玉ねぎを使ったドレッシング、ピクルス、ポタージュのレトルト、ココナッツ油で揚げたオニオンフライなどの試作品が出来上がってきました。どの商品にも防腐剤、添加物などは使用禁止で、オニオンフライ以外にはタヒボを入れてもらいました。
ドレッシングは、黒酢に玉ねぎ比率40%ほど入れてもらい、うまいんですが、「酸味が少し強い、玉ねぎの味をもっと強く、コクが欲しい、続けて使える味に」など、加工会社の方とまじえて話し合いました。
次は、風味と玉ねぎの味をもっと出すためにオニオンソテーを入れてもらい、コクを出すためにある物を追加してもらい、また試作してもらう予定です。自分達でああでもないこうでもないと、製品化する過程が面白いとメンバーと話してました。どんな味になるのか楽しみです。
玉ねぎ関連商品や食品で面白いのものがないのかと、「フードストアソリューションズフェア2019」に行ってみると、加工品が色々とありました。その中でも、無農薬・無化学肥料・除草剤なしの食材を使っているのはわずかです。なかには面白い商品もあったので、取り扱っていく方向で進めていきます。
農家としては、たくさん野菜を作っても、いつまでも貯蔵は出来ません。加工品にすると、旬の素材を活かして違う形でいつでも食べられます。今回、加工会社を調べるに至っては、加工品を売っている会社・農協・市のサポートセンター・機械を販売している所・加工会社に紹介してもらうなど40社ほど聞いてみました。その中で大和当帰の普及をサポートしている会社もありました。
大和当帰(やまととうき)は、根は伝統の生薬として使われて、葉っぱなどは、抗菌作用があり、歯磨き粉や化粧品などにも使われているそうなんです。しかも食用として食べても言いそうなんです。
その当帰は茎が太いのと細いのでは、どちらの根が良いのか?というと、茎が細い方が断然、良いらしいのです。その方は、根粒菌を調べていて、ある目的に向かって実験を繰り返していると言っていました。
何が言いたいかというと、「人に話を聞くときは、常識を捨てて、知っていると思わず、相手から情報を聞き出す」という事があらためて大事だと思いました。知っていると言うと、それ以上は教えてくれませんし、知っていると思うと、それ以上聞き出そうと思いません。
見た目は、表面で判断できますが、中身は話してみないとわかりません。
来年の玉ねぎに向けて、タヒボの茶かすを280キロ引き取りに行きました。往復5時間半、そして畑につくとフレキシブルコンテナバッグにタヒボ茶かすを1輪車にのらなかったので、引きずって小屋に運びました。ちょっとした筋トレです。
麦カスも土曜日に40キロ?60キロぐらいを一輪車に乗せて、50メートルほど先の畝に降ろして、袋をひっくり返して、引っ張って麦を畑にまきます。これを60往復ほどします。そして、トラクターで耕すので、一日の大半が運搬です。この単純作業をしんどい!と思いながら行うのか、歩き方・運び方での足の使い方・足の意識の練習と思ったり、脱力しながら運ぶなど、修練と思えば、自分の身になるので、続けられるのだと思います。
娘のフラダンスの発表会がありました。見てうまい・下手がすぐわかります。何が違うのかというと、感情が入っているのか?入ってないのかの差がとても分かります。人の目を気にして、恥ずかしいや正確性を重視するのか?自分の世界に入って、踊りを追求するのか?もちろんきれや体の使い方もあります。どんな気持ちで練習・修練をしているのか?成果が、結果ですぐに分かります。
見た目がよくてもごまかしはバレますね。