話を聞きに

箱の組み立て・タオルの封入作業、タグとの取り付けなどの仕事を請け負い、作業の内容で単価の違う仕事を働きに来る方に仕事を依頼している会社に話を聞きに行きました。

今までに見学に行った就労継続支援B型・生活介護事業所で行っている作業と似ていますし、会社は仕事をもらうために営業を行い、仕事の請負を行っているのでとても興味がありました。

その事業所では、すきま時間を活用する主婦が中心だそうです。しかも70歳代の方も仕事をされていて、家にいるより仕事をする方が良いらしいとの事です。

出勤の内容なども聞くと、だいたい9時?12時の方が多いので、10時半には休憩のためにお茶を用意したりして、快く仕事ができるようにしているとの事です。あくまでも自由出勤で、急に休むのもOKで何も言わない。しかもお子さんのいる方が多いので、春休み・夏休み・冬休みはほぼ休まれるとの事です。

その中でどのように納期を守り、企業との約束をはたしながら、仕事を請け負い続けれるのか?を聞いてみました。

教えてくれた事は「みんなの融通を聞いて、困ったときには助けてもらっている」との事です。みんなが休んでいるときや作業所にきて周りの仕事の進み具合などが気になる方のために自宅まで、仕事を運んだりして配達まで行っているのです。もちろん配達料は無料です。

ここの会社は企業から仕事を請け負う際も、自社のトラックで引き取りに行くとの事です。トラックで引き取りに行くことで、仕事を発注してくれる会社は、運送費を払わずに済むので助かりますし、急な仕事などの融通もきいてとても喜ばれるとの事です。

仕事を引き受けて赤字の時もあったと、だがそれが続いたりすると、困るのでその時ははっきりと交渉させてもらっているとの事です。お互いが歩み寄りその積み重ねが信用を得る事になり、定期的に仕事がもらえるようになったとの事でした。

仕事先の事を考えトラックを用意したり、手伝ってくれる方のために仕事を自宅まで運んだりして相手の事を考える取り組みがすごい!と思いました。

1つの作業単価で2・5円から20円と作業単価は様々ですが、時には急な以来の時で1つの作業単価が高い時には、出来高でなく時給で換算して作業代を渡したりして、手伝ってくる方の収入があがる事を考えて、仕事をまわしているのです。求人も数年前にかけて以来、紹介で人が集まっているらしく成り立っているとの事です。

このような経営者のいろんな配慮があったりするから、この会社は10年以上も存続できるんだと勉強になりました。

今年になり障がい者のグループホーム事業の説明会を3か所で行い、その中の意見の中で儲けのためにやるんだろ?などという意見もありますが、私はどんな事も一生懸命に向き合わないと、儲からないと思っています。

継続的に会社が存続できるのは、喜んでくれるお客さんがいるからです。時代とともに求められる事が変わりますし、同じような会社はたくさん出てきます。その中で支持される為にも、会社は常に勉強し、何が喜ばれるのかを考えます。その積み重ねにより、はじめて儲けができると思っています。

そして儲けたお金を未来の為を思って投資する事で会社の新たな挑戦がはじまり、さらなるサービス向上のために勉強することになり、新たな喜びのきっかけになると考えています。

今年になり毎週木曜日は勉強会を3時間ほど行っています。一方的なインプットでなく、その時にどのように考え、どのように進めていくのか?など振り返りも含めて考えてもらっています。なんでもそうですが、問題を解決する特効薬はありません。積み上げていきスキルを身につけ、目指すところが同じ方向であれば、みんなの力で乗り越えていけると思っています。

私達のサービスの中でどんな事でも良いのでなんなりとご感想などいただけますと、私達の励みになったり、努力するきっかけにもなりますので、お気軽にお問い合わせ頂けたらと思います。


今回とっても良いお話を聞けて気分もよく、近くに美味しいお店があるとお聞きしていたので、吹田市にある松竹堂にフルーツ餅をスタッフにお土産で買って帰りました。普段はこんな事をしないのでかなりびっくりしていましたが、美味しいとみんなが喜んでくれました。知るきっかけはどこからくるのかわからないので面白いですね。

