酵素飲料の原料を視察

自社農園の除草剤・化学肥料・農薬不使用の玉ねぎを水を加えることなく、3カ月かけて酢酸発酵を行う静置発酵法によって玉ねぎ酢が出来上がり、そこに80種類の野草もブレンドした酵素飲料を作ろうとしています。どんな所で作られているのか視察に行ってきました。

創業者は動物が体調が悪い時にエサは食べないけどヨモギだけは食べている事をみてヨモギの研究から始まり、そこからヨモギの発酵などを行い、それまでに研究してきた酵素飲料を作るようになったそうなのです。

しかも自分達が表に出るのでなく、黒子の存在としてお役に立てれたら良いという考えなのです。それと創業者の時から野草・野菜・果物・海藻のブレンドは変わっていなくて代々受け継がれているのです。

その原料をみて40年以上前からよくこのような素材を見つけて受け継いでいる事にびっくりしました。原料を入れた釜を混ぜる事を体験させていただきました。思ったより重くて混ぜるのが難しいのです。混ぜ方もこだわりがあり受け継がれているのです。



さらに発酵させるために陶器を使っていて、自然に対流してたり小さい気泡がプクプクと見えるのです。それを1年間熟成させるのです。



しかも他の容器でも実験してみると、1桁の菌数が違うそうなのです。すごいこだわりです。

他にも発酵時に気化するアルコールを集めて、コロナの時にアルコールを市に寄付されたそうなのです。

会社の意義を知れて本当に良かったです。そして偶然にこの会社を知れて本当に良かったと思いました。

私達は希輝(きらら)酵素飲料を作ろうとしています。さらに甘酒もブレンドしますが、その会社も偶然に知った会社です。偶然は必然であり、意味がある事と思っています。何を伝えたいのか?どうしてそのような思いがあるのか?などを聞いていくと面白いです。

就労継続支援B型を7月1日に開業できればと思い、サービス管理責任者を募集しています。まだ見つかっていません。そこで農作業、加工品の開発が出来ればと思っています。このように私達が野菜が育つ環境を作り、そこで利用者の方も心と体の健康になり、商品の企画・開発を行い、新たな価値を見いだせてい行けたらと思っています。



ナーシングホームきらら看護の家でご利用者さんの食べたいものもお聞きして、自社農園の大根と菊芋もおでんで好評でした。少しずつですが、健康にお役に立てれる取り組みが出来ていけたらと思っています。

医療ケアが必要な重度の障がい者のグループホームを見学

大阪で重度のグループホームを探したのですが医療ケアが必要な方を受け入れていて、看護師が24時間対応している所が見つからないのです。兵庫県川西市でも重度のグループホームを運営している所に聞いたのですが、訪問看護もグループ会社で経営されている所でも24時間看護師が常駐して運営はしていないらくし、医療ケア対応で24時間看護師が常駐している所はないのです。

探してみると福岡県で医療ケア対応で24時間看護師常駐の重度のグループホームを運営している医療ケアRe’sela Holmesという会社があり、見学に行ってきました。


リセラさんのグループホーム

とても気になっているお風呂を見せて頂きますと、ミスト浴を導入されていました。前に大阪で見たタイプと同じでした。この施設でもミスト浴を導入される前に実際に使って見て色々と試された中でミスト浴が一番良かったらしく導入されたそうなのです。

お部屋も見学しましたが、区分5・6の重度の方や医療依存度の高い方が入居されているので呼吸器をつけている方・寝たきりの方・呼吸器をはずして食事される方・デイサービスに行かれている方など様々でした。

驚いたことが費用が一般的なグループホームと同じような料金設定なのです。それとこの会社の方針として「ご自身がお持ちの残存機能を最大限に引き出し持続する。ココロもカラダも元気になれるリハビリテーションをご提供」というのは、ご利用者に応じて、会社の方針でリハビリを行うので、訪問看護のプランに入っている入っていないは関係なく、会社負担であっても行う事もあるそうなのです。

この会社は他にも脳梗塞の方を対象に理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、鍼灸師などで力を合わせて60日間改善リハビリなどを行い、リハビリにとても力を入れている会社なのです。

以前に脳内出血で左半身麻痺になりましたが独自のやり方でリハビリを行い、5か月後には運転もすることができ、足も手もなに不自由なく動くようになった堀尾さんを取材した時に堀尾さんは無償でされていたので、それを事業として行うにはどうしたら良いのかと思っていました。

リセラさんはないものは自分達で作れば良いという考えです。医療ケア対応の重度のグループホームをされる時には全国で調べると2件ほどはあったそうです。まずは施設を建てるのか借りるのか?建設会社はどうするのか?資金はどうするのか?銀行は?色んな事を3年ほど前から行いようやく理解をして頂いたそうなのです。

