第二回統合医療研修会in憲政記念館に参加して

特別講演で森山晃嗣先生 (がんコントロール協会理事長)が「OTA宣言と食事療法を含めた統合医療について」お話してくださいました。森山先生には以前にも取材させていただいた事がありましたが、お話を聞いてあらためて西洋医学の治療についてのリスクと栄養の重要性を確認する事ができました。

OTAとはアメリカ議会の調査専門部門でアメリカ議会技術評価局(Office Of Technology Assessment)のことだそうです。OTAは数年ほど前からヘルス・プログラム(ガン問題調査委員会)を設けて、がんの非通常療法のことを調べているそうです。この非通常療法とは、食事、栄養、免疫、心理、精神療法などでがんを克服しようとする療法の事です。

OTAのレポートの中には、抗ガン剤ははたしてその使用を正当化するだけの根拠があるのか?という疑問もあり「現在のガン治療が少なくともアメリカ国立癌研究所(NSI)がいうほど効果がなく、がん療法(通常療法)には見るべき進歩が何もなかった」と、指摘されているらしいです。

他にも実験で3種の抗ガン剤を同時に与える組と2種の抗ガン剤をする組と1種類だけしか抗ガン剤をしない組での実験結果では、がんは3種類の抗がん剤をした組では、がんは一番小さくなったが、1番副作用もきつく1番寿命が短かったという驚く結果を教えてくださいました。

そこでがん治療には、ビタミン・ミネラル・アミノ酸・必須脂肪酸(オメガ3 オメガ6)・植物栄養物質などが必要となってくるのです。

他にも講演会でドイツ州立大学補完代替医療講師 坂井康起先生がタヒボの報告なども紹介してくださいました。アメリカでもコロイドヨードに注目していて、日本のコロイドヨードの質が良いこともわかりましたので、色々と勉強になりました。


 

ミトコンドリア博士西原 克成先生を取材

亀井先生に取材後、西原研究所西原 克成先生を取材させていただきました。

西原先生は、がん・アトピー・脳の病気などの原因は、血液がばい菌やウイルスや毒物を運んでなっていると解明したそうです。患者さんで赤ちゃんがアトピーで母親が潰瘍性大腸炎と緑内障の方で、玄米を食べられ、漢方を飲まれていた方がいらっしゃったそうです。

その方には玄米・漢方をやめてもらい治療をすると、赤ちゃんのアトピーが2?3週間で治り、母親の潰瘍性大腸炎と緑内障も治ったそうです。原因は、母親の腸のばい菌のため、母乳にも影響があり、子供がアトピーになっていると診断し、その原因とされるばい菌やウイルスに対して治療をするのです。

その際には共鳴装置(O-リング)を使って、自分の脳のミトコンドリアの電子伝達系の電気システムとそれと物質の共鳴をみればその場で原因がわかったり、有効なビフィズス因子・抗生物質・抗ウイルス剤が強く共鳴し、筋肉は緊張するそうです。

赤ちゃんへの母乳も2年は推奨されています。それは2歳でやっと離乳食を受け入れられる腸内環境が整うからだそうです。生後5ヶ月からで離乳食をはじめると腸内が大人型の大腸菌でいっぱいになり、これが吸収されて病気になりやすいそうです。

他にもおしゃぶりを4歳?5歳までは行ったほうが良いという事も教えて頂きました。それは、おしゃぶりをしていると鼻呼吸が習慣化される事からだそうです。

鼻呼吸をすると空気は鼻腔をとおり、次に4つの副鼻腔を通過して浄化・加湿され、ウイルスや細菌を撃退できるのですが、口呼吸ですとワルダイエル扁桃リンパ輪(わるだいえるへんとうりんぱりん)に直撃し、体温を下げてしまい常在性微生物が自動的に白血球内に取り込まれて、あちこちの器官や組織の細胞群に細胞内感染症を起こし病気がおこるそうです。

