野菜の育て方

自家菜園には、自然栽培農法で地中深くまで生きる為に栄養を探し、たくましく育っている野菜、生命力が強くて収穫できた時期はずれの野菜、無農薬ですので虫に食べられて穴があったりなどで見た目は悪いかもしれませんが、食べると本当にうまい野菜などが育っています。

私は、自然から生きているたくましさ、見た目では判断できない中身の味、寒くなればなるほど生きていく為に味がおいしくなっている野菜の姿をみると、日々色んな事を野菜たちからメッセージをもらっている気がします。

最近では、夏野菜のズッキーニなどが収穫できたのです。農家さんは、野菜を作って売るから、夏野菜は夏に作る、冬野菜は冬に作るので完全に畑をきれいにしてから、次の野菜の準備をすると思います。

だが私は、野菜を売ることでなく、野菜が元気に育っていればそのまま残して野菜の生命力、味などに興味があるのです。もちろんオーガニックキッチンレストランで使う為に野菜を作っているので、収穫も行える計画に基づいてです。

それと手間をかけない(ほったらかし農法or自然農法)でどこまでうまい野菜ができるのかもやってます。

私のほったらかし農法とは、野菜に虫がついてもそのままにしています。食べられるものは食べられるし、食べられない野菜はそのなかでも食べられないのです。同じ畝でも野菜の育ちが違うのです。不思議なもんです。

無肥料と有機発酵肥料と畑の場所によっても育て方も変えています。育ち方も違います。野菜の見た目は、葉物は穴があいていたりします。正直、見た目は悪いと思われるかもしれません。だが、味はうまいです。そして味の違いに敏感になりました。

それと、雑草を刈らないように黒マルチを敷いています。夏にマルチを敷かずに野菜を育てていて、雑草刈りに時間をかけたので、秋冬はマルチをかなり多用しました。そのため雑草の心配が必要ないので、ほったらかしにできます。

私はこのように野菜と関わっていますが、高槻の畑450坪を任しているパートナーは、私と違い畑はとってもきれいに整備されています。雑草はきれいに刈り取り、虫は見つけたら取り除き、葉物にはきれいに虫が入らないように不織布をかけたりして、毎日のように畑に出ては手入れを行っています。

何がベストな農法なのかは、何に重点をおくか?何が目的かで変わってくると思うし、正反対の野菜の育て方ですが、お互いが野菜作りを楽しんでいるのは間違いありません。

私は、野菜を作っていくことを通じて、「野菜作りは簡単なんだ!」「農薬を使わなくても育つんだ」「自分で食べるのを作ってみよう」など思っていただけたらと思います。

私も、病気を患っていたお客さんのお話に耳を傾けなかったら、無農薬・化学肥料なしの野菜作りは行っていませんでした。きっかけはどんな事にしろ、野菜作りは体も動かし、食べると健康的な気分にもなれるし、いまでは子供の為にも非常に良かったと思っています。

これからも、もっと多品種の野菜作りに挑戦し、野菜を知っていきその野菜を活かしてくれる方に依頼したり、互いに研究しあって、料理のレシピ作り・商品開発も行い、健康サポート専門店で紹介していけたらと思っています。

自然栽培農法実践での気付き

自然栽培農法を知ったのは、7月9日・10日に島根県で開催された
自然農法の勉強会でです。本当に無肥料で野菜が育つのかと疑問
に思っていました。すでに10年以上実践されている方のお話で、
野菜は元気よく育ち、しかも周りの畑が虫の害で悩まされていて
も、虫が寄り付かなかったとの事です。

今までは、有機肥料(発酵鶏糞とオガクズなど)を使い、農薬を
使わない農法で野菜を作ると、どうしても虫がよってきて穴だら
けになっていました。だから虫が寄ってくる野菜は、安心の象徴
だと思ったのですが、それが勉強会での話を聞いて少し私の解釈
が間違っていると思いました。

私は、その衝撃の事実を知り、1350坪借りている農園のうち200坪
ほど自然栽培農法を試しています。すると、本当に野菜が育ち、
虫に食べられているのが無農薬栽培の有機肥料の野菜より本当に
少なく、食べられていない箇所の方が多いぐらいなのです。

私は自然農法を知るきっかけをえて、恐る恐る試している自分を
分析してみると、いままでの固定概念ではありえないことをする事
は勇気がいると自分でも感じる事が出来ました。

そして、結果を得るにも時間がかかる。
貴重な時間をかけて「本当に体に良い野菜」を作るには何をすれば
良いのか?という自分への問いに対する信念と「おれにもできる」
という自信などを探しながら行っていたと思います。

未知の体験ですので、すべての畑を一気には自然農法に出来ません
でした。「もし収穫が出来なかったときには、半年間自家菜園レス
トランに野菜を持っていく事が出来なくなるのでは?」という事も
考え、全体の15%ほどしか試す事が出来なかったのです。

私にとってこの割合が勇気があるか?信念があるか?という問題
ではありません。挑戦したことで本当に新しい発見が出来、今後
はもっと自然栽培農法の割合を増やしたいという自信につながっ
た事が、私自身には大きな成果でした。

奥出雲葡萄園へ見学

モクモク手作りファームさん主催の「農村交流ネットワーク21」
で13時集合後、まずは島根県雲南市にある木次乳業さんの見学に
行きました。それから木次乳業の牛乳に使われるブラウン
スイスという1頭100万円もする乳牛の見学に行きました。山間部で
育てられている乳牛は放し飼いです。とっても健康的です。

