よびかけ

レンガ職人の話をある講演会で久しぶりに聞きました。3人の職人のうち一人目は、生活するためにレンガを積み、2人目は、レンガの積み方にこだわり、3人目はみんなが通える大聖堂を作るために積んでいるという話でした。

数年後には一人目は、レンガ職人でなく違う職業を行っていた。二人目は、レンガ職人のスペシャリストになっていた。3人目は現場監督になっていた。という話です。

仕事に対する向き合い方、考え方が違うと何年後かにはその思いの積み重ねでまったく違ってくるという話です。

期待に応えるというのは、その人の願いに寄り添うという事なので、業務を行うだけで寄り添えるのか?それともその方の思いも汲み取り、その思いを理解したうえで行うのか?
想いを理解して、そこに言葉や表情・感情もすべてで表現しようと、できる事に全力を注いで行うのか?

出来事によってよびかけがあり、話し合うきっかけがありました。話し合う事も勇気がいる事であったり、躊躇して進まない事もあると思います。話し合ってみると、お互いの考えが理解できて、とってもすっきりしたのです。

ナーシングホームでは理学療法士、言語聴覚士のリハビリは行っていますが、それ以外にも伊藤超短波のPOSTIM(ポスティム)という舌骨上筋群を電気刺激により機能の改善や飲み込むリハビリに良い機械も看護師に2日間講習を受けてもらい、ご利用者の方に行ってもらい、リハビリを行う事もあります。

他にも機能訓練指導員という枠組みで募集を行い、柔道整復師の友達にこの話をすると仕事をしてみたいとなり、働いてもらうととっても楽しいとの事。そんな感想をもらう事はなかなかありません。ご利用者さんへの機能向上や話しかけ、マッサージなども含めて生活の質の向上ができるかの試みも行い始めました。そこであんま・鍼灸師の方の応募もあり、考えに賛同を頂き、役に立ちたいという方もみつかりました。

嚥下機能の訓練、機能訓練指導員での介入は、施設でのサービスで行っています。何が言いたいかというと、願いをかなえるために色々な試みを行い、実践しながらみんなで作り上げている途中なのです。

POSTIM(ポスティム)導入も機能訓練指導員・あんま・鍼灸師の方との出会いも、すべて出来事によるよびかけがきっかけで、そこでしっかり考えて、改善していくために動いた結果だったと思います。

私達はまだ入居したいという要望には今のメンバーの人数と入居者の安全面を考えると応えきれていない事もあります。看護師・理学療法士・言語聴覚士の方が増えると、もっとはやく入居したいという要望に応える事ができると思っています。

一緒に働いてくれる方を募集しています!

ナーシングホームではこのような考えで取り組もうとしています。

経営観
心の進化、運命共同体メンバーの成長による利益と社会貢献の同時達成
社員とはご縁とともに働くことには深い意味がる。
課題をともに乗り越え、成長をサポートできる取り組みを行う
信頼・絆・仕事の意味・人間力向上を強化し、強靭な共同体を目指す。

施設観
施設は利用者・利用者ご家族の願いを受けとめ、スタッフがそこによりそいながら関わり合う場所。必然があり出会った人なので人間力の向上と成長をはたすためのきっかけととらえる。

看護介護観
看護介護は身体や生活の支援にとどまらず、利用者やその家族が絆を結びなおし互いにかけがえのない存在として関わりあえるように支援すること

従事者観
従事者は困りごとの背景についても深く聞き、ともに願いを発見しながら利用者の問題解決に尽くそうと取り組める人、働くメンバーは切磋琢磨できるようにお互いの事を知り、こだわり執着を反省・手放し・解決しながら、改善しようと取り組める人