やり直せるなら

整理していると、昔に写真をとった良い言葉があったので紹介します。

もし、子育てをやり直せるなら、
家よりもまず、子どもの自尊心を築き上げます。

間違いを直そうとばかりしないで、
子どもともっと心を通わせます。

時間ばかり気にしないで、
子どもの成長を見つめます。

知識ばかりを詰め込もうとしないで、
心を思いやりでいっばいにします。

もっとハイキングに行って、
広い野原で、子どもと一緒にたこ上げをします。

深刻ぶるのはやめて、
子どもと夢中になって遊びます。

広い野原を一緒に駆けまわって、
空いっぱいの星をじっと眺めます

意地を張らないで、
子供をもっと抱きしめます。

目先のことだけにとらわれないで、
もっと長い目で子供を育てるようにします。

うるさいことばかり言わないで、
もっと子供をほめてあげます。

そして、成功や権力を追い求めるのではなく、
愛の力のすばらしさを子供に教えます。

「子育てをやり直せるなら」ダイアン・ルーマンズ

この文章を見ると、子供から抱っこしてと言われて離さないので長いとか言っていましたが、今のうちですね。土曜日は畑、今日は会社で仕事して、夜は説明会。子供と接する機会が少ないですし、時間ばかりを気にしているのが現状です。

ある日、子供がマラソン大会のリハーサルで4番。
そこから子供が走りたいと言った時には、子供と一緒に公園に行ってタイムをはかって記録をとり、そして本番を想定して走るために、子供達は学校の外周を走り、タイムをはかって練習して、勝つために1周タイムを意識したり、口での呼吸でなくあえてしんどい鼻で呼吸をする事を教えていました。

マラソン大会の当日「何番になってもいい!」と弱気だったので、1番になるために練習したんやろ!

結果、とってもよく頑張った内容で〇位でよく顔晴った!練習の成果やと!喜びました。何位と書かないでと言われたので書きませんが、二人とも最高の結果でした。

私が教えれる事は、みんなも練習しているし、練習しないと勝てないし、口だけで勝てるなどそんな甘い事はないという事。

他にも大多数の人が反対しているから信念を曲げたり、正しい事を曲げたりする事、要領よく受け入れてくれる場所を探し、そこで反対されずに行うことが正しいことなのか?仕事を通じて在り方を教えれたらとも思っています。

過去はやり直すことはできないので、今からでも何を大事にするのかを考え、あとから来る人・未来の子供達に残せれたらと思います。


土曜日はスタッフが玉ねぎに米ぬかまきを手伝ってくれました!家族及び仲間達で玉ねぎが育つのを楽しみにしています。

やさしさ通心

「やさしさ通心」心に栄養補給を!【永久保存版】を読みながら久しぶりに泣きました。やさしさを日本中にという事で、感動する話を集めて、小冊子になっています。編著の田畑 均(たばたひとし)さんはモットーとして、「”希望”今日という日は、残りの人生の最初の日である」としています。

好きな言葉として
1、口は、人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう!
2、耳は、人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう!
3、目は、人の良いところを見るために使おう!
4、手足は、人を助けるために使おう!
5、心は、人の痛みがわかるために使おう!
と5つの誓いが紹介されています。

嬉しいとき、悲しいとき、そして他人に同情したときに、人は涙を流しますが、生物学的にみると、人間しかできないとてもすごいことらしいのです。「ストレス状態」、脳の交感神経の緊張が非常に高まっている状態からリラックス状態の副交感神経優位に変える方法が、「情動の涙を流す」事であり、ストレス解消には笑いより涙、心に栄養補給をと考えられています。

この本を読む前に感動していつ頃なきそうになったか思い出すと、今年の1月19日のグループホームの開設にあたっての意見交換会で、障害者の会の方より事業者にもがんばってほしい!と言われた時です。

今までストレスがたまる、しんどいなど思ったことはありません。自分で毎日瞑想したり、自力運動療法・ストレッチなどして自分の体にも向き合っていますし、自分がやりたいと思う事だけを行っているので、ストレスがないのかもしれません。

涙を流すとスッキリするというより、その感動する出来事に触れる事が人間のたくましさを知るきっかけであったり、人へのやさしさを知ることで自分をあらためる・見直す良い機会だと思いました。

畑では、私達は箕面ビールさんから分けてもらった麦かすを毎週まいていますので、一般的な鶏糞・牛糞・化学肥料を使う農業に比べて、10倍以上は労力を使って農作業を行っています。そして無農薬で除草剤を使っていないので、野菜の成長の違いや虫に食べられながらも生きているというたくましさを感じる事が出来ます。


雑草の中から玉ねぎ苗を掘り出し定植!

