枇杷茶にはアミグダリンが含まれていて、アミグダリンが体に良いという事で、枇杷茶を飲む方が多いのですが、十津川農場の枇杷の葉茶には、アミグダリンが含まれていないのです。
販売当初は、びわのは茶にはアミグダリンが含まれていたそうです。アミグダリンも酢酸(酢)と混ぜて、中和させて使おうともしたみたいですが、研究が進むにつれてびわ葉の中にはアミグダリン以外にも有用成分がある事がわかってきたそうなんです。
アミグダリンについて十津川農場さんの見解がブログに掲載されていたので一部引用させていただき紹介しますと
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アミグダリンは体温と共に暖められると浸透して、 細胞の中にまで入っていき、炎症やガン細胞も治してしまうほどの効能があるとされていました。
アミグダリンは青酸配糖体の一種でびわの他にも、ウメ、アンズ、モモなどバラ科植物の未成熟な果実や種子、葉などに主に含まれています。
アミグダリンそのものに毒性はないのですが、エムルシン (emulsin) という酵素によって加水分解されるとグルコース、マンデロニトリルという物質が 生成されます。このマンデロニトリルが分解されるとベンズアルデヒドとシアン化水素(青酸で猛毒)を発生します。
エムルシンはアミグダリンを含む未熟な果実などと一緒に含まれる事が多く、アミグダリンを含む果実が熟すにつれてエムルシンの作用によりアミグダリンは分解され、 濃度が下がっていきます。この時に発生する青酸も時間と共に消失していくので、熟した果実を経口摂取しても青酸中毒に陥る心配はほとんどありませんが、 未成熟な果実や種子など高濃度のアミグダリンが残った果実などを経口摂取すると、アミグダリンは体内で加水分解され、青酸を発生し、中毒を起こします。
米国国立癌研究所(NCI)によると、癌への治療や改善、延命などに対して効果が無く、逆に青酸中毒を起こし死に至る恐れがある事を指摘しています。
また、ビタミンB17として扱っていた事も過去の話で現在では否定されており、「生体の生命活動に必須となる栄養素ではなく、欠乏症の症例も出ていない」 という事からビタミンの定義から外れてしまいます。
米国では米国食品医薬品局(FDA)により、アミグダリンの販売は禁止されています。
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十津川農場のねじめびわ茶はビワ葉は350度で焙煎をするそうです。本来なら燃えてなくなるのですが、枇杷葉は黒くかわり、手で焙煎した枇杷葉とブレンドするそうなんです。この焙煎技術に加えて重合ポリフェノール成分が、すごい名前で成分特許を取得しているのです。
特許名は効能効果にふれるので紹介できませんが、科学的根拠があり、このような名前での特許は、珍しくタヒボ、ニチニチ製薬のFK-23菌以外には思いつきません。しかもノンカフェインで子供から大人まで飲めます。
ねじめびわ茶の原料のびわも1年間で20万キロ使うそうで、桜島が噴火しても問題がないように、枇杷農家さんとの契約は400件以上で自社でも1万坪の敷地に枇杷の木を5000本、椿3000本があるそうです。椿は、防風林という役目もあり、育てていたみたいですがこれからはその椿も活用して、商品化するみたいです。
それと遠くから農場まで足を運んでこられた方々にくつろいでもらう為にも「天空庵(てんくうあん)」を作ったそうです。他にも農業法人であれば色々な援助があるみたいですが、一切そういうのは利用せずに、他の人に回してもらえばよいという考えで、玉置社長と話をしていると、他がためにを実践している素晴らしい方と思いました。
鹿児島で事業をする経緯も天の声だそうですので、人の事を思う心があるから何かが研ぎ澄まされてくるのかと勝手に思いました。それとどんな方にも会う約束もせず、会えるみたいですし、私も突然電話を頂いてお会いできたので、タイミングとご縁があってとても良かったです。