他にも冷たい飲みものは腸を冷やすので、42度まで温めて飲んだほうが良いなどを教えて頂きました。腸を冷やすことによっても腸のパイエル板から大腸菌などの常在性腸内細菌が白血球内にはいって、これらが血中をめぐり体中の細胞に細菌がばらまかれるからだそうです。(アトピーが治った!―5つの生活習慣を変えるときれいな肌が戻るからも引用)

他にも食事法や活性酸素などのことはどう思うかも質問してみたりしました。あっという間に取材時間は4時間にもなりました。

あらゆる病気の症例が豊富ですので、原因がわからない病気や病院で治らない病気などは西原先生のところではすぐに原因がわかり治せるんではないかと思いました。

西原研究所西原 克成先生について詳しくはこちら

取材の詳しい内容につきましてはNPO法人がん克服サポート研究会の希輝通信(きららつうしん)に掲載させていただく予定です。

勉強のために下の書籍なども社内に置いています。

顔と口腔の医学―生命と病気の謎をミトコンドリアと生体力学で解く

アトピーが治った!―5つの生活習慣を変えるときれいな肌が戻る

パニック障害、うつ病は腸のバイ菌が原因―マンガと図解でやさしくわかる


「口呼吸」をやめれば若くなる!

重力対応進化学―新しい医学・生命科学の黎明

医学博士亀井勉先生に取材

亀井先生は内科医でしたが、薬には副作用がある事に疑問を感じ代替療法に注目するようになったそうです。薬(化学物質)はもともと地球上になかった物質を作って薬にしているので、何年先かに思いがけない副作用がわかったりする事もあると考えられています。

血液脳関門で脳にその物質を入れて良いのか選別していますが、化学物質は選別できにくいですし、脳への影響もあるのではないかと思われているそうです。

自然の成分より、何かを加えたものであればまだ副作用は少ないのでが、自然のものでも附子(ぶし)という漢方薬でちょっと使うと細菌感染に効きますが、附子(トリカブト)は多く採りすぎると死んでしまいます。自然のものでも使い方を間違えると命に関わるものもあります。

癌治療の場合は、抗がん剤・放射線をすると腫瘍マーカーがさがったりしますが、正常細胞もやられてしまいますので、がん細胞のみをやっつけるビタミンC療法は正常細胞には影響がないので良いのではないかと思われているそうです。他にはエビデンス(検証結果・臨床結果)を国際英文紙に出ているものでタヒボなども良いとおっしゃっていました。

健康食品を選ぶ上ではエビデンス(検証結果・臨床結果)が国際英文紙に出ているかどうかも判断基準でもあり、使った人がどうなのか?という事も判断基準だそうです。

亀井先生が研究しているのは、精神神経内分泌免疫学で脳波を変化させる事だそうです。脳波に影響のある伝統的な事でヨガ・座禅などがありますが、きわめるまで時間がかかってしまいます。そこで簡易的にアルファ波・シータ波の増幅・強化を行える機械を共同研究しているとの事です。

アルファ波・シータ波の増幅を行うと、NK細胞・ヘルパーT細胞なども増幅され、免疫力をあげることができ、がんの進行をおくらせたり、早期であれば治る可能性があがるのです。

今では副作用のない健康増進法を目指しているとの事でした。日本がん・難病サポート協会でこれからもお会いすることもありますので、また脳波の機械についてもお聞きできたらと思っています。

メディアートクリニック前山和弘先生を取材

前山先生が病気の治療法として優れていると思われるのは、?自宅でできる?ひとりでできる?簡単にできる?副作用がない(あっても軽微)?コストが安いという事だそうです。

ゲルソン療法などの食事療法やサプリメントを飲まれている患者さんを見てきて、口から摂取できなくなればどういう療法をすればいいの?という問題も解決するためにいろんな治療法をされてきたそうです。

今では温熱療法(ハイーパーサミヤ療法)、水素注射療法、オゾン療法、ホメオパシー療法、フコイダン点滴療法、石油注射療法、コロイドヨード療法、二酸化塩素療法などをされているそうです。

フコイダンの点滴に関しましては、フコイダンの分子量が何十万という値なので、点滴用に分子量470で血液の中に入れれるフコイダンを開発されたそうです。前山先生は、患者さんに投与する前にはご自身で安全性の確認を行うそうです。