害虫に薬、雑草というやっかいなものに除草剤、利益だけを考えてこだわりを捨て、労力を減らす方向で考える事はしてないのです。

ようやく玉ねぎに1回目の米ぬか2畝撒く事ができ、いまで計3畝です。米ぬかは玉ねぎの甘さの秘訣だと思っています。そして、今回はタヒボの茶殻を全畝にふんだんにまいたので、ミネラルたっぷりであります。しかも300キロ以上離れたところまで軽トラいっぱいに詰め込み、往復6時間以上かけて取りに行きます。

人に喜んでもらおう思ってする事に楽なことはありません。そこに未来のためになどの思いがなければ続きません。

ここまでの道のりもみなさんとの関わりの中で、ようやく実現した事で誰も簡単にお金を払ったからとか勉強したからと言って簡単に真似することが出来ないと思います。

私もグループホームに関しては、勉強中で先輩事業者に何度も聞いたり、偶然にどんな患者も引き受ける精神病棟に努めている看護師に聞くことが出来たりして、とてもありがたい状況でもあります。

未来に何を残すことができるのか?やさしさ通心みたいに何かのお役に立てればと思っています。住所を見ると大阪の方です。近くなので是非とも会って頂けるのであれば会ってみたいと思います。やさしさ通信は、フジ住宅の方から頂きました。非売品みたいです。「やさしさ通心」で検索していただければと思います。いろんなご縁はどこからあるかわ分からない面白さが今週はありました。

見直す機会

年末に30名ほどのメンバーに匿名で30の質問を行い、会社でのやりがい、目的、環境などを質問した事について、見直してどのようにしていくのか?を私以外の3人に伝えました。今までは一人に任せていたのですが、今後は3人ですり合わせてもらい、サブリーダーに伝えて、一人でも多くのスタッフに自立した組織運営を任せれるように一人の受け手での解釈だけでなくすり合わせたうえで伝えて、指導をしてもらう方法に変えました。

その説明の際に、1日の行動を分析してもらい、目標に近づけるのか?も考えてもらい、周りにもそれはどう思うのか?も他人の意見も聞いてもらい、私以外の客観的な話も聞きながら見直しを行いました。

その人は、その仕事が必要と思っていても、分析すると切り離す事が出来ます。それは、いつまでに任せるのか?どうしてなのか?も伝えたり考えてもらいながらすすめます。

いくらPDCAを任せても、そこに新たな視点がないと上手く改善が進まないですし、常に知能の移植を意識してないと、なかなか進まないと思いました。

グループホームの意見交換会を今週は新たな場所の2カ所でさせてもらい、そこでも想定外の質問がありました。建築協定から地区計画の流れや住宅地の境目で違う区画での今までの出来事、戸建専用住宅という解釈、違う事業者のお客様への説明への想定、実際の支援計画などより具体的な話の要望などがありました。

やはり色んな方の見方があるから全く想定できない意見があったので、私からしたら経験・勉強不足とも言えます。これをまだ認定ももらってないのでわかりませんでは、みなさんは納得しないも当然でありますし、説明会をして意見をもらい勉強をさせてもらっているのが現状です。

今日の説明会の時に偶然に以前に人をご紹介してくださった方が来ていました。その方も住み始めたときは住民に受け入れてもらえない思いをされ、受けれいてもらえるように色んな役員をされてて、何十年になる方でそのかたが「回数を重ねて説明したらきっといつか理解してくれる。みんな色々と言うけど悪い人はいない」と、熱意がないと、この境地にはいけないし、やり遂げてきた方なので納得しました。

私は事業計画としていつまでにしたい!とかありますが、地域に新しい者が住むという事!いろんな人の考えであったり、箕面市の西部・中部にはグループホームがあるけど東部には一つもないのは、地域にまだ根付きもしないので、住民の方からのいろんな意見は当然なのかもしれないのです。

グループホームは利用を考えている方が、家から離れて違う場所に住み、自分達が他の住民と関わりだす第一歩です。精神・知的の障害のある方には、どうしても今までの報道によるイメージや薬では押されきれない部分が100%あるのではないのか?という懸念がありますが、差別ではないかという以外に現状や対策などもどのようにされているのか?も知る良い機会なので、また違うグループホームの見学に行き、確認できたらと考えています。


キャベツが右に雑草の中にうまっています。

私の最初の仕事は、がんの方と接する仕事で私自身、癌にはなった事がありません。どうして始めたのですか?と昔はよく聞かれていたのですが、単純に喜ばれる仕事がしたかった!そして自信をもってお勧めできる事をしたかった!ただそれだけだったのです。それからは何人もの方を病室で見たり、亡くなった方達の残してきた言葉を思い出し、私が代わりに出来たらと思い行ってきました。

障害者のグループホームもここまですんなり行かないのも本当に社会に貢献できる事がしたいのか?と試されているのかも知れません。またご報告できればと思います。

久しぶりに畑に行くと、雑草の中からキャベツが出てきました。キャベツは農薬をしないと虫がたべて穴だらけになります。無農薬で育てているので、最初は穴だらけですが、最後にはキャベツの成長により、立派な野菜が出来上がります。

野菜を育てていると改めてしっかりと根を張り、生きる事がすごい事を感じます。息子と娘にじゃがいもを掘ってもらうのを手伝ってもらいました。そして上空から初めて撮影してみました。新たな視点は面白い。