次に木次乳業さんの関連会社の奥出雲葡萄園に行きました。
奥出雲葡のワインはオーガニックキッチンアクアでドリンク
メニューにありますので知っていましたが、見学に行くとは思って
もいませんでした。

このワインの原料となる葡萄は、無農薬・無肥料だそうです。
こだわりが一貫しています。このように生産現場を見たり聞いたり
すると、どれだけ手間がかかっていて、ワイン1本つくるのに
こだわりがあるのかを確認できたのでいい機会でした。

奥出雲葡萄園

自然農法の勉強会 in島根県

7月9日・10日は島根県での自然農法の勉強会でした。
朝6時に大阪を出発して10時頃に勉強会の近くの出雲大社につきま
した。初めて参拝できました。

勉強会は、13時からでした。
自然農法とは、畑で生える雑草以外には肥料として使わず、畑の土
の力と太陽の力、月の力、地球の地熱エネルギーを利用した農法な
のです。要するに畑以外から出来る動物性の堆肥も使う事もないで
すし、山林にある腐葉土を使う事もありません。

畑の土は、育てる野菜によって土の性質が順応する事ができ、
すばらしい力があるという事でもあるのです。勉強会の講師は、
成田生産組合高橋さんです。自然農法ですばらしい野菜が育てられ
る事ができたという実践談です。すでに何十年も実践されていて、
自然農法をしていると、土の性質が変わり雑草が生えてこないし、
連作はすればするほど良いという今までの常識では考えれない講義
でした。

しかも野菜は腐らず、自然発酵するか枯れるのです。虫も全く寄せ
付けないそうです。私は、安全な野菜は虫が野菜を食べるものと
信じていました。だが、違ったのです。そして野菜の葉の色は濃い
緑ではなく、薄い緑色なのです。写真では、大根の葉を見ました。
きれいな葉の形です。

まず自然農法をするには、土の中の肥毒を抜くことから始まるので
す。その為には、まず畑の状態を知ることからです。それは土を掘
り、土の層を観察する事から始めます。土を掘り、温度を測ります。
そして、地熱のとおりもみる事ができます。
土の測定

そして対策です。肥毒を抜くには根を張る作物をうえます。どの
作物を植えるかは自由です。イネ科・ソルゴー(緑肥作物)などで
す。根が肥毒を吸い上げてくれます。それからがエネルギーを通す
為に畑の観察と自然との調和の始まりです。自然農法ができるまで
には何年かかるかは畑の肥毒の状態にもよるそうです。

畑の土に対して例えば化学肥料は西洋医学的治療のようなもので
即効性があります。有機肥料は漢方薬的治療でじわじわ効いてきま
す。土から肥毒を抜くには、化学肥料のみを使っている方が、肥毒
と土の層の分かれ目がはっきりしている事から肥毒を抜くことが、
有機肥料での肥毒を抜くことより容易なそうなんです。

この会に参加して勉強以外にもとても良かったのが、とても熱心な
参加者の方と交流できたのがとても良かったです。なかには定年退
職後に50町の畑をされている方、自然農法で柿を始めている方・
家庭菜園をされている方・葡萄を作られている方、すでに15年ほど
行っている方、ハウス栽培で水耕栽培されている方など実践農家
さんの話はとても参考になりました。

私は新たに畑を450坪箕面市でかりる事が出来ましたので、秋冬の
作物から早速試すつもりです。1年目にして計1350坪の挑戦です。
やるからには自家菜園の野菜が一番健康によいと自信を持って言え
る、生命あふれる野菜を作りたいと思っています。勉強会は10日の
11時半に終了しましたので、次に同じ島根県で行われる農村ネット
の交流会に行く為に向かいました。

自然の野菜は腐らない?!

野菜の仕入れなどを調べていると「自然の野菜は腐らない」という
書籍を知りました。誰が出しているのか調べてみると、
ナチュラル・ハーモニーさんの代表の方が出版されていましたので
資料を請求してみました。

自然の野菜とは、自然栽培農法の事で動物性の肥料及び肥料を使わ
ない農法なのです。何を肥料として使うかと言いますと、その畑か
ら採れる野菜クズ、雑草など畑から出る植物類のみなのです。

もう信じれませんでした。私は、鶏糞・牛糞などは使う物だと思い
込んでいました。実際に私達の畑も発酵鶏糞を使っています。
どうしても話を聞きたかったので、東京の本社にお伺いし商品の広報
の方より色々とお聞きする事ができました。
その時に、自然栽培と有機栽培と一般で売られている野菜を観察した
実験の話を聞きました。

すると、有機栽培と一般で売られている野菜は腐るのですが、自然栽培
された野菜は枯れるそうなんです。しかも発酵する事もあるそうなん
です。そしてびっくりした事は、一般で売られている野菜と有機栽培
では有機栽培の野菜の方が腐るのが早かったそうなんです。

あくまでも聞いた話なので検証をしてみないと何とも言えませんが、
腐らずに枯れるか発酵するというのはどんなエネルギーのある野菜
なのかと、自然栽培された野菜に興味が惹かれました。
その話だけで、一つの畑で試してみたいと思いまいた。

ちょうど、島根県で自然栽培をされてきた方の講演が7月9・10日にある
事も教えてくださいました。場所と開催予定日にもびっくりしました。

すでに7月10日?12日まで島根県に農家の方が集まる会に参加の申し込
みをしていて、ちょうどその時には同じ島根県にいるからです。

本当に偶然です。これは偶然でなく必然だ!とかってに思い込み、
何かがあると思いました。自然栽培の講演の参加者の空きも1つあり
ましたので、申し込みをしました。

またまた楽しみが増えました。