2014年もみなさまのご協力で11月15日に芋ほりをする事が出来ました。2014年は全く鶏糞・牛糞などの畜産堆肥を使う事なく、箕面ビールさんのご協力で麦カスを使う事が出来ました。
箕面ビールさんのご紹介で雑誌「スプラウト」の方に取材をして頂き、スプラウト2014年11月号に写真とコメントを掲載して頂けました。
Sprout (スプラウト) 2014年 11月号 [雑誌]
経緯としましては「生産者から加工業者が仕入れ、また生産者へ肥料などで還元する。地元で循環することで地元の産業も活気づくといいな」と箕面ビール大下社長の思いがあり、麦かすを分けて頂いているからです。
健康サポート専門店農園では麦かす以外には宇田先生から分けて頂いている塩、米ぬかなども使い無農薬・無化学肥料で野菜作りをしています。塩は適度に土にまけば、土壌菌が喜び活性化するそうです。
今までは麦かすと米ぬか・EM菌を発酵させるのに、カーペットなどをかけて堆肥場所に置いていましたが、土壌菌のすばらしさを宇田先生から改めて教わり、今ではすぐに畑の畝に麦カス・塩をまぜています。
土に混ぜるとすぐに白い菌が付着し、土もあたたかくなり発酵しています。
塩はオーストラリアで天日干しするだけの塩なので、ミネラルがたっぷりなそうです。家の塩としても使わさせて頂いています。
あと畑では高橋呑舟先生より不思議な力を持つアートテンを導入させて頂いているので、アートテン農法でもあります。
今年は、芋ほりに来て頂いた方に瓶詰にした人参の話をしました。
健康サポート専門店農園の人参と自然農法の人参と無農薬・無化学肥料だが鶏糞を使っている人参を切ったのを瓶詰にし、密封にした状態で人参がどのように変化するのかの比較してました。
自然農法の野菜は発酵していました。甘酸っぱいにおいです。健康サポート専門店農園の野菜は、さらに甘酸っぱいにおいで発酵しています。無農薬・無化学肥料でも鶏糞・牛糞は、甘酸っぱいにおいがほとんどないですし、これだけが違った匂いがします。腐敗しきっているというわけではないです。どちらかというと腐敗ぎみかな?という感じです。
左から健康サポート農園・自然農法人参・無農薬無化学肥料にんじん
味に関しましてはどれもおいしいですし、瓶詰にした時期はだいたい同じですが、種類も違うせいなのか、生命力が違うせいか、瓶の中の状態は全く違います。健康サポート農園と無農薬無化学肥料人参は色も似てますが、臭いは全く違います。
ほんと不思議なものです。会社に置いているのでいつでも臭えます。
何が言いたいかというと、体の中に入った時にどのような菌がよりつきやすく、体の中でどのような作用が期待できるのか?が瓶詰の実験と同じような結果に体内でもなりやすいのではと考えています。
畑のボランティアの方から聞いた話ですが、身内ががんになり、愛知県碧南市にある小澤(こざわ)医院に診察を受けに行ったそうです。その時に先生は鶏糞・牛糞を使った野菜はエネルギー値が低いからいくら無農薬・無化学肥料のものであってもお勧めしないそうです。先生はマクロビが基本でプラスアルファでサプリも使うそうです。
それと煙草でもアメリカンスピリッツ1ミリ・中南海の1ミリはエネルギー値が一般的な煙草よりエネルギー値が高いそうです。それは煙草の原料が無農薬だからではという話でした。
無農薬で2万個のレタスを作っている松宮さんも鶏糞・牛糞を使った野菜はエネルギー値は低いとおっしゃっていました。松宮さんも畜産堆肥を一切使わず、畑に塩をまき育てています。
芋ほりは大盛況で食べた方からとてもおいしい!楽しかった!普段は生野菜を食べないのに頂いた生野菜は食べてくれた!来年も芋ほりを呼んでほしい!などとても嬉しいお声を頂きました。
2015年は紅はるかを作付するつもりです。聞いた話では肥料が全くいらないそうで、しかもとっても甘いので試してみたいと思っています。また芋ほりができるように頑張りたいと思っています。
野菜の生命力はほんとうにすばらしいと思った1枚です。この写真は10月頃です。ズッキーニーの収穫は夏ですが、こぼれ種から土がないカーペットのうえで育っているのです。