蜂から学んだ違う見方

ニホンミツバチの養蜂をしたいと思っていますのである会の説明会をズームで聞きました。巣箱を北海道以外のニホンミツバチが生息する地域に置き、蜜の採取が目的より観察をし、ニホンミツバチを増やしながら自然環境を守ろうという感じでした。

今では山にニホンミツバチが住めるような木が少なく、巣箱を置く事や植林をする事により、住む場所を確保出来たり、例え熊が出て巣箱が襲われ、蜜を食べられても仕方がないものでもあるので、それを防ぐように2重構造にするなどの技などもあるらしいのです。

以前に京都に行った時の蜂が住める木は大きな穴があり、自然での蜂の巣はそういう所なんだと見た事があったので理解が出来ました。

それと巣箱にクモなどが住むと偵察している蜂が危険な場所を選ばないので、常にクモなどが住みつかないようにきれいにしとかないといけないらしいのです。

西洋ミツバチはニホンミツバチの10倍の採蜜能力があるので、自然が減っている中、蜜の採りあいになるので、西洋ミツバチが増えればニホンミツバチが減る事も考えらえるとの事です。

そして、農薬のせいでニホンミツバチが減っているのかと思っていたのですが、アカリンダニの影響もあるとの事でした。養蜂家はニホンミツバチでする方があまりいないので、アカリンダニの被害の報告までする方もいないとの事。

それに集めてきた蜜も人間がそれを採りすぎると、蜂も死んでしまうなどもありますし、何が原因でニホンミツバチが減っているのかは色んな要素が考えられるとの事。

自然が豊かになれば、蜂も増えるし、蜜も多くなる。そんな時に初めて採蜜なども行い、観察の一環として行うという話でした。

蜂が生息する場所などもだいたい見ればわかるそうです。私は鉄塔の山はどうなのか?周りの畑で農薬が使っているからどうなのか?玉ねぎの臭いはどうなのか?坂本文夫先生のニホンミツバチを誘う誘引剤(キンリョウヘン)の事や周りに花がなくてもニホンミツバチは生息しているか?なども聞いてみました。

日本みつばちを誘うために誘引剤でなく、蜂の巣から作ったミツロウなどを使うそうなんです。

ニホンミツバチと関わり続けている専門家に聞くのが一番答えがはやいと思いました。そして何より良かったのが、全国の巣箱をめぐってきた体験での話なので、偏った見方ではないという事です。

ちょうど「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」という本を読んでいました。データを基に世界を正しく見る方法を解説している本です。


大豆を植えて7日目。またあらたな芽が出ました。

ここから抜粋です・・・・・・・・・・・・・・

ひとつの視点だけでは世界を理解できないと知ること。さまざまな角度から問題を見たほうが物事を正確に理解できるし、現実的な解をみつける事ができる。

単純化本能を抑えるには、なんでもトンカチで叩くのでなく、様々な道具の入った工具箱を準備したほうが良い。

・自分の考え方を検証しよう。
・知ったかぶりはやめよう。
・めったやたらとトンカチを振り回すのはやめよう。
・数字は大切だが、数字だけに頼ってはいけない。
・単純なものの見方と単純な答えには警戒しよう。
・世界は恐ろしいと思う前に現実をみよう。
・犯人でなく原因を探そう

ここまで抜粋です・・・・・・・・・・・・・・

など正確に見るための実例と解説などがあります。

うまく共存しながら生きていくには、違う側面からも見ると答えが変わってくるなーと感じた蜂の説明会でした。