「自分の道を信じる挑戦者達」シリーズに、紳士・婦人服を10店舗
経営している㈱あさひやの小椋会長の事を掲載したいと思い、お話を
お伺いしに行きました。
小椋会長は、18歳から仕事を始められ、住職の息子さんと一緒に
地域の子供たちの為に、ボーイスカウトを20歳から40歳までの
20年間続けられ、ボアランティアでする事がとても大きく役に
立ったと教えてくださいました。
ボーイスカウトはお金をもらってやるものではないし、子供達も
お金を払って来ていたわけではないので、
「約束を守らなければいけない」、「必ず来ないといけない」
などの義務もなく、すぐに来なくなってしまうのです。
しかし、自然体で子供達の心に向き合う事が出来たし、一緒に
楽しく学ぶ事を常に考えていたとの事でした。
その結果、子供の数も口コミにより70人を越えるまでになった
そうです。
その教え子と友達がお店に遊びに来るようになり、5年後には
小椋会長(㈱あさひや)のもとで社員となり、さらに店長となり、
あさひやの社長にまでなられたそうです。
しかも現在のあさひや社長の親友が、東京の服飾関係の会社に
勤めている事を聞いて、小椋会長は夫婦で、転勤先の仙台まで
会いに行き、そこで話した事がきっかけとなり、ショッピング
モールに出店している店舗の店長を任されたそうです。
小椋会長の取材中に教えていただいた「道は近きにある」という
言葉がありました。
その言葉どおり、身近な方を大事にしてきた事で、これまでの経緯
があったのだと、とても説得力がありました。
そして、もうひとつ印象に残った言葉は、「相手の事を信じきる」
という言葉でした。「相手の事を信じきって話をする。」、
「相手の存在を受け入れる。」、「相手の心に話しかけるんだ。」
と教えていただきました。
「道は近きにある」、「相手の事を信じきる」これを実践してこられ
た小椋会長は、出会った方の心に問いかけ、人を信じきって任せる事
により、一つ一つを実現してこられたすばらしい実業家だと強く感じ
ました。