2月7日タヒボ懇親会の坂井涙事件の理由

前回のメールで何を思い出して泣いたんですか?と言う問い合わせがありま
したので表現(薬事法)に気をつけながらお話をさせていただきます。
私が関わったお客様は、3週間後には声帯を全摘出しないといけないという方
でした。私自身できる事は、何かと考えたときにお茶を勧める事だけでした。
結局3ヵ月後には声帯を半摘出という極めて異例な手術を行うという形になり
ました。

 私は、その手術が十何時間の手術と聞いていましたので何が出来るかと考え
たときに、お守りだったら渡せられると思いました。縁起のいいお守りを知っ
ていたので手術前にお守りを渡しにかけつけたのですが手術室に入ったところ
でした。

 そして手術が終わって何日後かに病棟にお伺いしたときに、ご主人と初めて
お会いしました。点滴の棒にはお守りがつるされていました。声がでないので
小さいホワイトボードに『ありがとう』と書いてくれたのです。私自身それを
見たとたん涙が止まりませんでした。その光景が話しているとどうしても思い
出します。あまりお力になれなかったのにあの一言はとてもうれしく、今では
それが私の原動力になっています。それが4年前の出来事でした。