うつぶせでお尻をユラユラするだけで良くなる

きららリハビリ訪問看護ステーションの理学療法士より手術後に疼痛(とうつう)があり、その痛みが良くなったという事を聞き、どうやったの?と聞くと、「うつぶせで治しなさい」という本をお貸しして、それも実践してもらいました!と聞いたので、家でもできる簡単な方法に興味がありましたので読んでみました。

何をするかというと、うつぶせになり、骨盤を中心に、金魚になったイメージでお尻を左右にユラユラ動かすことです。

どうして痛みがとれるのかというと、痛みを感じるメカニズムとして、体の組織や器官は膜組織に包まれて形作られているので、第二の骨格とも呼ばれている膜組織が関係するとの事です。

その膜組織の上に、痛みを刺激として受け取るレセプター(受容器)が無数に点在していて、レセプターで受けとった刺激は脳に送られ、初めて痛い!と痛みを認識するのです。

そこでうつぶせでユラユラする事により、脳幹(生命維持にとても重要な中枢部位)にいい刺激が送られ、その情報は再び脊髄におりてきて、インナーマッスルが動員され、内側の筋肉が働くことで腹圧が上がり、横隔膜の動きも改善され、膜組織のねじれ、こわばりが解きほどかれて痛みが治るという仕組みなのです。

脳幹の働きを良くすると、セロトニンで痛みをブロックする事ができるそうなのですが、そのセロトニンを活性させるオキシトシンは皮膚と皮膚が接触するスキンシップを通じて分泌されるそうなんです。

前に「腰痛はストレスも原因?」で書いた時より、この本を読むことにより、膜組織と一緒に硬くなってしまった神経や、圧迫により血流が阻害されてしまった血管などが痛みを引き起こす原因でもある事がわかり、視野が広くなった感じです。

スタッフの理学療法士がこの著者の理学療法士の舟波先生からバイニーアプローチを学ぶことにより、身体と脳の相互作用を学ぶことができ、既成概念にとらわれない新たな知見を生み、患者様・ご利用者様により良いサービスを提供できる糸口となりたいと言った意味が理解できました。

人とのご縁や出来事などは本当に意味があるもんだと思えました。



痛みはうつぶせで治しなさい: 腰痛、ひざ痛、肩こりのない長持ちするからだをつくるには
 

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