希輝通信10号発刊!

福田稔先生の取材内容及び日本自律神経免疫治療研究会での内容を掲載しています。福田稔先生が刺絡(しらく)療法を行うきっかけは、井穴頭部刺絡(せいけつずぶしらく)研究会を主催する故・浅見鉄男先生との出会いでした。

井穴・頭部刺絡とは、手の爪の生え際にある井穴、頭頂部にある百会(ひゃくえ)というツボに注射針を刺し、点状出血をさせ、病気を治すものです。浅見先生は40年間、井穴刺絡療法を研究し、どの指の井穴がどの病気に効くのか、なぜ効果が上がるのかを理論的にも解明し、実際の治療法や症例もまとめて「21世紀の医学」として出版されています。

一般の書店では販売されていません。福岡井穴刺絡研究会から購入しました。理解するには、とても良い本ですが、専門的ですので治療家むけです。

福田先生は、浅見先生と接するうちに、「全身の気の巡り、血の巡りをよくすることこそが交感・副交換神経のバランスを整えるのだ」と確信し、刺絡療法を基本にしながらも、より気と血を流す治療点に針や磁気針を刺す独自の自律神経免疫療法を確立し、治療を行っています。

福田先生は「みんなは、病気は医者に治してもらうもの、と思ってない。それは間違い。基本は、「病気は自分で治せる!」それをみんなは知らない。病気は自分で作ったのだよ。自分の心が作ったのだよ。おのれで作ったものは、おのれで治せるのだよ。逆に「治る」 と信じなければ、治らない。」と、治療をするだけでなく、はっきりとした口調で活を入れてくれ、自分で治せると勇気と希望を頂けます。

癌の方にしたらどれほど嬉しいことか、病気だけをみるのでなく、人も見る。言葉や患者を治すという気を入れてくれる。「その方の全身の気の巡り、 血の巡りをよくすることこそが交感・副交換神経のバランスを整えるのだ」という考えは、人のやる気・希望も持って頂く気持ちと姿勢も必要なんだと、とても感じさせられました。

他にも安保先生の話も掲載しています。以前に癌の方から教えて頂いたのですが、「熱が出たり、痛みがあったりするつらい症状は回復のための体の反応で、それを知らない人が多すぎる」と教えていただいた事があります。

そこで詳しくは安保先生の免疫革命の書籍の中に、掲載されているという事を教えて頂いた事も思い出し、そのことについても安保先生に追加でお聞きし、詳しく掲載することが出来ました。

福田稔先生以外にもナガタクリニック 長田裕先生の無血刺絡療法や芝山鍼灸整骨院の芝山豊和先生の症例なども掲載しています。日本自律神経免疫療法研究会では医師及び鍼灸整骨院の先生も参加できますので、是非とも新たな治療の一つとして知って頂けたらと思います。