茨木の畑に着き、水はけの悪い畑に緑肥のイタリアンライグラス ヤヨイワセ,えん麦 スナイパーの種をまこうと荷物を軽トラから降ろそうとしている時に、年配の男性が話しかけてきました。
「何を作っているの?」と、ムクナ豆はこの周りでは誰も作っていないのでジャングルみたいな様子がかなり珍しいみたいです。色々と話をしていると、近所の方で農地で何もしていないと聞いたので、「使わしてください!」とお願いしました。畑も見に行くと、いつもチェックしている水はけの良い畑の場所でした。これは偶然なのかその日に緑肥をまくのをやめました。
さらにもう1カ所、この近所の農地を交渉中で、合計1600平方メートルです。今までに箕面で借りている農地は2300平方メートルぐらいあります。箕面市の市役所に行く用事がありましたので確認すると、都市計画道路として来年秋以降から道路の為の工事を進めるので完全に畑が使えなくなります。なので農地を借りれるチャンスがあればどんどん借りたいのです。
農業で拡大するためにも農業法人を作りました。8月末で1期目が終わりました。3期終わらないと、農地所有適格法人として農地を買う際に審査が出来ないそうなのです。14年畑を行っていても農業委員会、みどり公社を通して契約をしないと、農業従事者としての経歴にはならないのです。なので私はまだ農業従事者1年生です。
なので今回もみどり公社を通じて、利用権設定を行ってもらう予定です。利用権の設定は所有権と関係ないので、借り手は所有権を主張できません。契約期限が切れると利用権はそこで切れるのです。ただ期間中の耕作権は主張できますが、これも契約期限が切れると耕作権もなくなるのです。
農業委員会にお願いすると相対取引ですが、みどり公社を通すと間に入って、何か問題があればみどり公社が指導なども行います。来年から相対取引がなくなる予定で、農地拡大などの支援はみどり公社がするそうなのです。
農地を借りる際の話し合いでは、どんな結果になろうがお互い幸せになると考えながら、農地の所有者のご自宅で農業委員会に電話したり、みどり公社に電話したりして色々と疑問を解決しようと3度目のお話でした。最後の最後には同情して頂け、契約で必要な申請書に書いておくと言ってくださりました。本当に感謝です。
どんな事でも幸せになりますようにと思いながら接すると良いよと聞いたのでそのおかげもあったのかもしれません。
他にも理由があってハウス栽培を休止している方の会社にお伺いして、5棟ほどあるハウスを見てきました。今まではトマト栽培を行っていて設備投資は数億とかけているので、井戸水もほって完備しているのです。
銀行の方に紹介してもらい、このようなご縁を頂けました。農業をやる方、手放す方、休耕している方、色んな考えがあり勉強になった1週間でした。