれませんが、お金も時間もかかってきます。

そこで訪問看護に求められるのは、初回の訪問でいかに情報収集ができるのか?となります。ケアマネージャー及び主治医からの情報、利用者・家族からの問診による情報、利用者からのフィジカルアセスメントによる情報などがあり、状態変化の物差しとなる観察項目一覧を用意して、医者と共通の言葉で意思疎通を行う事により、スムーズに看護師が連携をしてサポートができる事を学びました。

実技として二人で聴診器を使って音の確認を行ったり、打診によって腹水・胸水がたまっているかどうかの判断ができる事も学びました。

dasin
打診の仕方

それと顔面・口腔内の観察により、脳梗塞の疑いなども見れることを学びました。

知っとくのと知らないのでは大きな違いでしたし、スタッフも従来の看護業務では行わないし、訪問看護ならではのご利用者さん(患者)との関りなので勉強になったとのことでした。


私も気功整体で人を診る判断が増えたので勉強になりました。

統合医療サポートチームきらら リハビリ訪問看護ステーションについてはこちら