農法で地球環境対策・健康増進

3億5千年前の鉱石を使った農法を研究している方が東京から二人と、以前に静岡県に行き取材させて頂いた海草酵素の開発者の田中社長と有機農法で育てたお茶などを扱っている方・野菜作りをしている方が来て下さいました。

計5人で無農薬自家菜園の箕面畑900坪を視察しに来て下さいました。

この自家菜園の視察は7日前ぐらいにきまり、田中社長がすべて段取りをして、車の運転までして来て下さったのです。

私は、箕面今宮畑を紹介し、そして箕面粟生間谷畑に行きました。どうしても研修生とボランティアの方にも鉱石の話を聞いて欲しかったので、日程をみんなで調整していました。

東京から来て下さった方の鉱石は、まだ日本では広まっていないそうです。それを使うと、4化鉄の成分も含んでいて、その土壌には肥料の三要素と言われている窒素、リン酸、カリウムが含まれる牛糞・鶏糞・馬糞などの動物性有機発酵肥料や化学肥料がいらないそうなんです。

これからは、有機肥料を減らしていく事で、窒素肥料をなくす事が地球温暖化の対策にも良いので大事だと言う事もはじめて聞きました。

窒素は、地力がある土の中では微生物が作り出したりするので気にする事はないみたいです。

それと連作障害も鉄が関係あるみたいで、土壌の菌根菌がグロマリンを作り、鉄を作るそうなんです。グロマリンは土壌を団粒化するための重要な物質でもあるそうです。ようはビタミン・ミネラルが豊富な鉱石により、腐植として畑に使うので、連作障害の心配もいらないみたいです。

確かに自然農法でも、雑草は必ず抜き、肥料はまったくあげずに畑で出来る雑草を堆肥としてあげるだけで、連作障害なく野菜も育つのでなんとなく理解は出来ました。

一番驚いた事は、窒素が亜酸化窒素(化学式 N2O)に変化したときには、二酸化炭素の約300倍の温室効果ガスがあるそうなんです。

鉱石を使う事より、その土壌に窒素を含む肥料が軽減もしくは必要なくなり、ダイオキシンなどの有害物質も分解するほどのビタミン・ミネラルにより、野菜の栄養価も通常の3倍以上になり、味も食べた事のない甘い味になったりする可能性を今までの検証によりほぼ実証されているそうなんです。

私も、病気の方の健康を考えて始めた無農薬自家菜園でその話が本当ならすぐに始めたいと思いました。あとは、見学・資料の確認などをして進めたいと思っています。

今までの農業の思い込みがまた変わる話でした。窒素を使わない地球環境への貢献と地力ある所で育った野菜作り、パートナーとの協力の意識がさらに強まりました。人とのご縁により、より良い方向へと導いて頂けている感じがしましたので楽しみが増えてきました。