5月25日に網本さんの微生物で有機発酵させた肥料を使った田んぼの
田植えに行ってきました。ちょうど1ヶ月前の事です。
この日は朝から雨が降っていました。雨が降っていたため、網本さん
の家でお米について教えてくださいました。
まずお米の稲を見てください。ちょっとわかりやすく拡大しています
が、5枚?6枚の葉が出てから苗を植えるのです。
これだけ1本がしっかりとした苗なので、1本づつ植えるのです。周り
の田んぼを見てみてください。
だいたいの田んぼは、1本づつ植えるのでなく、2本?4本まとめて
この写真の苗より小さいサイズで葉が2.5枚ぐらいの苗を植えます。
網本さんの1本の苗の大きさまで育ててからですと、通常の機械では
田植えが出来ません。それは大きすぎるからです。大きく育てる理由
として、苗の生命力だけでお米を作るからです。
今までは手作業だったみたいですが、機械を特注して機械でも
出来るようになったそうなんです。
農薬を使わずに稲を育てるには、土壌の菌の事、田んぼの環境などを
考えると、稲の1本の生命力で十分なお米がとれるそうなのです。
お米を育てる過程の中で、例えば「うんか」が発生しても農薬を
まく事はないのです。一般的にうんかが発生すると、農薬などで発生
を防がないとお米が全滅するとも言われていますが、そのような事態
になった時には、米ぬかのペレットをまいたりして、土の環境
(菌のバランス)、栄養状態などを考えるのです。
それと、虫がつくから農薬をまくという考えに対しては、虫は弱った
稲を食べると考えているので、農薬をまく必要もないとの事でした。
この田んぼには、イトトンボ、シオカラトンボ、つばめなども来る
そうです。
網本さんの無農薬米は、菌の好気性、嫌気性の特徴を理解し、
土の中の微生物・お米の生命をはぐぐむ視点で考えぬかれた、
こだわりのお米と思いました。
田植えをする時には雨がやみ、30人?40人ぐらいで一斉に田植えを
行いました。田植えをする時には、「大きくなれよ!」と思いながら
植えました。
田植えが終わった後には、網本さん達がカレーなどの料理をご用意し
てくださっていました。田植えをした後に、網本さんのお米を頂くと
とってもお米のありがたみがさらにわかりました。
植物を育てる為には、土壌の菌の事を考える。自分自身の体の健康も
腸内の環境を考えて、その事が健康に結びつく。本当に良い循環は、
その方の思いで作り出す。田植えを通じて、とっても勉強になった
一日でした。お米の事にご興味がありましたらお気軽にお問い合わせ
くださいませ。