家には拾ってきたマルチーズのマルがいます。
最初は、真っ黒で皮膚がかぶれていて、病気を持っていました。
しかも、今までひどい事をされてきたのかと想像させるぐらい
とてもおびえていておとなしい犬でした。
タヒボ茶を飲まし、薬なども飲ました結果、今ではすっかり元気
になりました。
散歩に行くと、とても一生懸命ついてくるのでかわいいのですが
帰ってきた後に足をふこうとすると、『ガブリ!』と噛んでくる
のです。私だけでなく家族の誰に対しても足をふこうとしても噛
んでくるのです。
私は、心の中で『なめられたらいけない!』という思いがあり、
かまれたりするとお尻をたたいていました。だが、いくら私なり
のしつけをしてもいつまでたっても駄目なのです。
私はこの事を、静岡県のセミナーで知り合った産業カウンセラー
の方も犬を飼ってられるということで話してみました。すると、
『犬が嫌がらない方法で行ってみてはいかがですか。例えば、濡
れたタオルをひくとか。』と教えてくださいました。
私は、その言葉を聞いた瞬間『はっと!』気付きました。
『犬になめられたらいけない。犬を服従させなければならない』
という強い思い込みがあったのです。
この思い込みこそ、足をふいて一緒に過ごすという目的を邪魔し
たのだと思いました。
目的に対して、『私は絶対こうしなければならない』という思い
込みで、犬も毎回私にかみたたかれ、私もかまれて痛い思いをし
て、さらに服従させようと意地になる。
こんな悪循環から抜け出せたのはとてもラッキーだと思いました。
実は、犬に対してのしつけの事を言うのは、抵抗がありました。
それは、
『私たち家族のしつけが悪いから!』と思っていたので、私に
とったら気軽に言えるものではなかったのです。
知り合った方の心温まる声にひかれて話せて、とても良かった!
良かった!と思いました。