治らないといわれた足で歩けるようになった!-③

【前号までのあらすじ】

子馬の世話をしたい一心で必死に身体を動かそうとするナターシャ。

母親はそんなナターシャをこの子馬に乗せてあげようと考えました。



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関節の曲がらないナターシャにとって馬に乗ることは至難の業です。

普通、馬に乗るときには膝を曲げなければならないし、

足で馬のおなかを蹴ったりすることも必要なのですが、

ナターシャにはそれが出来ないのですから。



それでもあえてご両親はナターシャを馬に乗せたのです。

ナターシャは自由にならない体で馬に乗ることの怖さを

感じてはいるようでしたが大好きな子馬に乗る

うれしさのほうが大きかったようです。



ナターシャは曲がらない自分の足の関節を伸ばしたまま、

子馬の首に腕を巻きつけ、振り落とされないように

必死でしがみつきました。

馬に乗って学校まで2時間の道のりを、

母親は横についてしっかりと見守っていたのでした。



そんな日々を続けているうちに、ナターシャの足に変化が現れたのです。

医者からも見離され、もう治ることはないと言われていた

ナターシャの足がほんの少しだけ曲がるようになってきたのです!



(ナターシャの足が曲がった!さらに・・・?

・・・続きは次号で!)