農福連携を行っているウィズファームさんの所に見学に行きました。代表の森下さんが農業法人をするきっかけはひだまりという障害施設があり、地域に目を向けた時に農業が盛んな街でそんな中で農業の担い手不足の問題があり、そこにチャレンジしようという事で農業法人ウィズファームを立ち上げたそうなんです。
今では農地は2ヘクタール(20000平方メートル)あり、農地を借りていたり所有していたりしています。主にリンゴ栽培を行っていますが、柿・ブルーベリー・ぶどうなども育てています。標高が600メートルほどあり、りんごは寒暖差があると美味しくなると言われていて、この町ではりんごがとても美味しいのでさかんな町だそうです。
就労継続支援A型・B型の方が計15人いるそうです。その中で二人の方がリンゴの実は同じところに5つぐらいなるみたいですが、その中で良いものを1つ残して摘果(てきか)の作業を行っていました。従業員の方が見ていなくても脚立にのぼってとても手際よくされていました。
りんごは1反(1000平方メートル)から2トンほど収穫できるそうなのです。しかもリンゴ栽培の面積は大きく、農協に買い取ってもらう事なく各地のイベントやマルシェへ参加したり、高速道路のサービスエリアなど含めて直接販売したり、加工品にしたりして売り切るのです。
その際には利用者の方も一緒に販売するそうです。、令和元年11月に、ノウフクJASの認証を取得してからさらに知名度もあがり販売量も増えているそうです。
りんごの品種は、サンつがるは8月中旬から9月に収穫。シナノスイート・シナノゴールドは9月下旬?10月に収穫。サンふじは11月下旬から収穫で作業がしやすいように色々な品種を育てているのです。
他にも畑にも見学に行きました。そこでは利用者の方はかまをもち草刈りなどをみなさんでされていました。とても慣れた手つきでされていました。
飯田市では小麦を作っている農家さんがいないらくし畑では小麦にチャレンジするそうです。にんにくは契約栽培のためにすべて引き取てくれるらしいです。少し余っているとの事で私もニンニクを買わしてもらいました。
にんにくは無農薬で化学肥料を使わずに海洋ミネラルを使っているとの事。他にも有機農法を指導している方に何を作りたいのかを相談し、土壌診断をしてもらいソルゴとクロタラリアをすきこんで使い、鶏糞を使っているそうです。ジャガイモ、タマネギ、人参などを作ったそうです。
直行直帰で自転車で来てる方、施設から一緒に来る方など通勤の仕方は様々ですし、精神の方でも就労継続支援B型からA型に移行して、そこから勤務時間を延ばしながら社員を目指している方もいるそうなのです。仕事内容、時間によって収入は違うみたいです。
農業は細分化するとどこかで作業ができる所はあるとの事でした。それと利用者の方の工賃を高く支払うためにも販路開拓や新たな果樹や野菜にチャレンジする話はとても勉強になりました。