体への注熱は温熱板の温度でかわる

石黒先生は、三井とめ子先生との出会いから、86度の温熱器を使い、施術してきましたが現在はがんがリンパ節に入る寸前で、がんを何とか食い止めれないかということをテーマに103度の温熱板を使用し研究をしているそうです。

研究のために温熱板の温度も86度・96度・103度と使い分けられています。病状によっては、転移するところがわかるので例えば大腸がんですと、鼠蹊部(そけいぶ・足の付け根)が腫れてくるケースが考えられるので、転移する前になんとか発見できないかという事で、103度の温熱板を使ったりするのです。

喉頭がんの方を調べてみると、103度である場所が熱いと感じられて、86度の温熱板に変えてみると熱さを感じない方もいらっしゃるのです。喉ぼとけの下に隠れているのか、その内側に隠れているのかわからないが、103度だと早く反応を得られわかるケースも出てきたのです。施術の時間も考え、温度を使い分けて施術を行いながら、成果をあげるために研究も行っているのです。

私も温熱板70度・86度・96度・103度で体験してみました。70度は三井式温熱治療器Ⅱ、86度は療法士専用温熱器もしくは遠赤温熱器、96度と103度は石黒先生が独自に用意してきた機械です。もちろんこの4種類の温度を石黒先生考案のホルミシスヘッドパットを使いました。使い方は、温熱器にピンク色のシリコンゴムと特性不織布に温熱器カバーをつけます。すべて石黒先生が作ったものでこのセットをホルミシスパッドといいます。

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手のひらを表にした場合と裏にした場合で腕に2度あててみたのですが、70度の温熱板だといつまでも我慢できるので、注熱とホルミシスの相乗効果を得にくいと感じました。86度の温熱板であれば35秒~42秒、96度であれば24秒~34秒、103度であれば15秒~18秒でした。

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健康な私であれば96度の温熱器がでればちょうど良いと思いました。もちろんホルミシスパットをはずすと、めちゃくちゃ熱く火傷をすると思います。

石黒先生は少しでも長く深く注熱するために温熱板につけるパッドも開発!パッドでもがん患者さんに良いものをという事で、ホルミシス効果が得られる何種類かの鉱石を探し、ホルミシスパッドが完成しました。ここでも簡単に紹介していますが、不織布に粉砕した鉱石を練り混ぜるには、相当な技術と時間とお金がかかっています。

ホルミシスだけでも、病状が悪化しないように良い状態の方はいるそうです、石黒式温熱法の一番のポイントは、癌の方ならば1日5時間ほど自分自身もしくは家族の協力のもと、注熱する事(少しでも体に熱を入れるという心とやり続ける根気)ができるかというのがポイントです。

その為には温熱板が86度がポイント!それは温度が低いと深く注熱する事が難しく、熱い!アチチッ!という反応を得にくいからです。

長く注熱すると火傷になる可能性もありますが、火傷も防ぎホルミシス効果を得られるヘッドパットは石黒式温熱法では必需品になります。103度の温熱板でも部位にはよりますが、15秒は数える事ができ、注熱する事ができるのです。

石黒先生は、三井とめ子先生に教わり、はじめた施術から今では癌の方が知る人ぞ知るということで、がん患者の方が施術を受けに行かれます。癌の方の口コミで広がっている施術の仕方は、三井温熱療法士が何人も訪れるぐらいですし、石黒式温熱療法は石黒先生だけができる療法なのです。

違う方から聞いた話ですが、三井とめ子先生はアイロンパーマの器具を代用する事から始まり、100度以上の温熱器を使い、火傷の状態がひどく裁判にもなり問題にもなった事もあると聞いたことがあります。それが本当なのか?温度は高いほうが良いのか?も聞きたかったので、三井とめ子先生が温熱療法を確立し、治療院『丼龍堂』を開設したと知ったので、聞いてみました。

アイロンパーマの温度はわからないし、火傷で問題になった事も聞いたことがないとのことでした。今でも治療院では温熱板が86度の温熱器を使い、治療されているそうです。

私が火傷の心配をするのは、86度の温熱板を肺がんの方が使っていて聞いているからです。その方は病室で何もする事がなかったので、暇があれば1日に数時間、温熱器をあてていたのです。それで、講演会の時には元気な顔を見ることができました。その方は、温熱器での火傷のあとが元気になってから1年は経過してないと思うのですが、残っていると教えて下さいました。

どうしても重点的に行うと火傷のおそれはでてくるのです。だからといって、70度の温熱板にかえると同じ結果をえられるのかは疑問です。そんな体験談を知っていたので、石黒式温熱法はホルミシスパッドで火傷も防ぐ事にも成功していますし、低温火傷の心配もありませんので安心だと思いました。

86度の温熱板とホルミシスパッドも道具としては必要ですが、一番は本人が注熱を続けてできるかどうかです。石黒先生はボランティアでがん患者さんに何時間も施術を行い、温熱のあてかたを指導されます。

石黒先生は癌の患者さん以外でも高齢者に多い前立腺肥大、過活動膀胱炎(かかつどうぼうこうえん)、メニエール病、帯状疱疹後神経痛(たいじょうほうしんごしんけいつう)でも喜ばれれている方もいっらっしゃるそうです。

通常では温熱器を1から20まで数えれるところ、帯状疱疹後神経痛の方の場合ですと、イチ数えると熱い!イチ熱い!という方が多いのですが、よくなるにつれて6ぐらいまで数えれるようになるそうです。

徐々に神経痛の痛みがかわり、20までもつようになるまでしっかりと熱を入れ続けるといつのまにかという事もあるそうです。注熱の時間は朝と夕方に1回20分~30分、注熱を行い1ヶ月で6まで数えれるようになり、3ヶ月で1~20まで数えれるようになり、良くなったそうです。

薬は、リリカプセルを1ヶ月ほど飲まれていたそうです。他にもうつの方の場合は、小脳をあてると良いそうです。どんな症状の方でも元気になる可能性はあるのです。

私は多くの方に知って頂きたいと思いますし、人のために治療を考えられている方には注熱の可能性を知って頂き、だれでも行える治療の一環として考えていただければと思います。

その良い機会があります。

石黒先生が主催する無料講演会が10月13日13時から愛知県名古屋市中村区で行われます。石黒先生が治療をし、今でも元気な方も応援参加し、お話して頂けます。それと国際個別化医療学会での症例報告でお伝えしきれてない大事な話もあります。内容は盛りだくさんですし、もちろん私も参加し応援しています。

もちろん誰でも参加できますが、定員には限りがありますのでお早めにお申し込みいただければと思います。

講演会のチラシができるまでは、講演会のお申し込みは健康サポート専門店で受け付けさせていただきます。電話番号は072-737-7311です。石黒先生講演会希望とお伝えくださいませ。