Bean to Bar(ビーントゥバー)

今年の7月末にカンボジアに行く前にカンボジアのカカオ豆の農園を行い、チョコレートを製造している名古屋のチョコリコ(choco rico)さんに電話をしたことがありました。

とっても食べたいと思っていたので、名古屋のお店でチョコレートを買ってきてもらった際に神戸のフェリシモのイベントで店舗出店するという情報を聞き、行ってきました。



カンボジア国内にはいまだ600万個もの地雷や不発弾が埋まっていると言われ、内戦終結から40年以上経った今でも、年間100人近くの人が地雷の被害にあっているそうなのです。地雷被害にあった人や貧困層に少しでも貢献し、教育を受けて自らの力で切り開いていけるような貢献や支援ができたらという思いがあり、チョコレートでみんなを笑顔に。カカオで世界を幸せに。をかかげ運営を行っているのです。

なのでカンボジアで自社農園もはじめられ5-6へくたーるまで(1ヘクタール10,000平米)増やす予定があるそうです。種から苗木にするまで約8カ月、さらに収穫するまで2年ほどかかるみたいです。

チョコレートの製造も初めてだそうですが、どうやったら美味しくなるのかを何度もテストした結果、混ぜてねる時間から熟成期間、どの素材との組み合わせが良いのかなどを試した結果での商品とのことでした。すべての商品のこだわりがありすぎてたくさん買ってしまいました。



カカオ100、86、72を食べて見たのですが、100でカカオの素材本来の味がわかります。へんな苦みはなく、まろやかです。86になるとカンボジアのバームシュガーのみが入っていて、とっても食べやすくなります。

カンボジアのバームシュガーは、15~30mの高さのヤシの木に登り花序から採取する蜜で作られる無添加の天然パームシュガーを使っているのです。

イベントに行ったときには、数年前からのチョコリコのファンの方から色々とお話もお聞きし、その方も大阪の方なのですがBean to Bar(ビーントゥバー)で検索して、名古屋のお店まで買いに行ったことがきっかけと教えてくださいました。

そしてカカオ豆の生産から一貫してチョコレートを作っているのはすごい珍しく、他のお店は輸入したり、業者からカカオ豆を仕入れて製造しているところが多いのです。

現地の方よりダイレクトトレードを行い、通常の4倍以上の値段で買い取っているので、歩留まりが99%で1%ほどのロスがあるとの事でありえない数字でした。通常は20~30%ぐらいは使えない豆や何かが混じっているので、よっぽどの信頼関係で成り立っていると思いました。

フェアトレード認証を取らないのも色々なお金がかかるみたいで、そのようなお金などはカンボジアの方から買う金額にまわして少しでも貢献したいという思いを強く感じました。誰がどのように製造しているのかわかる素材を使い、チョコレートを作っているのでとっても安心して食べられるチョコレートだと思いました。

話を聞いていると良いな!私もチャレンジしたいと思いました。