やさしさ通心

「やさしさ通心」心に栄養補給を!【永久保存版】を読みながら久しぶりに泣きました。やさしさを日本中にという事で、感動する話を集めて、小冊子になっています。編著の田畑 均(たばたひとし)さんはモットーとして、「”希望”今日という日は、残りの人生の最初の日である」としています。

好きな言葉として
1、口は、人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう!
2、耳は、人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう!
3、目は、人の良いところを見るために使おう!
4、手足は、人を助けるために使おう!
5、心は、人の痛みがわかるために使おう!
と5つの誓いが紹介されています。

嬉しいとき、悲しいとき、そして他人に同情したときに、人は涙を流しますが、生物学的にみると、人間しかできないとてもすごいことらしいのです。「ストレス状態」、脳の交感神経の緊張が非常に高まっている状態からリラックス状態の副交感神経優位に変える方法が、「情動の涙を流す」事であり、ストレス解消には笑いより涙、心に栄養補給をと考えられています。

この本を読む前に感動していつ頃なきそうになったか思い出すと、今年の1月19日のグループホームの開設にあたっての意見交換会で、障害者の会の方より事業者にもがんばってほしい!と言われた時です。

今までストレスがたまる、しんどいなど思ったことはありません。自分で毎日瞑想したり、自力運動療法・ストレッチなどして自分の体にも向き合っていますし、自分がやりたいと思う事だけを行っているので、ストレスがないのかもしれません。

涙を流すとスッキリするというより、その感動する出来事に触れる事が人間のたくましさを知るきっかけであったり、人へのやさしさを知ることで自分をあらためる・見直す良い機会だと思いました。

畑では、私達は箕面ビールさんから分けてもらった麦かすを毎週まいていますので、一般的な鶏糞・牛糞・化学肥料を使う農業に比べて、10倍以上は労力を使って農作業を行っています。そして無農薬で除草剤を使っていないので、野菜の成長の違いや虫に食べられながらも生きているというたくましさを感じる事が出来ます。


雑草の中から玉ねぎ苗を掘り出し定植!

害虫に薬、雑草というやっかいなものに除草剤、利益だけを考えてこだわりを捨て、労力を減らす方向で考える事はしてないのです。



ようやく玉ねぎに1回目の米ぬか2畝撒く事ができ、いまで計3畝です。米ぬかは玉ねぎの甘さの秘訣だと思っています。そして、今回はタヒボの茶殻を全畝にふんだんにまいたので、ミネラルたっぷりであります。しかも300キロ以上離れたところまで軽トラいっぱいに詰め込み、往復6時間以上かけて取りに行きます。

人に喜んでもらおう思ってする事に楽なことはありません。そこに未来のためになどの思いがなければ続きません。

ここまでの道のりもみなさんとの関わりの中で、ようやく実現した事で誰も簡単にお金を払ったからとか勉強したからと言って簡単に真似することが出来ないと思います。

私もグループホームに関しては、勉強中で先輩事業者に何度も聞いたり、偶然にどんな患者も引き受ける精神病棟に努めている看護師に聞くことが出来たりして、とてもありがたい状況でもあります。

未来に何を残すことができるのか?やさしさ通心みたいに何かのお役に立てればと思っています。住所を見ると大阪の方です。近くなので是非とも会って頂けるのであれば会ってみたいと思います。やさしさ通信は、フジ住宅の方から頂きました。非売品みたいです。「やさしさ通心」で検索していただければと思います。いろんなご縁はどこからあるかわ分からない面白さが今週はありました。