治らないといわれた足で歩けるようになった!-①

オーストラリアにある少女が住んでいました。

名前を仮にナターシャとします。

ナターシャは生まれてすぐに遺伝性の病気で体を悪くしてしまい、

足の関節が動かなくなってしまったのです。

ですから歩くことが出来ません。

母親は彼女を医者に連れて行き、リハビリに通わせ、

いろんな治療方法を試みてきたのですがどれも効果がなく、

彼女の足の状態にはまったく改善がみられないのでした。

ナターシャはだんだんと希望を失い、うつ状態になっていったのです。

表情はいつも暗く、時に激しく親に当たるようになってしまいました。



ナターシャのご両親は本当につらく思い、困り果てていました。

そんなある日、ふとしたことで子馬を購入する話が持ち上がり、

ご両親はナターシャのためにこの子馬を飼うことになったのです。

それは本当に可愛らしい子馬で、ナターシャもたいそう気に入ったのです。

彼女は子馬をとてもかわいがりました。子馬の無邪気さと可愛らしさは

彼女の心を少しずつ解きほぐしていくかのようでした。

暗く沈んでいた彼女の表情も少しずつ明るくなっていきました。

ナターシャはこの子馬のことが大好きだったのです。



(少しずつ心を開いていくナターシャ。そんな彼女の病状に

かすかな変化が!・・・続きは次号で!)