症例の写真の中で、50歳代の方で乳がんで表面に癌が20センチほど見える方がいらっしゃいました。その方には、ハイーパーサミヤ療法(マイクロ波)とフコイダンの点滴を週1回ほど行い1年で完治したそうです。ハイパーサーミヤの機械に関しましても学者と組んでオリジナルの商品を作られたのです。

それと、難病の方に良いと思われるのが、オゾンとコロイドミネラルヨードだそうです。オゾンは日本には美容で入ってきていて、世界で一番血液の中に入れれるドイツの機械を購入されたそうです。日本には2台しかないそうです。200CC血液の中にオゾンをいれるそうです。

オゾンを注入する前の血液の色

オゾンを血液に注入後に、コロイドミネラルヨードを入れたりされています。コロイドミネラルヨードは、肺がんの方には吸入してもらうそうです。飲用もあるそうです。コロイドミネラルの症例報告は、次の日に行われる第二回統合医療研修会でも発表して頂く予定となっています。

オゾンを注入後の血液の色

前山先生の治療方針で患者さんに選択肢がありますし、手術をしたければ、抗がん剤を併用されていても特にやめてもらったりはしていないという事だそうです。すぐに結果がでる療法を追求されています。

この日は前山先生のコロイドミネラルヨードを使った療法の噂を聞いて、海外からも視察にこられていました。

コロイドヨードとはヨウ素を水素と結合させることで有機化させ、コロイド状で水溶液の中に存在し、体内に取り込む経口できるヨウ素としての開発に初めて成功したものです。

取材の詳しい内容につきましてはNPO法人がん克服サポート研究会の希輝通信(きららつうしん)に掲載させていただく予定です。

 

第23回日本自律神経免疫療法研究会はすごい

第23回日本自律神経免疫療法研究会に取材・勉強目的で参加してきました。10時から開催され、3名の医師と1名の鍼灸整骨院の先生より症例報告がありました。その中で、ナガタクリニック長田 裕先生の症例報告の中で白血球中のリンパ球比率が60%超の事例がありました。

このような例は白血病例を除き、4000人以上の新患症例の中でこの2例だけ極めてまれなケースであるとお話されていました。2例ともクシャミが出やすい事と冷えだけが共通点であったそうです。一人の方は、リンパ球比率が高いのに交感神経優位症状が見られるとの事でした。

のちほど安保 徹先生がこの事例については、きめられた枠に入らない方が何人に1人かはいるとおっしゃっていました。

他にも芝山鍼灸整骨院の芝山 豊和先生のバセドウ氏病に対する無血刺絡療法と養生法で改善した例も発表され、理事長の福田 稔先生のお話もありました。

午後からは、安保 徹先生の特別講演が1時間あり、長田 裕先生の無血刺絡療法の治療手技の実技講習がありました。長田先生の実技はモデルの人に対して、実際にどの部分をするのかという事とその部分を行う事によって、痛みが軽減できるなどの効果や症例など説明がありました。

この研究会は、白血球、白血球中の顆粒球、リンパ球、単球の割合も見ながら、刺絡療法を行うというのが基本だとも思いましたが、葉子クリニックの内山葉子先生の腎腫瘍が消失した症例報告では、カウンセリング、食養生(酵素食)、サプリメント、ホメオパシー、高濃度ビタミンC点滴療法などを行っての報告でした。

他にも丹田式呼吸法をもちいた症例報告やレーザー刺絡、水和電子マット、森山式ゲルソン療法、BCG療法を用いた症例報告や以前に取材させて頂きました湯島清水坂クリニック宮島賢也先生の報告などもありました。

医者だけでなく鍼灸整骨院の先生の症例報告もありましたので、患者さんに教わり、患者さんをよく見て、その患者さんにあう治療・療法をし、治すことができれば地位など関係がないと思いました。

患者さんと関わる仕事をされている方には是非とも一度は参加してほしいと思う研究会でした。

取材の詳しい内容につきましてはNPO法人がん克服サポート研究会の希輝通信(きららつうしん)に掲載させていただく予定です。