医療ケア対応の重度のグループホームをはじめてオープンした時は、必要とされているのですが、利用者の状況は思わぬ結果だったそうですが、ショートステイでの対応によりどんどん入居者希望が増えて、満床になっていったそうです。今では4棟目のオープン予定もあるのです。

ここでは書けない苦労や試行錯誤・アイデア・採用・教育など色々とお聞きできたのでとても勉強になりました。

お話を聞いている時に強度行動障害の方と関りのある方からお話を聞く機会を頂けました。体を叩かれたりする事もあったり、壁紙をはがすなど表現の仕方に特徴があるとの事でした。その方は強度行動障害の方を専門にしているわけではないみたいですが、そのような方が集まってくるそうです。

対応の仕方によって信頼感・安心感などで口コミで広がり、同じような悩みを持った方に頼りにされているんだと思いました。


福岡県の太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)でみた木

重度の障がい者のグループホーム見学

住宅メーカーさんのご紹介で重度の障がい者を対象としたグループホーム施設を見学に行ってきました。代表の方よりお話をお伺いしながら施設を見せて頂けました。



どのような機械浴が導入されているのか興味があったのでお聞きすると、色々試されてミスト浴が温もるらしく、管が入っている所に水が入る危険性もないし、とても良いとの事でした。

しかも入浴室にはレールが設置されていて、安全面にも配慮されていたり、休めるようにとなりにベッドがおいてあるのです。それと室内を温めるためにエアコンが3台備わっているのです。

部屋を見せてもらうとロフト及びキッチンがあるのです。グループホームで各部屋にロフト及びキッチンがある所は初めて見ました。家族が泊まるや収納、洗浄などあらゆる事を想定して設計をされているのです。

グループホームをはじめるきっかけは重度の障がい者を対象としたデイサービスを運営している中でご要望があったからだそうです。現在は、デイサービスに通われている方が入居されていて、連携がとりやすく、朝夕のバイタルチェックを行っているので身体状況の共有もスムースですのでとても安心できると思いました。

スタッフの事務スペースや休憩スペースも別にありますので、入居者さんやスタッフの事を考えた施設で社長の思いがつまった施設でした。

この辺りではまったく住民の反対がなかったそうです。他の場所は住民の反対などはどうなのかを住宅メーカーさんに聞くと場所によっては何度も足を運ぶこともあるとおっしゃっていました。すべて住宅メーカーさんが話をして、ある程度受け入れてくれるまで何度もお話をするそうなのです。そこまでする住宅メーカーさんも他にはないと思いました。


住宅メーカーさんの取り組み とっても勉強になったので思わず撮りました

就労継続支援B型事業者や重度のグループホームを検討中に売り主と話をしたりして、色んな事情でコロッと考えが変わり、予定通りにいかなくなる事が今でもあります。

医療ケアが必要な重度の障がい者のグループホームはまだまだ少なく、兵庫県川西市では重度のグループホームはありますが、川西市で運営をしている事業所に聞いてみると、24時間看護師が常駐している所はありませんでした。

ナーシングホームで医療及び介護度が高い方を大阪府豊能郡豊能町で運営していますので川西市であれば近いですし、医療ケアが必要な重度のグループホームが出来るのではと思い土地を探したり、体制や仕組みを勉強し検討している段階です。

九州の方に24時間看護師が常駐しているグループホームがありますので12月に見学OKとお返事いただけたので行く予定をしています。兵庫県川西市で良い土地があっても地区計画で禁止されている地域もあり、まだ土地が見つかっていない状況です。

並行して大阪府茨木市もしくは箕面市で農作業と加工品ができるように就労継続支援B型事業者ができる場所も探していますので、そのような場所があれば是非とも紹介して頂きたいと思っています。

社会課題を解決するにはご縁とタイミング、勉強の機会を頂けるみなさんのやさしさや思いがなければ時間はかかると思っています。会社の体力がある時にチャレンジできるようにさらに調査をすすめたいと思っています。

農地7ヘクタールで野菜作りをしている就労継続支援B型事業所

ムクナ豆を見た次の日は、群馬県で約60箇所、7ヘクタール(70000平方メートル)の圃場で7品目の野菜を育てている「障害福祉サービス事業所 ゆずりは」さんに見学に行ってきました。


ほうれん草が1面にありました。

「ゆずりは」さんは就労継続支援B型事業で農作業を行い、平成28年度実績工賃45007円で一人あたりの平均工賃は9000円~94638円、現在では平均工賃5万円以上で全国平均工賃の3倍以上で非常に高いのです。

作業風景を見学させてもらいましたが、作業を黙々としていて、ブロッコリーの茎のカットを行い、ブロッコリーのB級品との見分けがとてもはやいのです。しかも私が見てもどれがB級品なのかわかりません。教えてもらいやっと理由がわかるぐらいです。1日の作業量がとても多く、軽トラにいっぱい野菜を積み上げて農協に持っていくのです。1日で収穫、選別、包装、納品まで行い、作業所事態が農業のプロ集団という感じです。