グループホームに対しての意見交換会

グループホームの開設に向けて今までに2回の住民説明会を行い、箕面市の障害福祉課や広域福祉課が当社は参加せずに住民への聞き取りと説明を1度行われました。

今回は、保険福祉苦情調整専門員の学識経験者と弁護士の方も箕面市がお招きして、箕面市が主催で意見交換会が行われました。

知的・精神の障害者のグループホームの運営を行っている代表の方のお話で、グループホームで生活しようとする方は、地域で暮らしていけるような方で、治療が必要な方は病院で治療を行い、退院してからとなる。入居者の方はフレンドリーな方が多いので、来てお話して頂いても良いですとの事でした。

それと、お隣さんの苦情によってコミュニケーションが生まれて関係性が気付けるようになったとの事でした。苦情や意見もコミュニケーションのきっかけであるとの事でした。知的障害者だからと言って、全員が大きな声を出したり、追いかけたりしたりするわけではない。グループホーム外でのフォローはグループホームだけが行き帰りの支援をするのでなく、生活介護施設や就労施設でも行き帰りのフォローを行うとの事でした。

学識経験者の方からは、「一人一人の個性なのでそれを周りの住民が寛容できるかも大きな課題である」との事でした。

グループホームは入居者からしたら施設でなく家である。との意見から弁護士から法律の面からお聞きした事は、「誰がどこに住もうが自由で、居住・移転の自由があります。近所に住むから出て行ってくれとは基本的には言えない。閑静な住宅地であってその環境が損なわれるからと言って人を追い出す事はできない。意見を交えて理解を深めていくのが望ましいとの事でした。」

閑静な住宅街でゆずるバスが通るところは、障害者の方も便利であり、その家族もバスを利用できるのでとても便利である。そしてグループホームをするのであれば一生やってほしいというのが望みであると教えてくださいました。なので住民がどうして色々な意見を言うのかも真摯に受け止めてほしいとの事でした。

そして内海議員の話の中で、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律案に対する附帯決議の中の紹介がありました。衆議院内閣委員会(平成25年5月29日)の第5で
「国及び地方公共団体において、グループホームやケアホーム等を含む、
障害者関連施設の認可等に際して周辺住民の同意を求めないことを徹底す
るとともに、住民の理解を得るために積極的な啓発活動を行うこと。」

意見交換会以外でも箕面市議会 令和元年第4回定例会12月18日(水曜日)本会議(第2日)で内海辰郷議員が動画配信の4時間20分17秒ぐらいから30分ほど施設コンフリクトの解消について一般質問をしています。

動画配信のページはこちら
→https://www.youtube.com/watch?v=PJkWpHkT3s8

障害者基本法(昭和四十五年五月二十一日法律第八十四号)の中の第三条(地域社会における共生等)の中に
1、全て障害者は、社会を構成する一員として社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会が確保されること。
2、全て障害者は、可能な限り、どこで誰と生活するかについての選択の機会が確保され、地域社会において他の人々と共生することを妨げられないこと。
ともあるのです。

認知症のグループホームでは利用者・地域住民や職員で2か月に1回、運営推進会議を行うとの事でした。だが、障害者のグループホームではそのようなルールがないとの事でしたが、事業所の中には餅つきなどをする時に地域住民の方と交流したり、就労支援B型事業所を展開している事業所もお隣さんが高齢者なのでお弁当をお渡ししたりして、コミュニケーションをとりながら地道に理解をして頂く努力をされている事も、会が終わってからお聞きする事も出来ました。

午後からは、別の場所で生活介護事業所の開設に関する説明会に参加しました。開設にあたってどんな意見があるのか?どのような認識なのかを知りたかったからです。ここでも内海議員は参加されていて、発言をされていました。熱い思いをとても感じますし、はっきりとした意見や議会での事なども話されていたので、とてもわかりやすいと思いました。

私もグループホームをはじめるにあたって色んなご指摘や順序が違うなどのご意見もありましたが、過去はどうしても変えれないと思っています。開き直るとかでなく知らない事は勉強して見方も学び、未来を変えるために色んな事業所の見学や意見を参考に学んだ事をお話して、理解を深めあえる事だけを今は考えています。

当社が主催した説明会2回と箕面市が主催した聞き取りと意見交換会2回を行いましたが、当社が主催する3回目の説明会の開催も考えてますし、他の2か所でも開設できるように並行して今は動いています。賃貸や売買は他の方が手を挙げられたら、今までの住民の方と話合いで上手くいっても開設に至らなくなりますが、啓蒙活動だと思い、しっかりと向き合っていけたらと思います。