7月9日・10日は島根県での自然農法の勉強会でした。
朝6時に大阪を出発して10時頃に勉強会の近くの出雲大社につきま
した。初めて参拝できました。
勉強会は、13時からでした。
自然農法とは、畑で生える雑草以外には肥料として使わず、畑の土
の力と太陽の力、月の力、地球の地熱エネルギーを利用した農法な
のです。要するに畑以外から出来る動物性の堆肥も使う事もないで
すし、山林にある腐葉土を使う事もありません。
畑の土は、育てる野菜によって土の性質が順応する事ができ、
すばらしい力があるという事でもあるのです。勉強会の講師は、
成田生産組合高橋さんです。自然農法ですばらしい野菜が育てられ
る事ができたという実践談です。すでに何十年も実践されていて、
自然農法をしていると、土の性質が変わり雑草が生えてこないし、
連作はすればするほど良いという今までの常識では考えれない講義
でした。
しかも野菜は腐らず、自然発酵するか枯れるのです。虫も全く寄せ
付けないそうです。私は、安全な野菜は虫が野菜を食べるものと
信じていました。だが、違ったのです。そして野菜の葉の色は濃い
緑ではなく、薄い緑色なのです。写真では、大根の葉を見ました。
きれいな葉の形です。
まず自然農法をするには、土の中の肥毒を抜くことから始まるので
す。その為には、まず畑の状態を知ることからです。それは土を掘
り、土の層を観察する事から始めます。土を掘り、温度を測ります。
そして、地熱のとおりもみる事ができます。
![土の測定](http://livedoor.blogimg.jp/sakaimasa/imgs/9/5/955335c0-s.jpg?160165)
そして対策です。肥毒を抜くには根を張る作物をうえます。どの
作物を植えるかは自由です。イネ科・ソルゴー(緑肥作物)などで
す。根が肥毒を吸い上げてくれます。それからがエネルギーを通す
為に畑の観察と自然との調和の始まりです。自然農法ができるまで
には何年かかるかは畑の肥毒の状態にもよるそうです。
畑の土に対して例えば化学肥料は西洋医学的治療のようなもので
即効性があります。有機肥料は漢方薬的治療でじわじわ効いてきま
す。土から肥毒を抜くには、化学肥料のみを使っている方が、肥毒
と土の層の分かれ目がはっきりしている事から肥毒を抜くことが、
有機肥料での肥毒を抜くことより容易なそうなんです。
この会に参加して勉強以外にもとても良かったのが、とても熱心な
参加者の方と交流できたのがとても良かったです。なかには定年退
職後に50町の畑をされている方、自然農法で柿を始めている方・
家庭菜園をされている方・葡萄を作られている方、すでに15年ほど
行っている方、ハウス栽培で水耕栽培されている方など実践農家
さんの話はとても参考になりました。
私は新たに畑を450坪箕面市でかりる事が出来ましたので、秋冬の
作物から早速試すつもりです。1年目にして計1350坪の挑戦です。
やるからには自家菜園の野菜が一番健康によいと自信を持って言え
る、生命あふれる野菜を作りたいと思っています。勉強会は10日の
11時半に終了しましたので、次に同じ島根県で行われる農村ネット
の交流会に行く為に向かいました。