他にも農作業が出来ない方などに対しては、玉ねぎの皮むきをコンプレッサーのピストル形噴射器で行う作業をしてもらったりして、その方の特性にあうように仕事をしてもらっているのです。しかも玉ねぎの皮も1個数秒でむくのです。みんな仕事が早いのです。

玉ねぎの作業記録などを見せてもらいましたが、切る達人、運びの達人、掘り取りの達人、マルチはがしの達人などがいて、役割分担を行い、4時間でコンテナ360個分の収穫で約720キロを収穫しているのです。

野菜ごとの広さに対する売り上げ目標などもあります。そして個々の仕事の評価なども行って、個々の工賃が決まるのです。野菜は1年中仕事が出来るように7品目にしぼったそうです。

マニュアルも野菜ごとにあり、野菜ごとの作業手順や病気の事など写真と手書きの解説でとてもわかりやすいのです。これを見れば素人でもわかるようにわかりやすくまとめてありました。


ブロッコリーは1条植えでした。

ブロッコリー・ほうれん草を食べてみましたがとってもおいしく、しっかりした味わいです。

事業所としてどんな目的をもって仕事をしてもらいどのような方針でいくのか?など様々ですのでこのあたりは実際に聞きに行って良かったと思いました。見習う事ばかりでとても勉強になった1日でした。このままレンタカーで羽田空港に向かい大阪に帰りました。

この日の午前中になぜかバンブリアンの日下先生に会いたいと思い電話をしました。どうしても会いたいとお話ししましたが、会えませんでした。数日後に電話がかかってきてその日に日下先生は亡くなったとの事でした。日下先生とは1度だけ会った事がありますが、とても優しい先生で埼玉県の事務所から東京に向かう車の中で色々と質問をしたのを覚えています。本当に残念ですが、息子さんが後を継ぐのでこれからもバンブリアン(孟宗竹)の良さを伝えれたらと思っています。

自分に素直に思うがままに動くはとても意味があるのかもしれません。

農福連携を行っているウィズファームさん

農福連携を行っているウィズファームさんの所に見学に行きました。代表の森下さんが農業法人をするきっかけはひだまりという障害施設があり、地域に目を向けた時に農業が盛んな街でそんな中で農業の担い手不足の問題があり、そこにチャレンジしようという事で農業法人ウィズファームを立ち上げたそうなんです。

今では農地は2ヘクタール(20000平方メートル)あり、農地を借りていたり所有していたりしています。主にリンゴ栽培を行っていますが、柿・ブルーベリー・ぶどうなども育てています。標高が600メートルほどあり、りんごは寒暖差があると美味しくなると言われていて、この町ではりんごがとても美味しいのでさかんな町だそうです。



就労継続支援A型・B型の方が計15人いるそうです。その中で二人の方がリンゴの実は同じところに5つぐらいなるみたいですが、その中で良いものを1つ残して摘果(てきか)の作業を行っていました。従業員の方が見ていなくても脚立にのぼってとても手際よくされていました。



りんごは1反(1000平方メートル)から2トンほど収穫できるそうなのです。しかもリンゴ栽培の面積は大きく、農協に買い取ってもらう事なく各地のイベントやマルシェへ参加したり、高速道路のサービスエリアなど含めて直接販売したり、加工品にしたりして売り切るのです。

その際には利用者の方も一緒に販売するそうです。、令和元年11月に、ノウフクJASの認証を取得してからさらに知名度もあがり販売量も増えているそうです。

りんごの品種は、サンつがるは8月中旬から9月に収穫。シナノスイート・シナノゴールドは9月下旬~10月に収穫。サンふじは11月下旬から収穫で作業がしやすいように色々な品種を育てているのです。

他にも畑にも見学に行きました。そこでは利用者の方はかまをもち草刈りなどをみなさんでされていました。とても慣れた手つきでされていました。



飯田市では小麦を作っている農家さんがいないらくし畑では小麦にチャレンジするそうです。にんにくは契約栽培のためにすべて引き取てくれるらしいです。少し余っているとの事で私もニンニクを買わしてもらいました。

にんにくは無農薬で化学肥料を使わずに海洋ミネラルを使っているとの事。他にも有機農法を指導している方に何を作りたいのかを相談し、土壌診断をしてもらいソルゴとクロタラリアをすきこんで使い、鶏糞を使っているそうです。ジャガイモ、タマネギ、人参などを作ったそうです。

直行直帰で自転車で来てる方、施設から一緒に来る方など通勤の仕方は様々ですし、精神の方でも就労継続支援B型からA型に移行して、そこから勤務時間を延ばしながら社員を目指している方もいるそうなのです。仕事内容、時間によって収入は違うみたいです。

農業は細分化するとどこかで作業ができる所はあるとの事でした。それと利用者の方の工賃を高く支払うためにも販路開拓や新たな果樹や野菜にチャレンジする話はとても勉強になりました。